どうしたって嫌われないペンギンに学ぶ (コウテイペンギン編)
コウテイペンギンのイクメンぶりには、
目を見張るものがあります。
私がワンオペ育児をしていた20数年前に
コウテイペンギンの爪の垢を煎じて
夫に飲ませればよかったと悔やまれ…
あれっ、ペンギンって爪あったっけ?
と思い、調べてみましたら、
中に血管が通っていて、
爪切りしすぎると出血するらしい
長くて細い爪がありました。
垢はとりにくそうです。
ペンギンの人気種類ランキング、
堂々の第1位 コウテイペンギン(49.1%) 、
もちろん私も大好きで、
私の好きなペンギン、堂々の第2位です。
数百羽~数千羽のコウテイペンギンが
協力しあって過酷な極寒を生き抜く姿は、
NHKなどでたまに放映されてますので、
よくご存知の方も多いと思います。
地球上で最も寒い南極の冬を越えるため、
メスは1個の卵を産むとオスにそれを預け、
海までエサを獲りに60〜120日くらい、
約80〜100キロにもおよぶ旅に出ます。
卵を受け取ったオスは厳しいブリザードの中、
密集して大きな円陣(ハドル)を作り、
ギュッと体をくっつけあって暖めあいながら
足元の卵を守ります。
ハドルではブリザードの防壁となっている
円の外側のペンギンが凍死しないように、
常にローテンションを繰り返しながら
外側から内側へと入れ替わっていきます。
この代わりばんこ精神、
ぜひ見習いたいものです。
ハドル内でバトルがない…
あ、すみません、
下手なラッパーが韻を踏んだような
つまらないこと書いてしまいました。
映像を見る限り順番をズルしたりする
不届きペンギンはいませんでしたが、
もしかしたら教育上悪いのでカットされた
かもしれません。NHKですからね。
オスはメスが狩りから戻るまで
飲まず食わずで卵を守ります。
長い時で120日ほど絶食しているのに、
生まれてくる赤ちゃんのための最初の食事を
残しておきます。
強い精神力です。
私のようにちょっとつまみ食いすることなど
ないのでしょうか。
そして厳しい冬を越えて生き残れると、
卵がわれてヒナが頭を出し、
父ペンギンが必死で守った最初の食事を
食べます。
あの動物界一かわいいコウテイペンギンの
赤ちゃん誕生です。
その後、メスが長い長い旅から戻ると、
胃に貯めた食べ物をヒナに与えます。
やっとここで子育て交代です。
この頃にはオスの体重は半分ほどにまで
減っているそうです。
泣けてきませんか?
ハドルでの協調性、忍耐力、愛情深さ、
それに引きかえ私の半生は…
と思いませんか?
私は録画してあるこの映像をたまに観て、
驚き、感動し、反省し、
これからの人生に活かそうと思っています。
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