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#編集 #ライター 記事まとめ

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編集、ライター、コンテンツ、メディアなどに関する記事をまとめていきます。
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2019年5月の記事一覧

三島由紀夫VS東大全共闘 伝説討論会を文字に起こしました

戦後の日本を代表する作家 三島由紀夫。 自衛隊の駐屯地で 割腹自殺を遂げる 1年半前の1969年5月。 三島由紀夫は ある討論会に出席しました。 その討論の相手は… 「東大全共闘」です。 天皇主義者でありつつ 戦後の天皇制には 批判的だった三島と 過激な学生運動をリードした 東大全共闘。 「極右」と「極左」 両者による 伝説的な討論会の 一部を収めたフィルムが TBSの倉庫に眠っていました。 (NEWS23 2019年5月16日放送) 東京大学駒場キャンパス。

なぜ文芸メディアじゃないWEBメディアで「文学」をするのか?──多数派じゃないと生きられないわたしたち

 ライターを職業としてはじめてまだ日は浅いけれど、そのなかで痛感したことがある。それは、「WEBを主戦場とするライター」は文章そのものだけで業界を生き抜いているというひとがまずいないということだった。  もちろん、文章のクオリティは技術だけじゃなく経験や感覚に裏付けられるところもあるけれど、ぼくが言いたいのはそういうことじゃない。書き手を効果的にキャラクター化するプロモーション力とか、そういう文章の外部の重要度が非常に高いという話であり、その評価の基準となる原稿料も「PV」と

Twitterのトップにツイートが掲載されたのでインプレッションや考察をまとめた

よく行くサロンで「スタッフ保護のため、全員ビジネスネームを使うことになったんです(大意)」と言われた体験をつぶやいてみたら、多くの方から反応をいただきました。 仕事でSNSの運用もしていますが、個人アカウントに関してはあんまり拡散やフォロワーを増やす狙いでのPOSTはしていません。だっておのおの好き勝手に自我を呟くのがインターネットでしょ? って感じでフォロワー5300人くらいで細々とやっています。 データサイエンティストでもなんでもない素人ですが、簡単に結果をまとめて

ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。

ぼくは作品が有名になってほしいとおもったことはあるけど、自分自身がタレントや文化人のように有名になりたいとおもったことは一度もない。講演会やイベントなど人前は苦手だし、取材などで写真を撮られるのも苦手だ。撮られる側になってみてわかったことだけど、写真を撮られるのというのはストレスだ。 それでも病気になってから“有名にならなければいけない。”とおもうようになった。有名になって女性にモテたいとか、お金を稼ぎたいとか、名声がほしいとか、健康な人が考えつくような欲のために有名に

ご質問にお答えします!『葛藤を描くコツは?』

脚本家志望の方から、こちらのご質問をいただきました。 ご質問、ありがとうございます! 「葛藤が弱いと指摘され、自分でもそう感じるのだが、改善方法が分からない」ということですね。 こういう場合はまず、「葛藤が弱いとは、どういうことなのか?」をもう少し掘り下げてみると良いと思います。 「葛藤」に関する理解が深まり、頭の中の解像度が上がれば、対処方法もわかりやすくなるはずです。 【「葛藤が弱い」とはどんな状態なのか?】例えばある人物がセレクトショップに買い物に出かけたとします。

”言葉にならない”時間の価値

クリエイティブライティング講座で名古屋へ。 講座の中で、私はいつも 「できなくてもいい。創作をするとき、最初の着想を得てから、それが作品として形になるまでの"タイムラグ"は人それぞれだから、すぐに書けなくても気落ちせず、自分のタイムラグを探るつもりでやってほしい」 と生徒さんたちにお伝えしている。 文章を書くとき、テーマを与えられてから、ものの数分で取りかかれる人もいれば、半日、1日、または1週間、半年かかる人もいる。早い方が良い作品という訳でもなく、時間をかけたから

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議論メシ・黒田悠介さんに聞く、「個人の問いを共有するための場づくり」【後編】

こんにちは。 問いをカタチにするインタビューメディア「カンバセーションズ」の原田です。 前回に引き続き、多彩なメンバーがディスカッションでつながる共創コミュニティ「議論メシ」を運営する黒田悠介さんへのインタビュー後編をお届けします。 前編では、黒田さんが議論メシを始めた動機や現在の活動内容、求心力を持つ問いのつくり方などを中心に伺いました。 その中で、メンバーたちがオンラインに問いを投稿する際のマニュアルの話もありましたが、 オフラインで行われる議論の場では、黒田さん自身が

『トーキョー・リアルライフ』の思い出

昨年末、noteの水野さんにどんなものを書いたらいいのか相談にのってもらった。 幻冬舎plusで週一回公開していた「編集部日記」をnoteに移行したものの、サイト内にある編集部日記と、noteの自分のページにある編集部日記では見え方が全然違うな、と悩んでいたのだ。 水野さんは丁寧に話を聞いてくださり、これまでのキャリアのことを書いたらどうか、とか、本の制作裏話が読みたい、などとアドバイスをいろいろくださったのに、私がぐずぐずしているうちに元号が変わってしまった(ごめんなさ

出版業界ニュースまとめ2019/05/05

■米大手取次ベイカー&テイラーが書店への取次から撤退 ■書店3店、万引抑止に顔認識技術 https://jp.reuters.com/article/idJP2019050401001328 ■書店業界最大チェーンが抱える大幅赤字 出版業界の再編はこれから本格化か ■カナダの書店チェーンIndigoはアメリカで成功できるか? ■「本が売れないからコーヒーを」ではない 韓国の経験が教える生存戦略 ■変化のスピード、半端ない 韓国・独立書店の顔が語る本屋事情 ■民主化