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#編集 #ライター 記事まとめ

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編集、ライター、コンテンツ、メディアなどに関する記事をまとめていきます。
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2017年12月の記事一覧

「インハウスエディター」は事業や広報を理解する企業内編集者

「オウンドメディア」という言葉もすっかり浸透した。僕がフリーランスになった2011年当時にはまだ言葉として浸透していなかったが、ビジネスの現場では大抵通じるようになった。 「オウンドメディア」への注目が高まり、取り組もうとする企業が増えるにつれて、ライターや編集者の仕事も増加している。オウンドメディアに寄稿する、運営を行うといった仕事も珍しくない。 僕も、色んなオウンドメディアに関わってきたし、話を耳にしてきた。昨年末頃から持ち始めたのは、オウンドメディアはいつまでこの勢

読書好きだと思い込んでいる君へ。

この記事に興味を持ってくれた人はきっと自分が読書好きだと100%言える、または まあ他の人よりは好きさ。だって今でもカバンになんらかの本が入っているからね。 なんて心のどこかで思っているのではないだろうか? 私はそんな小さな確信をBook And Bed Tokyo にて発見した読書半強制空間説を提唱して、覆して見せよう。 Book And Bed って? Book And Bed というゲストハウスはご存知だろうか。 名前の通り様々なジャンルの本を自由に読むことができ

UXデザインプロセスにライターとして関わる可能性

(過去にMediumへ投稿したものを転載) 「UXライター」という職種が北米で登場している。2016年後半から、GoogleやAmazon、DropboxやPaypalなどの企業が募集している様子。 ▷UXデザイナーと何が違う?最近話題の新しい職種「UXライター」とは? ▷UX Writerという職種に懐かしさしかない これまでにも、UIにおけるライティングの重要性を伝える動きはあり、プロダクト開発にもライティングは重要な役割をもつことが語られてきた。 ▷ライティン

器好きの編集マインド

「好きなこと」を聞かれたとき、「料理」の次に答えるのが「器」です(料理が好きな話)。 料理はまだしも、器が好きというと「ふぅん…」となってあんまり話が広がらないし、私も無理に粘ったりはしないのですが、今回は器好きも料理同様編集マインドによるものなんじゃないか説を唱えつつ、思いの丈を打ち明けたいと思います。 器が好きといっても、知識が豊富というわけではないんだけど、ただ好きなだけだからね!知識が豊富じゃないと趣味とかファンとか言いにくい風潮があるように思うんだけれど、そうい

ライターのための文字起こしアプリを作成しました

ライターや編集者は取材音源を聞いて原稿を書くことが多いですよね。私もそのひとり。書き起こしをするのに、音量や音声速度を自由に変えられるものはないものか。 そう思いネット上を探してみても、Windowsユーザー向けのものや、パソコンにインストールをしないといけないものばかり。Macユーザーが使えるやつはないのかーーー!! なら作ればよくない?? Web業界出身の私が行き着いた考えがそれでした。ライターの私が必要最低限のオーダーをして、フリーエンジニアの夫がつくって

イノベーションとクリエイティブでは語れないこと

メリークリスマス! 「プログレッシブについて、"プログレッシブ"の意味をお互い一切共有することなく書く」 というアドベントカレンダー(12月1日からクリスマスまで毎日、グループで投稿するブログの流行りスタイル)を、3人で回すという荒業の最終回になります。おかげさまでプログレッシブなクリスマスを迎えることができました。 最後に、なぜ「プログレッシブ」というテーマで書いてきたのか、紐解いてみたいと思います。 ※ ここで「紐解いてみた」というのは、直感で始めたことの言語化が

2017年、さよなら日記〈前編〉ーソルロンタン経由オースティンゆき

1年ぶりにnoteを書く。仕事部屋の机の前に行ってMacbookをモニターに接続させて、亀田の柿ピー(わさび味。これが正義だ)と、なにか気の利いた飲みものを用意したい。と思って、さっそく年末年始用に今日の昼に買い込んできたグレフィディックをロックにして持ち込み、いそいそしているところだ。ちなみにフィディックを注いだロックグラスは、何かの折に景品的にもらった、グレンリベットのロゴの入ったものだった。そのことに今視線を落として気がついた。 去年も同じような振り返りテキストを書い

来年の抱負です

恒例の大晦日の来年の抱負です。 去年、「来年は恋愛小説を出すぞ!」と言ったのですが、2017年は編集者さんとずっと「書き直し作業」をしていました。 僕の2017年のGWと夏休みは、誰もいない休日のお昼のbar bossaでカチャカチャずっと打ち込むだけの日々でした。 たぶん、来年には出ます。  ※ 「ブロッサム・ディアリーの本を出すぞ」というのも宣言したのですが、ブロッサムの近い人で色々と話してくれるような人が見つかりません。 ブロッサム・ディアリーは来日公演もし

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2017年、milieuの売上はいくらだったのか?メディアの立ち上げとマネタイズ

こんにちは、塩谷舞(@ciotan)です。今はニューヨークにいるのですが、昼も夜も、気温はマイナス10度。寒いを通り越して痛いです。 さて、スタートしたばかりのこちらのマガジン「記憶に残る、Webメディアの作り方」。 第1話では「20代女性、という記号で捉えないで欲しい」という記事をお届けしましたが、第2話はゴロッと変わって、超具体的なお金の話をします。 明日は「私の作りたいメディアの話。"圧倒的スター"不在の時代を照らすもの」という記事を出すので、それぞれ単品410円

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noteでコンテストをなぜやるのか?

noteでは最近よくコンテストをやっています。今日はなぜこんなことをやっているのかを、書いてみたいと思います。 noteのミッションは、クリエイターのための新しい場をつくる、ということです。 課金機能がついているのは、クリエイターがファンと集う場所には、そういう「出口」となる機能が必要だからです。作品を継続的につくっていくためには(つまり、本気で続けるためには)、生活もとても大事です。そう、クリエイティブと市場を紐付けるために、課金機能があるのです。 でも、それ以外のや

「シリコンの季節」(小説)

 全裸の女だ。  投棄場所としてもう何度目かの利用となる山道の路肩谷側に、白い肌が見える。  数多の不法投棄ゴミや土にまぎれた全裸の女の肌は月明かりの下、不自然なほどその白さを夜の闇の中で浮き彫りにし、気泡緩衝材でぐるぐる巻きにされた仰向けの胴体部分からはみ出た顔の中央にある両目は開かれたまま、上から覗きこんでくる闖入者と目線を合わせている。  二郎は身動きがとれなかった。  生きていないはずなのに、生きているかのような目線を向けてくる。  これまでの奴らとは、明らかに異なっ

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知名度を上げていきながら自分たちを掘り下げていく話。セルフブランディングじゃない。(2017年振り返り)

私が大学時代、本気の趣味として初めた、音楽活動『Satellite Young』。 今年は、ありがたいことに以前より少しだけ多くの人に知ってもらえる年になった。 平成生まれが作る「憧れの80年代」 無名のユニットがアメリカの音楽フェスに呼ばれるまで buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/satellite-young まず、この記事を読んで、 SXSWに出るのってそんなに凄いことなのかとか、「当たり前だけど、自分たちは無名だよな」とか考えた。エン

2017年の僕のnoteの記事で、個人的に気に入っているの

読まれた記事まとめ、みたいなのが流行っているので、僕は「そんなに読まれなかったけど、個人的に気に入っている記事」を書きます。  ※ 僕、ほんと、インターネットで、なんか揶揄している言葉や表現が苦手でして、こういうのを書きました。 これ、本当に聞いた話です。若い女性が、一人でお店に通ったことを、バーテンダーはどう感じるかということを書き残しておきたくて。 この質問、困っちゃったなあ、どうやって答えよう、って一生懸命考えて書いたのを覚えています。 常々、笑いって本当に人

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20代女性、という記号で捉えないで欲しい

こんにちは、塩谷舞(@ciotan)です。日頃はmilieuというオピニオンメディアの編集長をしています。 2018年は仕事の方法を変えよう……と宣言したばかりなのですが、めでたくnote運営事務局の審査も通ったので、さっそくここnoteの有料月額マガジンというものに挑戦していきます。(まだ2017年ですが。) noteがリリースされてはや4年……??後発組も良いところですが、あらためて「鍵付き」という場所に、かなりワクワクしています。 というのも、ここ1年で、自分がえ

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