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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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「ふだん着のシャツ オーダー会」のお知らせ (10/12-13)

こんにちは、店長 かとうです。 今日は、岐阜県各務原市にある私たちの実店舗「左ききの道具店 ときどきストア」で10月12・13日に開催するイベント『ふだん着のシャツ オーダー会』についてお知らせです。 holo shirts.さんについて 今回イベントを一緒に開催いただくのは「holo shirts.」(ホーローシャツ)さん。”普段着のシャツをオーダーメイドで” をテーマに活動されているブランドです。 関東を拠点にいろいろなエリアでPOP UPを行われています。岐阜での

日常に"切り替え"を生む道具

ずっと作業をしているつもりなのに、グルグル…モヤモヤ…停滞してしまうことってありますよね。 アイデアが出ない、やる気が出ない、なんか集中できない。そうしているうちに時間だけが過ぎていく感じ。 そんな時、どうしてますか? 切り替えるとうまくいく たとえば違う場所に移動してみたり、立ってみたり、窓を開けたり置くものを変えたり、目に入る景色や物を切り替えてみる。 たったそれだけのことで一気に突破口が見つかることってけっこうあるんですよね。 僕はこれを自覚したとき、まずは「

場所がいいとモノは売れるのか。

「場所がいいですよね。」 seesawsにいらっしゃる方々が必ずといっていいほど口にしてくださる一言です。 私はこれを「便利な場所にありますよね」という意味で解釈しています。 確かにアクセスしやすい場所であることは認識しています。吉祥寺という街は交通の便もよく、たくさんの商店や商業施設があり、駅からの徒歩圏内に大きな公園もあるので、いろいろな人たちのいろいろなニーズに応えられる街です。だからこそ「住みたいランキング」などで上位に挙がってくるのでしょう。 seesawsは

ドケットストアとは「小さな実験」の積み重ねである【カタリベがいるお店】

品揃えに一切の妥協をせず、全国各地の産地に通い、作り方や作り手の思いを代弁してくれるお店があります。 そこで働く店主や、どうしてもこれが好きでたまらないと情熱をかけるスタッフの方々を「カタリベ」と呼ばせてもらっています。 そんなカタリベがいる店に、なぜそのお店をやろうとおもったのか、お客様とのエピソード、どうやって商品を探しているのか、これから考えていること。など色々なお話をインタビューでお話を伺いながらお店の魅力を聞いていきたいと思います。 第一回目は「ドケットストア

この夏、シャツ屋の俺はTシャツ屋になる

いや、シャツ屋のままだと思うが、本当にTシャツ屋になってしまうかもしれない勢いで作りまくっている。5月までにほとんど同じものが無い100着を作る予定なのだが、オーダーシャツ屋が一体何をしているのだろうか。 昨年の5月にこんなnoteを書いたのだが、多くの方に「夏はやっぱりTシャツ着るんだよね」と言われるのが悔しくて。 その悔しさをバネに、ホーローシャツが自信を持って「うちだからこそできる」と考えたこのシャツ、いやTシャツ、いやいや『シャツ屋のTシャツ』をたくさんの方に着ても

透明な本が開いてくれる「新しい本の在り方」の話

「教科書を見ながらノートに書き込もうとすると本が閉じる!」 学校の宿題をしようとしていて、それだけのことに苛立ちを感じたことが誰しもあるんじゃないだろうか? こうなんというか、背中のかゆいところに手が届かなくて「ムキーッ」と叫んでしまいたくなるような感覚を自分も味わってきた。 結局教科書であれば、開いた状態でグッと体重をのせてあげることで、本に開くクセをつけてあげることができる。 特に教科書のダメージに気を遣うような繊細な性格でもなかったし、学年が上がって新しい教科書が配

会社員で働く傍ら、間借りでコーヒー屋をはじめた話

はじめまして。気分転換コーヒーと申します。 平日に会社員として働く傍ら、間借りでコーヒー屋をやっています。 noteでは、過去の自分にシェアするつもりで、運営記録を残したいと思います。今回は、間借りコーヒーを始めた経緯についてお話しします。 軽い気持ちでラテマシーンを購入、コーヒーの沼にハマる元々コーヒーは好きで、おしゃれなカフェに行き、ラテを飲み、友人と話すという、ライトなコーヒー好きでした。 コーヒー沼にはまるきっかけは、一人暮らしを機にラテマシーンを買った(買ってし

文具屋をはじめて4周年を迎えました

「やってみたらいいじゃないですか」 いまから4年前。 会社で副業の許可をもらった私は、先輩の文具店さんに開業について相談をしていた。その時に言われたのがそんな言葉だった。 「やるべきだ!」でも「やめときなさい!」でもなく、「やってみる」。 ある意味中途半端にも見えるその言葉は、改めて自分がお店をやるかどうかの相談を受ける側になった時に、一番適当な言葉だなと思えるぐらいありがたい言葉だった。 簡単には儲からないし、うまくいくこともうまくいかないこともたくさんある。 予想の

【左ききの手帳2023】 ③ 試し書き用紙について

こんにちは、店長 かとうです。 おかげさまで無事に「左ききの手帳2023」を発売し、はりきって出荷祭りに勤しんでいた今週でした。 到着したよ〜のツイートも続々と届き、リピーターさんの多さをあらためて実感して、嬉しい限りです。本当にありがとうございます!! 今回はまだお伝えしていなかったお話をお届けしていきたいと思います。 試し書き用紙の話 昨年、Twitterで偶然目にしたツイートがきっかけで、本文用紙(菁文堂手帳用紙)と同じ「試し書き用紙」を付ける取り組みを行いました

お店をはじめたいあなたに、「いいお店のつくり方・保存版」をすすめたい話

「こだわりの収納ボックスが集まるお店を始めたいんです」 そんなことを嬉々として話していた4年前の自分が目の前に現れたら、その後に起こるであろう様々な苦労を実例を用いて説明してあげたい。 それぐらいにはお店の運営にも慣れたし、多少は成長……というか現実を知った気がする。 そんなお店を始める直前に、本屋さんで見つけた本があった。 それが雑誌、IN/SECTS(インセクツ)の「いいお店のつくり方」という特集号だった。 その内容をどれだけ自分が理解できていたかは怪しい。 それで

あなたは年に数回、クローゼットの前で立ち尽くす

10月下旬、天気は晴れ。最高気温24度、最低気温12度の予報。 さて困った。 「何も着るものがない」 いや、目の前にはたくさんの服があるのだ。 Tシャツ、ニット、コートにダウン。たくさんクローゼットに並んでいる。 だけど一日をどんな格好で過ごせばいいのかわからない。 ダウンやコートでは日中暑いし邪魔だし、Tシャツにニットだけだと夜は寒い。パーカーはちょっとカジュアルすぎて… みなさんも一度はこんな経験をした事があるのではないだろうか。 そう、一年に何度か突然やってくる

お薬の飲み忘れを卒業したいあなたへすすめたい。 デイリーピルオーガナイザーの話

面倒なことはついつい忘れがちだ。 毎日の筋トレ、必要な備品の買い足し、公共料金の支払い。 ちょっと前まで覚えていたのに、気づいたらやらなきゃいけなかった時間を過ぎてしまって公開するなんてことはザラにある。 特に処方された薬や、健康を意識したサプリメントがちゃんと飲めていないことがどれだけあったことだろう…… 正直仕事の内容だと、きちんとアプリを使ってリマインダーをセットして、意地でも忘れないようにするのだけど、自分の身体のこととなると結構無頓着だったりする。特に出先で外

ものぐさ個人事業主が、「レシートを入れていいお財布」を作っちゃった話

 「手が一本足りない……」 そんな身もふたもないことを考えたのは、ホームセンターで仕事に必要なものを買い足しているときだった。 必要なものをカゴに詰めて、レジで鞄から財布を出してお金を払い、商品とお釣りを受け取って、領収書を専用のケースに入れよう……としたところで手の数が足りなくなった。 領収書を財布に入れているとお金が貯まらないなんて誰かに言われた言葉が頭に残っていたこともあって、財布とは別に領収書専用の入れ物を使い始めた頃の体験なのだけど、そもそもレジでそんなに色々鞄

銀座の無印良品で『A4と収納モジュール』の話をしよう

「銀座にある無印良品の旗艦店で、A4の話をすることになりました」 そんなことを言われたらどう思うだろうか? A4文具の話をし続けていたので、ついに頭がどうにかなってしまったのではないかと思われるかもしれない。 でも、冗談みたいだけど本当に無印良品の旗艦店である無印良品 銀座で、A4文具の展示・販売イベントをさせていただくことになった。 しかも、販売だけじゃなくて「A4で読み解く無印良品の収納モジュール」なんてテーマのトークイベントまでやらせていただけるというからやばい。