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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2024年3月の記事一覧

みんなで歩む2か月に。「まれびと海道、チュウゴクシコク」始まります!

こんにちは!2期チュウゴクシコクチームです。 いつもアナザー・ジャパンのnoteをご覧いただきありがとうございます。 三寒四温のこの頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 今回は、4月より始まる、「アナザー・チュウゴクシコク」についてご紹介します。何かと慌ただしい年度末の小休止に、ゆっくりとお読みいただけたら嬉しいです。 セトラー紹介大西未紗/香川県坂出市出身 言動の端々からにじみ出る郷土愛がすてき。(zoom越しに聞こえる声が、今日は普段にも増していきいきしているな

センスはアーカイブの力に宿るという話

学生時代にクラスに一人くらい「センスが良い!」と思えるクラスメイトいなかったですか?当時はうらやましくも、少し悔しいという複雑な気持ちでその人を眺めていたような気がします。今でも自分の周りにはセンスが良い人がいます。そんな人になりたいですし、センスが良いブランドにMinimalチョコレートをしていきたいです。センスとはどう養うのか?をテーマに考えてみたいと思います。 センスが良いとは何かセンスが良いというのはとても感覚的で、定義をすることはとても難しいことだと思います。

#286 大事なことは壁に貼らず、何度も話す

 こんにちは武藤北斗です。まずは5行で近況報告。夏になると工場2階のテラスがとにかく暑い。ということで昨年レッドバロンという陽に強い木を購入。道路の生垣に使われることが多く、真っすぐにカットされているイメージが強い。ですがうちではもちろんカットせず、大きく枝を拡げたその姿にウキウキしている。春から赤い葉っぱが見れるのも素敵だなと満足している。  それでは今週のnoteはじまります。 286回 大事なことは壁に貼らず、何度も話す  『挨拶は大きな声で』と書いた紙をドアに貼

初受注の感動を超えることはできるのだろうか シンガポール編

こんにちは。「HINEMOS」という日本酒を展開している酒井です。 時間をコンセプトにした日本酒で、6:00pmから5:00amの12銘柄を展開しています。 前回のnoteからかなり間が空いてしまいました。筆不精になるとダメですね。腰が重くなります。 タイトルにありますが、このnoteは、2019年5月に書いた「初受注の感動を超える受注は、もう現れないかもしれない」の続編になります。 本編に入る前に、久々過ぎるので、ちょっと改めて2018年の創業から簡単に振り返りたい

おらが店にも駅が来た 陸の孤島と呼ばれた文具店の立地が好アクセスになるまで

お店に行きたいんですけど、遠いんですよね。 うちのお店は、そんな言葉が漏れなくセットになっている文具店だった。 大阪の玄関口「梅田」からだと、地下鉄御堂筋線に乗って千里中央駅を目指してもらい、そこから更にバスor登り坂を徒歩。 トータルで1時間ぐらいかけて、文具店を訪れるというのはなかなかにハードルが高い。 そもそもなんでそんな場所にお店を出したかといえば、同級生がやっているカフェが同じフロアにあるからという理由がひとつ。 そしてもう一つは「2020年に近くに駅ができる予

つくるを、かろやかに。(要するに何なの?デザイン経営)

「デザイン経営についてお話してください。」 最近、そんなふうに声がけいただいて様々な地域でお話する機会が増えてきました。 というのも、これまでに僕たちが関わらせていただいたプロダクトについて 販売が好調なだけでなく「会社のことをたくさんの人に知ってもらえた」とか「良い人材が入社してくれるようになった」とか、会社や組織に良い変化をもたらした事例として挙げられる機会が増えているらしいんですね。 僕たちは経営に詳しいわけではないんですけど、そのきっかけを作った一人として話せ

#285 パートさん無断欠勤OKな工場、社員の有給はいかに

 毎月楽しみにしていた森達也塾が終了した。思ってた以上に寂しさが続いている。森さんの話はもちろんだけど、塾生の皆さんとの意見交換がとても心地よかった。1度で終わりではなく、継続して意見交換することの楽しさや深みを体感できたことはとても大きかった。フリースケジュール座談会は完全に森達也塾の影響であり、参加者の皆さんに有意義な時間だったと思ってもらえるように頑張る。  それでは今週のnoteはじまります。 *投稿日から1週間は無料。その後は有料マガジン『争わない組織が答えだっ

現役文具屋がいく 2024年ベルリン文具買いだおれ報告会

ドイツと言えば文具の国。 そんなイメージは自分の中で未だに根強い。 筆記用具メーカーであるLAMY(ラミー)をはじめとして、ペリカン、ステッドラー、ファーバーカステル…… 自分が文具を好きになったきっかけも、ドイツの文具メーカーのアイテムを日本で見たことがきっかけだった。 そんな国に現役の文具屋が行くとすれば、色々買い付けてくるしかない。 今回はドイツとスイスを巡る中で手に入れたアイテムを、お店の情報と共にお伝えできればと思う。 ベルリンの最高な文具店「LUIBAN」さ

巨大だいこんと、小学校のたくあん教室

2023年の年の瀬。 鳥取市内の小学校から引きずるように大量なたくあんを持って帰りました。 カブかな?と思うくらい、立派なふと〜い大根。農家さんの商品ではありません。小学生が学校の農場で育てた、大事な大事な大根です。 こちらを持ち帰った時から、わが社始まって以来、初めての「たくあん教室ミッション」が始まりました。 ことの発端は、小学校の先生からの一本の電話でした。 岸田さん、学校でとれた大根を使ってたくあんづくり教室をお願いできませんか? 学校でとれた大根を使って「た

#284 『あなたがいなくても大丈夫』には訳がある

 こんにちはパプアニューギニア海産の武藤北斗です。  まずは5行で今週の報告。エマ・ストーン主演の『哀れなるものたち(POOR THING)』を一人映画館してきた。しかも1週間で2回、こんなことは滅多にない。自分でも何でこんなに好きなのか理解できていない。もちろん考えることは色々あるけれど、何より人間のグロテスクさをこの世界観で表現していることに酔いしれてしまったのかもしれない。音楽にもやられた。ただホラー系が一切見れない私は手術シーンなど刃物が使われるシーンは目を細めてぼ

【カタリベがいるお店】食も生活も道具も。佐賀から熱量高くお届けします

2024年3月16日~3月17日、佐賀の暮らしの日用品を販売しているリライフさんで「つかってためせて、食せる、よいくらし」をテーマに、食と道具の体験型イベントを行います。 今回ご一緒させていただくのは、調味料に拘った手作りの食事と商品愛が強いバイヤーセレクトの雑貨が愉しめるcafe「shironeri」と、暮らしを丁寧に楽しむ雑貨のお店「リライフ」さん。 普段から積極的に料理教室やイベントを行い、セレクトされているアイテムを使い方まで丁寧に提案されています。お客様のファン

日本の文具屋が10日間、ドイツとスイスを100km歩いてきた話

「もう一度日本食が食べたいの」 それは私がまだ大学生の頃。 2006年のドイツワールドカップ関連のイベントのお手伝いで、ドイツに初めて一人旅に行ったときのことだった。 現地でショートステイさせていただいたドイツのご家庭で、滞在最終日にお父さんと娘さんの口論が始まった。 ドイツ語もわからず、その様子をなすすべなく見守っていた私に、お父さんが説明してくれたのは「娘が日本に留学したい」というので話し合っていることを英語で説明してくれた。 ただ、その理由は日本語の勉強や日本文化

目線を合わせて切磋琢磨(AlphaTheta OMNIS-DUO デザインのひみつ)

2024年2月。こんな製品が発表されました。 ボータブルDJシステム OMNIS-DUO です。 今回は、AlphaThetaのデザインセンターとTENTでデザインを手がけたこの製品の開発エピソードを紹介したいと思います。 1. トップDJが愛用するブランド TENT アオキ こんにちは、今日はよろしくお願いします。 AlphaTheta 三笠さん 杉田さん よろしくお願いします。 アオキ まず最初に、AlphaThetaさんがどんな会社なのか、ざっくりお話いただ

お店のことだけ考えた、1週間の備忘録。

前回の記事で、こんなことを書きました。 で、さっそくこの1週間、他の予定を一切入れず、左ききの道具店のことだけを考え、手を動かしたわけです。 思えば、コピーライターの仕事をはじめて18年とちょっと。左ききの道具店をはじめて5年半ぐらい経ちますが、1週間ぜんぶ自社のことしかやらないというのは、実は初めてのこと。 どれだけ未来に重要なことでも、やはり受託ビジネスの身としては、自社のことよりもクライアント優先というのが不文律としてあるわけで。忙しいを言い訳に先延ばしにすること