マガジンのカバー画像

#お店 記事まとめ

2,528
思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

小学生向け「見て掘って切って漬けて食べる」らっきょう教室を開校しました。@鳥取市

この夏は、らっきょう教室を地元鳥取の小学校で開催してきました。いわゆる出前授業というものです。 鳥取は全国有数のらっきょう産地。鳥取といえば、、、と聞けば、鳥取砂丘、梨、かに、らっきょうと出てくる食べ物です。 ……がしかし、鳥取の子ども達、いえ、大人たちだって、実のところらっきょうを知っているかというとそうでもないんです。 「らっきょうが砂地で育つことを知らない」 「どんな花を咲かせて、どんなふうに育つのか知らない」 「どうやって生のらっきょうを食べられるようにするのか

『挽肉と米』が目指す、飲食の新しい可能性

「日本の飲食業界は、もっと価値を上げていけるのでは?」 「挑戦心あふれる人たちが、食の分野で活躍できる環境をつくりたい」 挽きたての肉を使用した、焼きたてのハンバーグを、炊きたてのご飯と一緒に味わう『挽肉と米』。この新業態をはじめた背景には、『挽肉と米』CEOの山本昇平(やまもと・しょうへい)の上記のような想いがあります。『挽肉と米』が挑んでいる飲食の新しい可能性とは何か。山本にその展望を語ってもらいました。 飲食をもっと面白い業界に変えていくには? はじめまして、『挽

ブランドの思想を店舗に反映するための“一点豪華主義”

Minimalの新業態であるパティスリーが23年9月16日に祖師ヶ谷大蔵にオープンします。コロナ禍を経て4年ぶりの新店舗でありますが、店舗はブランドの世界観を伝える大事なメディアです。どのようにブランドの世界観を店舗設計に反映させるかを新店舗を紹介しながら考えてみたいと思います。 何のためのお店なのかを決める23年9月16日(土)に小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅近郊に新業態のお店がオープン致します。Minimalブランドとして初めての洋菓子屋(パティスリー)を出店することになりま

【カタリベ】家事問屋のアイテムをインテリアショップのスタッフに使ってもらうと~inZONE with ACTUS宮の森 本店~

2023年9/2(土)~9/24(日)、inZONE with ACTUS 宮の森 本店にて、大日本市のパートナーブランド家事問屋がポップアップイベントを開催致します。 2023年初の北海道開催となるinZONE with ACTUS宮の森 本店のスタッフさんに、商品を実際に使ってもらい、モノの良さやよりリアルな声などを届ける企画を今回も実施いたします。 家事問屋のアイテムはデザイン的な特徴というよりも「使いやすさ」「しまいやすさ」を考えて丁寧にひとつひとつ作られている商

ひとをよくする「食」は地域魅力化のエース。まちの酒屋さんと不動産屋さんが語る「マチナカの飲食、最前線! 」

「マチナカノススメ」は、歩いて楽しいまち、岡山市中心市街地の地域情報を発信するローカルメディアです。まちを愛し、面白くしている人々に岡山のマチナカで起こっているコトを伺い、みんなが知っているようで知らないハレまちな日常をお伝えしています。 今年こそ、ウェブ上の文章だけでなく、マチナカの人にもっとハレマチな日常の愉しみを知ってもらいたい。そして関わり合うきっかけをつくりたい、ていうか会いたい! そこで、普段わたしたちが行っているインタビューに“立ち会って”いただき、交流して

「日本を旅する文具店」が東京で【新宿】と【新橋】を間違えながら行商した話

「北海道より東京の方が遠く感じる」 そんなことをずっと感じていた。 関西で生まれ育ち、大学生の頃からずっとバイクに乗ってきた自分は、長距離フェリーを活用して、北海道や九州にツーリングに何度も行ってきた。 夜に乗れば目的地まで自動で運んでくれるフェリーの存在は、遠方の地もぐっと身近なものにしてくれる。 だから、旅慣れた北海道での移動販売はそこまで怖いものではなかった。 そんな私が東京まで初めて移動販売車で自走という形で東京に行き、文具を販売してきた。 しかも新宿駅から徒歩圏

自然の中に潜むカタチから生まれる植田佳奈氏の陶芸作品【FREEPARK】

突然ですが、 河原や公園に転がっている石ころを 拾ってみたり、じっと眺めたり したことはありますか? 何気なく目を落とせば見かけるものですが、 ひとつひとつの質感や形を じっくりと観察することは あまりないように思います。 石に限らず、 自然界にある形を独自の視点から観察し 試行錯誤を繰り返しながら 作品を制作しているのが、 陶芸家の植田佳奈さんです。 植田さんの作品は「人工物」のようで どこか「自然物」のよう。 今回FREEPARKに届いた作品たちも、 自然の形や風景

おうち引っ越しました

2023年8月24日 僕たち家族は、岐阜に引っ越しました。 新築のお家はまだぜんぜん完成していなくて、半分工事現場みたいな状況だけれども、まずは住み始めてみています。 引っ越しやら工事やら(そしてTENTのお仕事やら)混沌としてて、きちんとまとめるのは難しいので、取り急ぎ撮影した写真で、片鱗をお伝えしたいと思います。 ということで、まだ工事中ですが、こんな感じの暮らしがスタートしました。環境が変わって、アウトプットも変わるんでしょうか、どうなんでしょうか。 なにはとも

旅する文具店が東京にやってきます

この文具、いいですよね。 そんな会話でお店の人と盛り上がることがある。 とはいえ、文具屋を始める前から、文具のことにはどちらかといえば詳しい方だった自分は、なかなかにマニアックなお話に発展してしまいがち。 その熱量については、これまでのnoteを読んでもらえば分かってもらえるかもしれない。 そんなマニアックな店主と初日から何時間も文具トークをさせて頂き仲良くなった東京の文具屋さんがある。 その名は「WRITE & DRAW」さん。 東京の新宿駅から歩いていけるアクセスの良

#255 作業が早くても褒めない

 好きな日に連絡無しで働く(無断欠勤OK)エビ工場、パプアニューギニア海産代表の武藤北斗です。  従業員にたいして怒鳴ったり叫んだりといった圧力をかける経営者やリーダーはいなくなったと思いますが、思いもよらない方向から知らずに圧力をかけてしまっている経営者は多いような気がします。今回は怒ることから見えてくる褒めることへの違和感をお話ししたいと思います。

ネイティブテキスタイルに魅せられた私がアウトプットに寝具を選んだ理由。

弊ブランドみんふを立ち上げる際に書いた数年前のテキストでは、 さらっとしか書かなかった「寝間着をつくることにした」理由を 改めて書いてみようと思います。 今日は「前提」が多いんですが笑、みんふは寝間着を漢字の通り、 と解釈しています。 日本におけるパジャマの主流は、寝る時にも着られるし、近所に外出する時にも着られるワンマイルウェア(家着)、もしくは一軍から降格した元普段着です。 実際みんふのPOPUPに来られるお客様は、家着を探されている方が大半でしたので、一時はお客様

アイデアの「かみだな」

仕事場はもちろん、家でも、お出かけ先でも。 僕はA4コピー用紙を愛用してます。 とくにHINGEを使い出してからはA4コピー用紙を持ち運びやすくなったから、もうノートもスケッチブックも買わなくなりました。 子ども達だって、コピー用紙にお絵描きしまくり! カフェの待ち時間とかの暇つぶしに最高です さて。 コピー用紙のお陰で、僕は頭スッキリ、子どもも退屈しない快適な毎日だけど、1つだけ問題がありました。 コピー用紙をたくさん使うようになった結果、紙を補充する回数が増える

日常にユーモアを。|カフェ向夏(こなつ)

あなたの「やってみたい!」をアシストする間借り情報メディア・間借り人(まがりん)。わたしたちは『点と点を“線”にする。』をコンセプトとし、発信しています。 今回は、間借りでカフェを営むカフェ向夏のお二人のもとへ。2人の出会い、“向夏”の由来、将来像など。さまざまな角度からお話を伺いました。 ー まず、お2人の出会いを教えてください。 くみこ:大学時代に所属していたサークルが一緒で、年に1度イベントを開催していました。出身も大学も学年も違うし、サークルがなかったら出会わな

手放すことでうまれる、すこやかな未来

伝統的な工芸技術の維持が日本において課題とされる中、縫製産業の継承も実は重要な問題なんですが、その意義を十分に理解している人はまだまだ少ないのが現状です。 世界の工場だったかつての名残はほぼ消えつつありますが、それでもなお日本の生産技術は世界に対して優れているとなんとなく思っている人はまだまだ多い印象。 私はアパレル、しかも産業的に言えば極小ロットの小さな小さな世界しか知らないので大きいこと言える立場ではありません。 けれど、20年近く縫製の現場と関わりを持つ者として思う