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#スポーツ観戦記 まとめ

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お題「#スポーツ観戦記」に寄せられた素敵な記事をまとめていきます。 様々なことが行った2020年のスポーツ界。みなさんがスタジアムやリモートで観戦して感じたことや、応援している選…
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#川崎フロンターレ

第100回天皇杯決勝 川崎フロンターレ対ガンバ大阪 レビュー「ガンバ大阪の狙い通りだった試合展開」

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拝啓 中村憲剛 様

 十八年間のプロサッカー選手生活、お疲れ様でした。中村選手に感謝の気持ちを伝えようと思いを巡らせていますが、築かれた偉大なキャリアを前にして、どんな言葉もそれに見合わないような気がします。失礼に当たる部分もあるかもしれません。しかし、勇気を持って、心からの感謝を伝えたいと思います。  初めて中村選手のプレーを眼にしたのは、川崎フロンターレで頭角を現し始めた二〇〇四年から二〇〇五年頃だったと記憶しています。雑誌で中村選手の名前を見つけ、「パスに特徴を持った選手」と紹介されてい

走るサッカー 対 走らないサッカー(いまさらマッチレビュー):12月12日 川崎フロンターレ対サガン鳥栖戦

 12月12日は、九州に遠征してサガン鳥栖戦を観戦。多摩川クラシコを除き、普段はアウェイ戦を見に行くことはないのだけれど、有観客試合を再開してから、今年は等々力の試合をすべて見に行っていて、等々力では無観客だったアントラーズ戦にもアウェイで行ってきたので、このサガン戦を見れば今年J1の全カードコンプリートということに気づき、思い切って行ってきた(笑)。普通の年なら、仕事の関係でコンプリートするのは難しいのだが、今年は千載一遇のチャンス。  ただ、あれから忙しく、ようやく数日

Bリーグを見てきました。

12/20(日)川崎ブレイブサンダース🆚京都ハンナリーズの試合をとどろきアリーナでお金を払って観戦してきました👀 なぜお金を払ってかというと、川崎のアカデミーコーチもしているためモッパーなども度々担当します。もちろん大変ですが、間近で見れるのでとても勉強になります。しかし、今回は京都ハンナリーズに寺嶋 良という選手がいます。僕が勝手に友人だと思ってます。一緒に授業受けてました☺️コートサイドで是非見たいと思い、買いました。試合は京都の二連勝という微妙な心境に立たされる結果に

2020年J1第34節 柏レイソル対川崎フロンターレ レビュー「まずゴールを見るのはビジネスもサッカーも同じ」

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Jリーグ 観戦記|間の妙|2020年J1第34節 柏 vs 川崎F

 水色が空からこぼれる。柏の地は僕にロンドンのセブン・シスターズ駅周辺を連想させた。ホワイト・ハート・レーンへと歩いた五年前。人々が発するざわめき。ビルの谷間にこびりついた煤。それらを全身で浴びながら、三協フロンテア柏スタジアムへと雑踏を踏んだ。  スプレーを吹きかけたような白い雲が青空に映える。上空一面に行き渡る水色の海。終わりの見えない雄大な風景はスタジアムと僕に息吹を吹き込む。  この箱型のスタジアムはイングランドの匂いを思い出させる。黄で染められた客席。片隅に切り

Jリーグ 観戦記|論理と創造|2020年J1第33節 川崎F vs 浦和

 紙コップにたっぷりと注がれたコーヒーを口に運んだ。その苦味が身体に広がり、血流が平らになるような錯覚を覚えた。変色するカメレオンのように、瞳を閉じて意識を空間に同化させた。カフェを後にし、塵が一つも見当たらないような単色の夜空を見上げる。凛とした空気を肺一杯に吸い込んだ。体内の細胞に潤いがもたらされる。みずみずしさを湛え、等々力へと向かう足取りも重力から解き放たれたような気がした。  今夜は一人ではない。蓮木くんと一緒だ。一年ぶりの再会。キックオフまでの三十分を使い、内に

ハイライン攻略!(いまさらマッチレビュー):11月25日川崎フロンターレ対ガンバ大阪戦

 もう3週間も過ぎているので今更だけれど、川崎フロンターレが優勝を決めたガンバ大阪戦の「いまさらマッチレビュー」書きます(笑)。スコアとしてはフロンターレが5-0で快勝した試合。  酔っ払いながらだけれど速報書いたし、時間も経ったしもういいかと思ったのですが、天皇杯決勝で当たる可能性あるし、三笘のプレーとかいつものように数えてみたのでやっぱり書くことにしました。いまさら何回かに分けるのもどうかと思うのでいつもより長いです。 まずはお互いのフォーメーション スタメンはこんな

寒さの中のカタルシス:最速マッチレビュー 12月16日川崎フロンターレ対浦和レッズ戦

今日はホーム最終戦のレッズ戦。これが中村憲剛の等々力最終戦とあっては行かない選択はない。ピッチサイドシートを取って観戦。帰路からの最速マッチレビュー。 しかし、、、寒かった。12月にナイターやるもんじゃない。シャッター押す手もかじかんでいく辛い観戦だった(笑)。 特にコート脱いで長袖ラグジャーにレプリカユニ重ね着しているだけだったので本当に寒かった。周り見たらみんなちゃんとコート着ていたのだけれど(笑)。 というわけで後半になると全く頭が働かなくなって、分

2020年J1第32節 サガン鳥栖対川崎フロンターレ レビュー「優勝したチームとは思えない停滞感」

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Jリーグ 観戦記|川崎の真髄|2020年J1第29節 川崎F vs G大阪

 夕方の多摩川線。窓外には黒く輝く多摩川。丸子橋の灯が川面に映える。橙の光を受け、漆黒の川はカーテンのように揺れていた。  吸い寄せられるようにして、等々力へと導かれる。慣れた道筋。身体も心も覚えている。いつもの七番ゲート。階段を上り、スタジアムを見渡す。平和な熱狂。この空間は温もりにあふれている。適度に熱された空気。粒子の一つ一つを全身で浴び、身体の芯から感情が溶け出した。  『ポケットモンスター』の松本梨香による選手紹介。大衆に寄り添った姿勢。適度な力の抜け具合。万物

中盤の相互封じ。そうなると?:11月18日 川崎フロンターレ対横浜Fマリノス<1>

11月18日の川崎フロンターレ対横浜Fマリノス戦。 一週間経ってしまったが、やはりちゃんと振り返っておきたい。 この日の席はバックスタンドSS席。フォーメーション好きにはたまらない席だった。 中盤のマッチアップ スタメンは以下の通り。 マッチアップさせるとこんな感じ。マリノスの場合、二列目の両ウイングが高いポジションを取るので、4-2-3-1というより4-2-1-3のような感じになる。 実際のフィールドではこんな感じ。 こうなると、マリノスのダブルボランチ2枚がフ

2020年J1第29節 川崎フロンターレ対ガンバ大阪 レビュー「いつも『いまココ』の人」

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フォトレビュー:11月25日川崎フロンターレ対ガンバ大阪戦

昨日は試合観戦のあと飲み過ぎて今日は二日酔い(笑)。まあ、優勝したからいいかと。ちゃんとレビュー書きたい試合がたまっているけれど、そんなこんなで真剣に分析するエネルギーが足りず(笑)、今日はフォトレビュー。 とはいえ、試合後セレモニー合わせて3700枚撮ったので、写真選ぶだけで結構時間かかったのですが(笑)。 まずは得点ダミアンの1点目は撮り損なったのだけれど、コーナーキックからの家長のシュート。 3点目の家長のシュート。 4点目は今見つけられなかったので5点目の齋藤