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#マーケティング 記事まとめ

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#マーケティングのタグがついた記事を中心に 、マーケティングに関する理論や実践についての記事をまとめていきます。
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2022年10月の記事一覧

“推し活”マーケティングの時代

column vol.812 とある商業施設で、とある駆け出しアイドルの企画イベントを当社で行うのですが、109のエンタメ専用ポップアップストア「DISP!!!(ディスプ)」や、一昨日取り上げさせていただきました埼玉県発のスーパー「ベルク」など、小売業は積極的に「推し活」を取り入れています。 いや、小売業のみならず、今後はいかに「推し活」を取り入れるかが重要なのだと思います。 特に普段、推し活とは無縁の方には見ていただきたい話です。 有名な話としては、象印マホービンの

無名のライターが、毎日更新の雑記ブログをゼロから立ち上げて2年間運営すると、どの程度のアクセスが得られるか

本記事は、以下の条件でブログを立ち上げた場合のアクセスがどのように推移するか、と言う実験を観察した記事の続編(4本目)です。 参考: 1本目 → 無名のライターが、毎日更新の雑記ブログをゼロから立ち上げて半年間運営すると、どの程度のアクセスが得られるか 2本目 → 新規のドメインは、「毎日更新」するとどのくらいの期間でGoogleから評価されるようになるか? 3本目 → ブログを毎日更新したら、1年ちょっとで突然アクセスが「跳ねた」。一体なぜ? すでにこの企画も、3年

ひとりマーケターにとって大切なのは応援団

10/31にひとりマーケター向けの本が出ます。著者は私、某大澤です。孤独に悩む集客・販促担当者のための本です。このnoteはただのポエムですが、本書はそんなことはないのでよろしくお願いします。本のタイトルは『ひとりマーケター 成果を出す仕事術』です。 執筆の経緯執筆のきっかけは日頃のSNSの運用と、今年4月に出た書籍『現場のプロが教える! BtoBマーケティングの基礎知識』です。 2020年ごろから私は弊社の顧問である枌谷さんの影響で、弊社の社員数名とTwitter道場と

西口一希氏、ビジネスを成長させる「顧客起点」の概念とは?

これまで200社を超える企業の経営者に助言してきた西口一希さん。西口さんが提唱する「顧客起点」という概念を、皆さんはご存知でしょうか?私たちマクロミル社員がこの概念について理解を深め、クライアントへより良いサービスを提供するために、今回、西口さんにお話をうかがいました。 マクロミルからは、代表執行役社長 グローバルCEO 佐々木徹、消費財メーカーを担当する部門責任者であり上席執行役員の西部君隆が参加して鼎談。当企画はマクロミルの社内報「ミルコミ」の企画ですが、マーケターの皆様

米国D2Cの必須マーケティングツール「Klaviyo」

アメリカのD2Cが必ずといっていいほど採用しているマーケティングオートメーションプラットフォームが「Klaviyo(クレビヨ)」だ。 2012年にメールマーケティングプラットフォームとして誕生したKlaviyoは、顧客データにあわせて細やかなマーケティングを可能にしたことからD2Cブランドを中心に利用が広がり、2022年8月には課金ユーザーが10万人を超えたと発表している。 2021年5月には3億2000万ドルを調達し、評価額は95億ドルとなり、2022年にはShopif

出会いに「見た目」という情報は、最初から要らなかったのかもしれない。

・膝を突き合わせて話す ・百聞は一見にしかず ・同じ釜の飯を食う 日本には「リアル(オフライン)」を重視する言葉がたくさんある。 これらの言葉が生まれた頃は、こんなにも「デジタル(オンライン)」のコミュニケーションが台頭するとは想像もしなかっただろう。 これまではオフラインのコミュニケーションが基本で、オンラインはそれを補完するものだった。 ビジネスシーンなら「基本的には会って話すべきですが、それが難しければメールでもいいですよ」といった具合だ。 しかしコロナをきっ

“午後ティー”が日本のティービバレッジ文化に及ぼした影響とは? 『午後の紅茶』のこれまでとこれから

11月1日は『紅茶の日』。『午後の紅茶』が生まれて36年が経ち、改めて日本のティービバレッジ文化 と『午後の紅茶』の関係を考えてみることにしました。 そこで今回お呼びしたのは、静岡県で茶葉のショップ「teteria」や紅茶教室を営む大西進さん。 キリンビバレッジのマーケティング部で『午後の紅茶』ブランドマネージャーを務める田代美帆が大西さんと、『午後の紅茶』を起点とする、日本のティービバレッジ文化の変遷について熱く語り合います。 ペットボトル紅茶は「にごらないアイステ

マーケティングだけ勉強しても、マーケティングできる様にはならない〜その7〜

「マーケティングが出来る」とはどういうことか、の構造を考えるために始めた本記事。 ここまではマーケティングを下のスライドの様な四階層 に分け、「マーケティングができる」こととはどういうことなのか考えています。 第7回目となる本記事では、第三階層の「マーケのアプリ」のまとめとして、ブランドとは何か、それはどの様にしてできるのか、について考えたいと思います。 よく「ブランドとは「らしさ」である」という説明がされますよね。まずはこれについて考えていきたいと思います。 ちょっ

(仮)吉本的マーケティング概論 破壊的イノベーションの110年 (1)      改革の遺伝子 吉本はそのスタートからイノベーターだった

2回目の投稿ですが、初回が(序)だったので、今回が(1)です。 幸いなことに、前回の投稿が「#マーケティング記事まとめ」というマガジンに追加していただいたお蔭で、1週間で1万を遥かに超えるビューを頂いて恐縮しています。マーケティングらしいことは何も書いていないのに。 タイトルで釣りやがったなと言われないように、頑張らなければ。 そもそも吉本的マーケティングといったって、僕が入社して20年ぐらい経ってMBAとか持っている人が入社してくるまでは、社内でマーケティングという言葉が

今さらですが、マーケティングの4Pについて考えてみる...

みなさん、こんにちは。 Takaharuです。 本日のお題は今さらですが、マーケティングの4Pについて考えてみる...です。 さてみなさん。マーケティングとは、何でしょうか。この問いにすっと答えられる人は、意外に少ないかもしれません。 「マーケティング=販売促進活動」ぐらいに考えている人も多いかもしれません。 そう、マーケティングの定義には様々なものがあります。そして、とても広い概念を含んでいます。しかし誤解を恐れずに言い換えるならば、 マーケティングとは商品やサー

「マーケティング部」は必要ですか?

ユーザーにとって本当に価値のあるものを提供するには開発や営業、マーケティングなど社内が一体となって同じ価値観を実践しないといけない。そこから価値観の浸透や人材育成に多くの時間を使うようになりました。 「マーケター」は少数であるご縁をいただいて、取材を受けさせて頂く機会がたまにあります。完成した記事を読むと、私の肩書は「データサイエンティスト」と記載されているケースが多いです。 そう…なんですが、最近は忙しさにかまけてコード書いていないので、なんだか気が引けるなぁ、と感じま

「現場の生きた知識」としてマーケティングを学ぶ、最もシンプルで、効果的な方法

マーケティングに関しての相談は、 「自社のマーケティングを強化したい」 というものが、当然のことながら多いのですが、それに次いで多いのが 「マーケティングを学びたいが、どうしたらよいか」 というものです。 そして、そのような方に共通しているのが「どこから学べばよいかわからない」という悩みです。 もう少し解像度を上げると、 「マーケティングという言葉は知っているが、実態がつかみにくい、それゆえ、手を付けるべき場所がわかりにくい」 ということかもしれません。 では、なぜ実態

「ネットで買われても、実感が湧かない」という店長の悩みと向き合ってみた話。

自宅の1階を、酒屋さんに貸している。 酒屋さんの名前は「いまでや 清澄白河」 GINZA SIXでも展開する、業界ではちょっと名の知れたお酒のセレクトショップだ。 そんな酒屋さんが自宅に出店した特異な経緯は、以前も記事にした。 オープンから1年。 毎日のように、自宅の1階で1杯やるようになった。 店長の松本さんとも仲良くなった(と思っている)。 暇な時は、お互い仕事の悩みを吐露しあったりしていた。 そんな悩みから、小さなオンラインショップが生まれた経緯を、今日は書い

【台風15号|静岡】 自然災害下、マーケターが具体的に行動を起こした3つのこと。

どうも、静岡でマーケターをやっています桜井と申します。 普段は地方の事業者さんを中心にマーケティング・ブランディング領域のお手伝いを行なっています。 9月23日に発生した台風15号における水害により、静岡県全体で土砂災害や河川の氾濫、家屋の浸水、ライフラインの断絶など大きな被害がありました。一部の地域では地形が変わるほどの被害を受け、消防隊や警察官、ボランティアの方などたくさんの方々が懸命な復旧活動を進めていますが、いまだ再建の目処が立っていません。 今回の自然災害におい