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#スタートアップ 記事まとめ

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スタートアップが手がけたnoteが集まるマガジンです。スタートアップが読むべき、知るべきnoteも選んでいきます。
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#経営

AI時代に起業するということ

生成AI以前と以後で、会社のあり方は決定的に変化していくのだと思う。 たとえば、昨日はとある会議で、「この(AI)サービスの原価はいくらか」という議論が沸き起こった。 AIサービスなのだから、AIの利用料くらいしかかからないかというとそうでもない。実際、AIを動かすためにはAIそのものにかかるお金以外の人件費がかかる。誰かに売る人の人件費や、システム開発のための人件費や、サポートのための人件費だ。ただ、AIサービスの場合、人件費を極限まで最小化することができる、という点が決

事業に失敗しつづけた末に編み出した「IR1000本ノック」が、かなり効果的だった話

僕は2018年にPLEXという会社を立ち上げました。それから5年、メンバーは200人を超え、今期の売上は30億円を見込んでいます。資金調達は今のところしていませんが、新規事業への投資ができるぐらいの利益も出ています。 まだまだ「大成功!」とまではいえませんが、この先の大きな成長を見据えられるぐらいには、安定して伸びてきました。 ただ、僕自身は決してビジネスセンスがあるタイプではありません。実は学生時代も含めると4つほど、「なんとなくいけそう」と感覚で事業を作っては、伸びず

成長し続けている会社の経営陣10の特徴と僕が意識していること

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFO/CPOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade)直近取締役にも就任させてもらって、経営について考える機会が増加しています。 そんな中、経営陣note企画で僕の番が来ました。従前は、CFO業務やCPO業務のより業務に近い領域のnoteを書いてきたのですが、今回は趣向を変えて、少し俯瞰した目線でnoteを書いてみたいと思います。ライトな内容・分量なのでパッと読めると思います。 今回の内容は、タイトルの

急成長フェーズでの採用の考え方

(※ 社内報なので、社内向けの言葉使いなどわかりづらい点はある等ご了承ください) 急成長フェーズでは、通常の採用ではNGとされるような採用が正解となるケースがある。なんの意識もしないと定石とされる方法をとることでのミスが発生する。本来定石だが、急成長フェーズでは意思決定ミスにつながりうるケースに対して考え方の修正をする必要がある。 前提として、20%成長を目指す会社ではなく、毎年何倍も成長するような急成長を目指す会社の採用の考え方である。 20%成長のような漸近的な成長

才能が集まる会社、逃げる会社

▼マネジメントのご相談乗ります!1on1にご応募ください。 ベンチャーは、いつだって1人の才能が切り拓くプロローグとして、ある出来事について書かせてください。 以前、弁護士ドットコム株式会社代表取締役の内田さん(現取締役会長)、同社専門家プラットフォーム事業担当取締役の田上さん、クラウドサイン事業担当取締役の橘さんに、それぞれマネジメントトレーニングをさせていただく機会に恵まれました。 田上さん、橘さんはお2人とも弁護士資格をもつドメインエキスパートであり、大きな事業を背

会議と議事録が変われば、会社が変わる

こんにちは、プロダクトマネージャー のたけまさです。 今回は会議改善の考え方とノウハウをまとめました!当記事を書くきっかけになった、CEO河邑のプチバズりしたツイートです。 会社に所属する人間にとって、会議と議事録はとても身近なものです。 身近にある日常の当たり前レベルを上げることは生産性に直結します。 会議のパフォーマンスが微妙なんだよなぁ。。とお悩みな方々のご助力になれば幸いです!各項目にはサンプルも掲載しています。 要約 重要ポイントです。お時間がない方はこちらだ

攻めと守りのバランスを意識し、さらなる成長へ──FIREBUGが新経営体制に移行した狙い

攻めと守りのバランスを重視し、さらなる成長へ──7期目に入り、新経営体制に移行するとともにミッション・ビジョンも刷新しました。 佐藤:FIREBUGを創業した7年前と比べて、エンターテインメント業界を取り巻く環境は大きく変わりました。YouTuberを筆頭にSNSをベースとしたタレントも多数生まれるようになり、エンターテインメント業界のビジネスモデルはテレビ中心からSNS中心になるなど、芸能事務所などは変革を余儀なくされています。 そんな“個の時代”において、最も重要なの

Sequoiaの変貌の必然:スタートアップは長期的な社会価値創造のインフラへ

TAKA(@Murakami_Japan)です。実はNewspicksの新サービス"Topics"の初代オーナーに任命されました。そしてこれが第一回の投稿です。これから時事ネタ、国内外のスタートアップ、大企業、M&Aや資金調達、IPOなど、雑食なテーマをファイナンスやガバナンス 、サステナビリティといった観点で切り取っていきたいと思います。是非、noteと合わせてフォロー宜しくお願いします。 記念すべき第一回のテーマは、Sequoia Capitalです。2021年10月末

予算の作り方

経営の重要なツールである予算につき私見を書いてみる。 世に予算を「正確に策定する」議論は多く見受けられるものの、なぜ予算を建てるかに対してストレートに述べたものはあまり見ない。 「なぜ」がなければ「どのように」は導けない。 予算とは経営からのメッセージ予算は、スタッフの行動を促すための仕様書 CEOは、これを肝に銘ずるべき。 「見通し」で予算数値を作る人は経営していないと宣言しているのと同じ。 一方、単なる気合を書いてしまう人も、メクラ運転になるのでハタ迷惑。 仕様書

D2CスニーカーブランドAllbirdsがついに上場!公開されたS-1を分析・考察してみる。

自己紹介こんにちは、森です。FABRIC TOKYOというアパレルD2CブランドでCEOを務めており、日々Twitter(@yuichiroM)ではD2Cブランドの情報やスタートアップの起業や経営について発信しています。 また9/2にFABRIC TOKYOでは初のレディースブランドをリリースします。「INCEIN(インセイン)」と言います。オーダーメイドワンピースを中心に女性の社会進出を支援するブランドを目指しています。Instagram(@incein_jp)ぜひフォロー

【創業2期目:黒字化×300%成長】COOから見たBtoB SaaSスタートアップの軌跡

2019 年 8 月 1 日に村岡(CEO)と粂(COO)の 2 名で創業した QuickWork は、自己資本比率 100 %かつ黒字を維持しつつも、第 2 期の最終月である 2021 年 7 月時点でメンバー数 64 名まで拡大し、売上規模として昨年比 300 %以上(T2D3 の成長水準をクリア)の成長を遂げることができました。 また、前回記載した創業後 1 年間( 2019 年 8 月〜 2020 年 7 月)の試行錯誤をまとめた「【0→1】非エンジニアがWeb開発

グッドパッチ上場して1年の7つの変化

今日、6月30日は昨年グッドパッチが東証マザーズに上場した日です。 上場して、ちょうど1年が経ったということで、この1年で感じた変化を簡単にnoteに書いてみようと思います。 あくまでグッドパッチの事例かつ僕の感じ方でN=1の声なので、参考程度に思っておいてください。 ちなみに一言で言うと「上場の道を選んで良かった」と思えるような非常に充実した1年でした。 💙 1.認知度は期待値以上に向上上場による認知というのは当然多くの会社が期待するところ。当然グッドパッチもこの1

アプリをやめるMERYが探した次のメディアの形

はじめまして。MERYという会社のCOOをしている青木といいます。 本日、MERYのリニューアルを発表しました。 自分たちにとってはかつてないほどに大きな転換になるので、1つの区切りとしてここまでの経緯とその中で考えたことをまとめてみました。 リニューアルの概要2017年に株式会社MERYの設立と同時に開始した公認ライター制度を廃止し、長らく続けてきたアプリをクローズする。そして新たにMERY&というコミュニティを立ち上げて、Webサイトをリニューアルした。少し前にはロゴも

なぜ従業員から意見が出ないのか? 〜心理的安全性の罠〜

こんにちは。 様々な経営者や人事の方と話す時によく議論に上がるワードが「心理的安全性」です。 心理的安全性とは、 のことです。 組織開発におけるキーワードとして、マネジメントにおいて意識をしている方も多いのではないでしょうか。2015年にはGoogleが効果的なチームに必要な概念として発表をし、人事界隈での認知が広がりました。 そもそも、なぜ心理的安全性が必要なのか?心理的安全性はなぜ重要と言われるのか。それは、心理的安全性によって従業員の意見行動を増やしたいからで