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プロ野球 記事まとめ

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2024年1月の記事一覧

佐々木朗希はわがままか?

 千葉ロッテマリーズ佐々木朗希の契約交渉が越年になり、その理由がMLBへのポスティング移籍の即時容認を球団に求めていることがネックとなって交渉が進まない、というものでした。

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2024年の東京ヤクルトスワローズに対して思うこと(2021年の戦い方を再現できるか)

改めて「にほんブログ村」に登録したのでクリックいただけると幸いです。 リーグ3連覇を逸したスワローズだが、2024年シーズンに挽回を期すことが期待される。2024年のスワローズに対して、各々のファンごとに様々な思いを抱いているだろう。 そこで、2024年の東京ヤクルトスワローズに対して、個人的な思いを幾つか記してみたい。 ここでは、リーグ優勝・日本一になった2021年の戦い方を再現できるかという点について。

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ヤり返せ! ヤクルトらしさを取り戻すために

東京ヤクルトスワローズの2024年チームスローガンが、1月30日、発表されました。*1 ヤり返せ!「ヤ」がカタカナです。ヤクルトの「ヤ」は、スポーツ紙の見出しでよくこのように使われます。 親の同伴なしに都内に出かけられるようになった高校生の私は、部活終わりに1時間以上かけて、たびたび神宮球場まで野球を見に行きました。 当時はまだ黄金期前。ヤクルトは、万年Bクラスと揶揄される、弱いチームでした。 私が観戦した日も、きっと負け試合が多かったのでしょう。 終電間際の電車に揺られ

近本光司のことが分からない…でも分からなくて面白い【1/31 試合なし】

「分かりやすく伝えるようにしましょう」 子どもの頃にやった作文の授業で、こんなアドバイスを何度も聞かされた。多くの人に読んでもらえるには分かりやすい文を心がけたほうが良いだろうし、僕だって基本的にはそう思っている。読者に共感してもらえる文章には、理解しやすい内容ほぼ必ず入っている。 だが、分かりやすさはあくまで評価基準の1つであって、良し悪しをすべて決める要素ではない。「分かりやすさ=おもしろさ」という考えがにも広く蔓延してしまっているのではないか、そんな風に思うことがある。

カープダイアリー第8508話「明大・宗山塁の心のふるさと、石畳の太歳通りの細川スポーツ…三次プロ野球伝続編Ⅻ」(2024年1月29日)

三次の街のアイコン、天気予報画面などでお馴染みの赤い巴橋西詰から、西城川の流れと並行して続く石畳の三次本通り。途中で太歳通りに入りさらに進むと細川猛さんが営む「細川スポーツ事業部」がある。 カープを指揮したマーティ・ブラウン監督が、旧広島市民球場時代に訪ねた専法寺からも近い。細川猛さんの2歳年下の梵英心さんも気軽に訪ねてくる。幼少期には一緒に野球をして遊んだ仲だ。 広陵で「ショートで四番の二岡智宏」の凄さをその肌で感じ取った細川猛さん。志半ばでプロへの道を軌道修正した

【データ分析】2023年を振り返る ー田中広輔内野手ー

どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。 昨年はブログでデータ分析記事を上げていたのですが、今年はnoteの方で上げていきたいと思います。 今日は田中広輔内野手です。 選手詳細 田中 広輔(たなか こうすけ) 内野手 34歳 171cm86kg 右投左打 2013ドラフト3位 基本成績 寸評 リードオフマンとして3連覇に貢献したベテラン内野手。今季は6HRを放つなど打撃で復活の兆しを見せると、守備ではファーストにも挑戦して存在感を高めた。かつて

イベント運営報告〜2024年1月〜

怒涛のイベントラッシュ 各地の空港で野球選手を出迎える写真を見ると、妙にワクワクする。 今年もいよいよプロ野球が始まる。 長くて短い1か月。春季キャンプがペナントレースを大きく左右する。 そこに記者としていない自分は少し寂し気もするけど、それ以上の経験をこの2か月でさせてもらった。シーズンインが、シーズンオフ。たっぷり書かせてもらう。 群れない男・田中幹也の誓い 株式会社NGOの2024年は、ドラゴンズ・田中幹也選手のトークイベントで〝開幕〟しました。企画した当初はリ

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プロ野球 2024 順位・タイトル・ブレイク選手予想

1.順位予想 [セ・リーグ] 1位 阪神タイガース 2位 横浜DeNAベイスターズ 3位 読売ジャイアンツ 4位 中日ドラゴンズ 5位 東京ヤクルトスワローズ 6位 広島東洋カープ [パ・リーグ] 1位 オリックス・バファローズ 2位 福岡ソフトバンクホークス  3位 北海道日本ハムファイターズ 4位 千葉ロッテマリーンズ 5位 東北楽天ゴールデンイーグルス 6位 埼玉西武ライオンズ 2.タイトル予想 [セ・リーグ] 新人王:門別啓人 (阪神) 首位打者:中野拓夢

カープダイアリー第8509話「新球場マツダスタジアムから15年、新スタジアム、エディオンピースウイング広島が平和の翼を広げる時」(2024年1月30日)

あす、広島では大きなイベントがある。エディオンスタジアム広島の報道関係者向け内覧会だ。広島市とサンフレッチェ広島が共同で行う。 中身は情報開示に縛りがかかっているためあすのイベント終了後にしか表に出ない。おそらく新聞も放送局も、SNSや自社ニュースで詳しく報じるだろう。 サッカー専用スタジアムが広島にはなかった。スポーツ王国の名が泣く。1993年のJリーグ誕生当初から、手を変え品を変え市民もサッカー関係者も「スタジアム、スタジアム」と声を上げ続けてきた。できるまでに30年

【データ分析】2023年を振り返る ーマット・デビッドソン内野手ー

どうも、キュプリーヌス(@cyprinus_wrc)です。 昨年はブログでデータ分析記事を上げていたのですが、今年はnoteの方で上げていきたいと思います。 今日はマット・デビッドソン内野手です。 選手詳細 マット・デビッドソン(Matthew Glen Davidson) 内野手 32歳 190cm104kg 右投右打 基本成績 寸評 外国人らしいパワフルな打撃が最大の魅力の助っ人内野手。120三振で打率.210と脆さもあったが、チームトップの19HRとそのパ

【PL】12球団ベストユニフォーム(パ・リーグ篇)

 週刊ベースボールにて、僕が尊敬してやまない綱島理友先生が「12球団ベストユニフォーム」というコラムを書いていたので、勝手ながら僕もそれに便乗させていただくこととしよう。いつもセ・リーグからばかりなので、今回はパ・リーグから。 オリックス まずはパ・リーグの最古参のオリックスから。合併こそあったものの、戦前の昭和11年からある歴史の深い球団である。今回、吸収された近鉄は「番外編」の項を用意し、そこで紹介させていただく。  オリックスのベストユニフォームには、ブルーウェーブ

野球への情熱は変わらない?2014年の流行語「カープ女子」の現在

こんにちは、データアナリストの小川知紘です。 「カープ女子」が2014年ユーキャン新語・流行語大賞の年間トップテンに選ばれてから早10年が経ちました。ただし、現在は「カープ女子」というフレーズを日常で耳にすることがほぼ無くなりました。 一体、「カープ女子」たちはカープに対する興味を失ったのでしょうか?もしかしたら、何か新たな興味に移り変わった可能性もあります。 そこで今回はYahoo! JAPANの検索データを用いて、かつての「カープ女子」が2023年時点で何に強い関心

館山昌平が見た!和田毅自主トレでのラプソードデータ活用法とは

MLB全球団、NPBでも多くの球団で活用が進むラプソード。 練習用の計測機器として、プロ野球の世界では特にシーズン前後の時期に計測数が飛躍的に増えますが、年が明けた自主トレの時期から多くの選手が計測をスタートします。 今回、福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手からご要望を頂いたのをきっかけに、和田毅投手が主催する自主トレに弊社アンバサダーの館山昌平さんとともに計測サポートおよび取材をさせて頂くことになりました。 そこで今回の記事では、和田毅投手の自主トレに参加した4日間

阪神タイガース2023年優勝の軌跡

1.序章 1.1 阪神タイガースについての概要 阪神タイガースは、日本のプロ野球史において最も古い球団の一つとして知られています。1935年に設立され、翌1936年に大阪タイガースとして最初のシーズンを迎えました。当初は大阪府を本拠地としていたため、この名前が付けられましたが、1940年に反外国人感情と東条政権による英語名禁止の流れを受けて「阪神」と改称されました。戦後の1947年には一時的に「大阪タイガース」に戻されましたが、1961年には現在の名前「阪神タイガース」