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高校・大学・社会人野球 記事まとめ

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2022年11月の記事一覧

高校時代は全く無名…環太平洋大の左腕、徳山一翔が“鮮烈”神宮デビュー!2024年のドラフト有力候補になるか?

全国のドラフト候補を網羅する「プロアマ野球研究所」。主任研究員で、ドラフト専門家の西尾典文が彼らの実力や将来性を分析している。今回は、明治神宮大会で鮮烈な全国デビューを飾った大学2年生のサウスポーを紹介する。 2022年11月18日 明治神宮大会大学の部 国際武道大0-2環太平洋大 徳山一翔(環太平洋大) 2年 投手 176㎝84kg 左投左打 鳴門渦潮 環太平洋大が3人の継投によるノーヒット・ノーランを達成した。先発投手としてこれ以上ない見事なピッチングを見せたのが、

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この練習方法正しい?からの脱却。

こんにちはジャーナリストの氏原です。 野球はシーズンオフに突入しました。 これからはオフのトレーニングが始まります。選手にとってはしんどい時期ですね。指導者にとっても、あーでもない、こーでもない、と悩む頃なのではないでしょうか。 こんな時期に戦術練習なんかやってませんか? まぁ、試合もないのに、どっかのプロ野球はキャンプなんかやってましたけど、無意味なことはなるべく避けたいものです。来春に選手たちが化けるような取り組みをしていきたいものです。 指導者の方々が諸々、悩みを

立教大の右腕、池田陽佑が2023年ドラフト候補に浮上か…智弁和歌山時代に甲子園で熱投 

全国のドラフト候補の実力や将来性を分析している「プロアマ野球研究所」。今回は、東京六大学で下級生の頃から主戦を務めている、智弁和歌山出身の“本格派右腕”を取り上げたい。 2022年10月30日 東京六大学野球秋季リーグ戦 明治大4-2立教大 池田陽佑(立教大) 3年 投手 183㎝92kg 右投右打 智弁和歌山 今年は荘司康誠(投手・新潟明訓)が楽天から1位指名を受けた立教大で、来年の有力な候補になりそうなのが池田陽佑だ。 智弁和歌山では、2年春から4季連続で甲子園に

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香川に期待の“二刀流”!? 英明の主砲、寿賀弘都は投手でも高い潜在能力 スカウト陣もマーク!

「プロアマ野球研究所」は全国のドラフト候補について、実力や将来性に関するレポートを読者の方々にお届けしている。今回は、投手と野手、どちらも高いポテンシャルを秘めた四国の高校生を紹介する。 2022年11月18日 明治神宮大会高校の部 英明10-7山梨学院 寿賀弘都(英明) 2年 外野手兼投手 180㎝78kg 左投左打 4点差をひっくり返して逆転勝利をおさめた英明。その中で投打にわたってチームを牽引する活躍を見せたのが4番の寿賀弘都だ。 筆者が初めてプレーを見たのは、

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特別な夏に成し遂げた9年ぶりの東東京大会優勝(帝京高校OB 朝倉仁哉インタビュー)

最初は気が進まなかった帝京高校への進学――野球を始めたきっかけについて教えてください  小さい頃に父が野球をやっていて、その草野球チームの試合をよく観に行っていました。その影響もあって近くの小学校の野球チームに体験に行き、楽しかったので野球を始めました。 ――ここからは高校に入学してからのお話に移っていきたいと思います。甲子園を目指していたときの思いや練習への姿勢について教えてください  帝京高校は伝統校と聞いていたので、正直なところ自分は本当に行きたくありませんでした。入

驚異の11奪連続三振!健大高崎のエース、小玉湧斗が2023年のドラフト候補に浮上 打ちにくいフォームで打者を翻弄

全国のドラフト候補を紹介している「プロアマ野球研究所」。シーズンオフも積極的に情報を発信していく予定だ。今回は来年の北関東を代表する存在になりそうな高校生右腕を紹介する。 2022年11月27日 くまのベースボールフェスタ練習試合 健大高崎7-0近大新宮(8回コールド) 小玉湧斗(健大高崎) 2年 投手 174㎝68kg 右投右打 健大高崎が終盤に突き放してコールド勝ちをおさめた。この試合で圧倒的なパフォーマンスを見せたのが、エースの小玉湧斗だ。 旧チームから投手陣の

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人と組織を育てる須江流マネジメント術『仙台育英 日本一からの招待』が12月2日発売

「青春は密」「人生は敗者復活戦」「教育者はクリエイター」「優しさは想像力」 2022年の夏東北勢初の甲子園優勝を果たした 仙台育英学園高等学校 仙台育英を日本一に導いた須江航監督の著書を刊行いたします。 チーム作りから育成論、指導論、教育論、過去の失敗談まで、監督自らが包み隠さず明かす! 発売日をお楽しみに‼ 書誌情報『仙台育英 日本一からの招待 幸福度の高いチームづくり』 著者:須江航(仙台育英学園高等学校 教諭 硬式野球部監督) ISBNコード:978-4-862

明治神宮野球大会で大阪桐蔭Ⅴ。選抜の「明治神宮枠」は近畿に。「7枠目」選出が悩ましい。候補校は「一長一短」

今年の明治神宮野球大会高校の部は、大阪桐蔭が2年連続で優勝。これによって、来春の選抜大会の「明治神宮枠」は近畿に与えられることになった。近畿の出場枠は一つ増えて「7」となったが、7枠目の選考は難航しそうだ。候補に挙がっているチームは「一長一短」。選考にあたり、激しい議論が展開されそうだ。 明治神宮大会では、大阪桐蔭の底力を見せつけられた形となった。決勝の広陵(広島)戦は史上初となる2年連続の同一カード。四回までに0-5と大量リードを許していた大阪桐蔭だが、五回に反撃し一気に

某選手名鑑風 個人的2023年にかけての推し選手

最近はこういうのに興味が出てきたのもあって、今年度版を出すのは迷いましたが、せっかく作成したことだし、出すことにしました。(個人的に面子を潰す事無く仁義を立てる事を尊重して、この時期に出すことにしました) ※明治神宮大会直前に書いたものになります。 ※国公立大の項以外は、2023年ドラフト対象選手になります。 高い意識を持つ強肩捕手 小栁啓誠(佐賀北)180㌢75㌔右投右打 総合C+ 体のキレB 伸びしろB 頭脳B+ バットコントロールC 守備力C 肩力C+ 走力D 長

6年間親元を離れての寮生活の末に掴み取った独自大会優勝(青森山田高校OB 新井山泰佑インタビュー)

親元を離れて6年間の寮生活――野球を始めたきっかけについて教えてください  特に誰かから勧められたというわけではなく、自然にボールを手を取って祖父とキャッチボールをしていました。公園などで野球をしていたのは保育園に入る前からで、チームに入ったのは小学校3年生からでした。 ――小学校時代はお父様がチームの監督だった  そうですね。小学校から厳しく、朝から夜までずっと父と野球をやっていました。今思えば鬼でしたね。ただ、今は優しくなっていますね。 ――中学時代はどこで野球をして

あの夏を取り戻せプロジェクトを始めた理由とは?(大会発起人 大武優斗インタビュー)

かっこよくなりたくて始めた野球――野球を始めたきっかけについて教えてください  父がかつて高校球児で甲子園を目指していて、その後草野球チームで父が活躍している姿を小さい頃から見ていて、かっこいいなと思っていました。そして自分も父みたいに野球をやって、かっこいい大人になりたいと思い小学1年生から地元のチームで野球を始めました。 ――高校を決めたきっかけはありますか?  僕が所属していた中学のシニアのチームが結構強いところで、全国大会は基本的に出場しているようなチームでした。そ

例の件で思ったこと

今、大阪桐蔭対クラーク国際戦の声出しが問題になっています。 今回の件、そもそも何が起こったのか、私が思った事も含めて書いていきます。

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「新しいのに懐かしい」。高校野球に「北陸高校旋風」。秋季北信越大会では「下剋上」。ユニホームは、まるで阪急

明治神宮野球大会の高校の部で4強が出そろった。昨春選抜優勝の大阪桐蔭、昨夏の選手権を制した仙台育英、選抜3度Ⅴの広陵(広島)と顔なじみが勝ち上がった。そして、もう一つの枠には、福井県の北陸高校が名を連ねたのだ。明治神宮大会に初出場と新しい存在。一方で懐かしさも感じる。不思議な存在だ。 白地のユニホーム。胸には赤色の英語の筆記体で「Hokuriku」。袖には赤のライン。かつての阪急ブレーブス(現・オリックス)を彷彿させる。プロ野球のオールドファンには懐かしさが漂う。 その北

流通経済大にプロ注目の”打てる捕手” 萩原義輝、東海大相模の控えからドラフト候補に飛躍だ!

東海大相模の控え選手から、大学球界で注目のドラフト候補へ…。全国のドラフト候補を紹介している「プロアマ野球研究所」。今回は、東京新大学野球連盟に所属する、流通経済大学でプロの注目を集めている強肩強打の捕手を紹介したい。 2022年11月8日 横浜市長杯争奪関東地区大学野球選手権 中央学院大5-1流通経済大 萩原義輝(流通経済大) 3年 捕手 180cm85kg 右投左打 東海大相模 中央学院大が快勝した試合だが、敗れた流通経済大で存在感を示したのがキャッチャーの萩原義輝

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