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【期間終了】ショートショート書いてみた #クリエイターフェス

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【終了しました!ご参加いただいたみなさんありがとうございました】 2022年10月1日〜31日期間限定コミュニティとして、応募者の中から30人を運営メンバーとしてご招待し、運営… もっと読む
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#書く習慣

同じテーマで投稿しあう期間限定コミュニティの参加者を募集します! noteの共同運営…

※期間限定noteコミュニティは、終了しました! ご参加いただいたみなさんありがとうございま…

note編集部
1年前
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人生最後の日に、食べたいもの。

「人生最後に食べたいもの」高瀬海月。 母曰く、ぼくは食いしん坊じゃないらしい。 だから、…

ほんとうのジュリエットからの手紙。#毎週ショートショートnote。

路美夫には悲しい過去があった。 樹里という名前の婚約者がかつていた。 江渡樹里。 名前と…

言葉と言葉が出会う時。#十六夜短歌

君の声に自分の声を重ねてもいいのかな。 隣りに眠る君の呼吸をまねしたいんだ。 秋のこと、夏…

死んでしまいたいと思えば思うほど。#毎週ショートショートnote

さっきから天井からなにかが落ちてくるのだ。 部分でもあるような全部でもあるような欠片が。 …

ピアスの穴に秋風が抜けてゆく。

古い木の甘い匂いが、校舎を纏っている。 ある日の放課後。校庭の喧騒やテニスボールがコート…

さよなら白い嫉妬たち。#ショートショート

しなければいけないことが八雲にはあった。 十五夜も近かったので、お月見団子を つくることにした。 ボウルの中の純白の団子粉に水を、そろり そろりと注ぐ。 さらさらだったものが こねていると、しっとり してゆき ばらばらだったしろいものが ひとつにねばってゆくのがわかる。 八雲にとって白はいつだって ここから よそへでてゆくときのよそおいなのだ。 ひたすら、手のひらの上でまるめていると なんだか 遠い日のお月見のあたりのことが 浮かんでくる。 みんなで暮らしていた頃