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麻雀、その他諸々

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マガジン

  • 麻雀初心者講座

    麻雀初心者が読むべき記事。 特に、「最近ネット麻雀始めました!頑張って強くなりたい!」という人は是非読むべき。 なぜなら、世に蔓延る初心者向けコンテンツは嘘で満ち溢れているから。

最近の記事

園田プロのオーラス3p切りに関する考察

久々にMリーグを観戦しました。 10/27(木) 第2試合、南4局はラス親園田選手の打牌を中心に非常に白熱した展開になりました。(全員がトップの可能性があるオーラスは見ていて楽しいですね) 園田選手は、この手牌から堀選手の当たり牌を切らずに執念の6s切り。 ラス目の園田選手は、上がりはもちろん、聴牌しなければラス確定の状況でよくこの2mを止めましたね。私も観戦していて2m止めに思わず声が出ました。 この2m切りで放銃したとて、誰も園田選手を批判することはできないでしょう

    • 天鳳自戦解説_3

       前回からの続き。 https://note.com/notegen/n/n98c87aa714b6  親番で立直が見える。  南1局の始まりの鐘を鳴らすのは打南。  手なりで不要牌と孤立牌を切る。立直だ、俺に立直と言わせてほしい。沢崎さんならもう曲げてる。  お、もうドラ切るんですか?ラス目ですよ、大丈夫ですか?  いただきます。「チー」  捨て牌1段目が終わろうとしているのに、配牌からほとんど動いてない。鳴かないと間に合わないでしょこんなの。ポン材も四つある

      • 天鳳自戦解説_2

         前回の記事が(俺の中で)好評だったので、引き続き検討していきたい。  東発と似ていて、立直と西ポンの2つを見据えて進行して行きそう。  立直なんて無かった。  この手順なら白縦が偉いので残す。いまーん切りでも良かったかもしれない。微差なので何でもいいか。  ぶくぶく。  チーして萬子に託す。  ありがとう萬子。2m2枚見えの1mシャボはまあまあ自信ある待ちでしょ。  流石に両面が偉い。地味に567もある。  カモが1000点くれるらしい、おおきに。  怖い

        • 天鳳自戦解説

           不甲斐ないラスを引いたので、珍しく自戦の牌譜検討をしてみようと思う。  今回、検討する牌譜だ。見ても見なくてもいい。 〜東1局 親番〜  東発の親番だ。私は起家が1番好きだし1番有利だと思っているのでラッキーだ。  立直が見えるので手なりで字牌を切る。  さあ、俺の親番が始まるぜ。この手牌がどこまで育つかとても楽しみだ。  ツモも宜しいようで。  オタ風→白の切り順はオタ風縦<白縦だからだ。中を鳴くルートもあるので、白縦は尊重されるべきだろう。  最速立直に

        園田プロのオーラス3p切りに関する考察

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        • 麻雀初心者講座
          12本

        記事

          麻雀初心者講座 最終回 〜改めて、鳴くとは〜

           タイトルの通り、改めて「鳴く」とはどういうことか考えよう。  遠い仕掛け、安い仕掛け、これらはよく「クソ鳴き」と呼ばれる。  クソ鳴きにおける最悪なシナリオは、手詰まりによる放銃、だろう。  じゃあ、手詰まりにならないために鳴くのをやめよう。。。これは違うな。転んだら怪我するから自転車の練習をするのはやめよう、と言っていることが同じだ。  このnoteを読んでるってことはお前は弱いんだから、たくさん怪我しろ。たくさん転べ。転ばないということは、転ぶのnotなんだから

          麻雀初心者講座 最終回 〜改めて、鳴くとは〜

          麻雀初心者講座11 〜最速喰い断の真価〜

           「和了トップ」という言葉をご存知だろうか?  オーラスでトップ付近が僅差、1000点でもなんでも和了さえすればトップになるという状況だ。  そのような状況では速度が最優先される。速度=鳴きと思ってもらってもいい。その中でも役牌、喰い断の2つは非常に優秀な役だ。  和了トップなら、役牌か喰い断を見ろ。  あまりにも当たり前だが、重要なことだ。なぜなら、麻雀とは通常、順位を競うゲームだからだ。  Mリーグなどのような素点も重視される場合においても、順位点というものがあ

          麻雀初心者講座11 〜最速喰い断の真価〜

          麻雀初心者講⑩ 〜この西切りが見えると強くなる〜

           さあ、お待ちかね。喰い断だ。  と、その前に断么について説明する必要がある。  断么は19字牌を使わずに手牌を完成させたときにつく役だ。門前でも副露でも同じ1翻だ。達成条件は比較的容易で便利な役である一方、扱いは非常に難しい。また、上級者の中でも断么については様々な主張がある。私の主張は以下の通りだ。  断么が見えるなら、狙え。  ざっくりとしているが、こんな感じだ。  例えばドラをツモったら、何となくドラを残すだろう。そんな感じで狙うべき役だ。  続いて喰い断

          麻雀初心者講⑩ 〜この西切りが見えると強くなる〜

          麻雀初心者講座⑨ 〜1000点の鳴きをさぼるな〜

           前回に引き続き、役牌講座だ。  前回はあまり難しくなかったが、今回のは少し中身のある内容になっているはずだ。そして、麻雀の勝利に直結する内容でもある。  早速、始めよう。  なんですか、これは?  今回はSuphx様ではなく、ダイアグラム麻雀様の牌譜を無断で使用します。初心者には少し難しい部分もありますが、鳴き麻雀を学ぶなら非常におすすめのnoteです。課金が必要な記事もありますが、基本的には無料で読めます。中身に関しては文句無しなので、課金の価値は大いにあるでしょ

          麻雀初心者講座⑨ 〜1000点の鳴きをさぼるな〜

          麻雀初心者講座⑧ 〜役牌は全部1枚目から鳴け〜

           鳴き麻雀において、まず最初に覚える基礎中の基礎である役。それは、役牌と喰い断だ。  麻雀において、この二つの役を目指すことが損になることはほとんどない。何故なら、この二つは和了に向かって最短で進んでいける役だからだ。  まずは、役牌について説明する。ここでいう役牌は、場風、自風、白發中のことである。  先に結論を言おう。  役牌は全て一鳴きだ。これだけだ。役牌に関しては、これだけだ。配牌で役牌が対子(2枚)あれば、そこは鳴く前提で手組みを進める必要がある。  厳密

          麻雀初心者講座⑧ 〜役牌は全部1枚目から鳴け〜

          麻雀初心者講座⑦ ~速度の重要性~

           ①~⑥の記事では、和了の重要性とそのために鳴きが必要不可欠である、という話をした。ここから、鳴き麻雀の講座に移ろうと思う。  が、その前に速度の重要性について知っておく必要がある。  「速さ」ではなく「速度」と言うからには「向き(ベクトル)」と「絶対値(いわゆる速さ)」がある。ここでは、向きを自手の聴牌とする。つまり、速度は「聴牌までの速さ」とも言い換えられる。  以下、単に速度と言うときは、聴牌までの速さを指しているものとする。  また、ここでいう速度は「相対速度

          麻雀初心者講座⑦ ~速度の重要性~

          麻雀初心者講座⑥ ~たくさん鳴くと立直が打てるようになる~

           最後に③について述べる。 それぞれ①和了を目指さなくなる②門前は難しい③立直を目指さない方が結果的に立直手順が上手くなる、と私は考えているからだ。  立直手順がうまくなる、とはどういうことだろうか。  これはシンプルに言い換えると「立直が打てるようになる」ということだ。(最初からこう言えば良かった。分かりにくくてすまん)  強い人はとにかく立直を打つ。そしてバンバン和了る。だから、私たちも立直は強いものだと思い込む。そして、立直を目指して手組をする。  違う、そう

          麻雀初心者講座⑥ ~たくさん鳴くと立直が打てるようになる~

          麻雀初心者講座④ 〜立直を目指すと和了できない?〜

           早速だが、前回記事から引用。 それぞれ①和了を目指さなくなる②門前は難しい③立直を目指さない方が結果的に立直手順が上手くなる、と私は考えているからだ。  今回は①について述べる。 https://www.amazon.co.jp/dp/B074W2JLGC/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1  こちらは、麻雀を統計的に分析した書籍である。この本によると、天鳳全体の和了の中で、副露手は約半分を占めているらしい。(詳

          麻雀初心者講座④ 〜立直を目指すと和了できない?〜

          麻雀初心者講座⑤ 〜門前は難しい〜

           次は②について述べたい。 それぞれ①和了を目指さなくなる②門前は難しい③立直を目指さない方が結果的に立直手順が上手くなる、と私は考えているからだ。  そのまんま、門前は難しい。  というか、門前の手組みが出来てバンバン立直を打って上がっている人は、最早初心者では無い。  何度も言うが、立直は一つの役でしか無くて、和了の手段の一つでしかないのである。初心者が最初に身に付ける技術は「立直の技術」ではない。「和了の技術」だ。  だから門前は捨てろ。その代わり和了に向かっ

          麻雀初心者講座⑤ 〜門前は難しい〜

          麻雀初心者講座③ 〜立直麻雀がダメな理由〜

           引き続き、立直を目指すことの弊害を述べていきたい。繰り返しになるが、立直が弱いと言っている訳ではない。  また、「リーチを目指すな」は主にネット麻雀を想定したアドバイスであることも忘れないでほしい。  私が「立直を目指すな」と主張する理由は、主に3つある。  それぞれ①和了を目指さなくなる②門前は難しい③立直を目指さない方が結果的に立直手順が上手くなる、と私は考えているからだ。  ①②③を見て、何を感じたか?①も②も言いたいことがよく分からないと思う。特に③なんか言

          麻雀初心者講座③ 〜立直麻雀がダメな理由〜

          麻雀初心者講座② ~立直を目指すな~

           驚きのタイトルだろう。  恐らく「初心者はとにかく立直を目指せ」という教えが大半だろうから。だが、私は、初心者は「立直を目指すな」と言いたい。勘違いしないで欲しいのは、決して立直が弱いと言っているわけではない、ということだ。  考えて欲しい。麻雀のルールの中で一番重要なルールは何だろう。「役がないと和了できない」「9sを誤ツモしてはいけない」など色々なルールが存在する。が、答えはシンプルである。  「ゲーム終了時に得点(点棒)を最も持っているプレイヤーが勝者」。  

          麻雀初心者講座② ~立直を目指すな~

          麻雀初心者講座① ~はじめに~

           麻雀のルールを全く知らない人から、初心者(天鳳一般~特上卓(R1800以下))を対象に「どうやれば麻雀が強くなるか」について講座したいと思う。  とは言え、今はyoutubeや戦術書など、麻雀を学べるコンテンツが世に多く出回っており、「今更、初心者向けのnoteなんて。。」と思われる方も多いと思う。だが、そんな人こそ、ぜひ読んでいただきたい。  なぜなら「世に出回っている麻雀初心者を対象としたコンテンツは嘘デタラメが多すぎる」からだ。教えている本人に悪気がないのは百も承知

          麻雀初心者講座① ~はじめに~