![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44766726/rectangle_large_type_2_0e67c39a2d5d39cd70a3e4fc033c011f.png?width=800)
カナルのレガッタ
みつけてくれてありがとうございます。
好きな作品紹介の会です。
断じて専門家なわけではないのであしからず!
すみません、もっと勉強します。
カナル・グランデのレガッタ
カナレット(1697-1768)
18世紀イタリアの景観画です。
カナレット氏の本名はジョヴァンニ・アントニオ・カナル だそうです。
すごく大きかった!
まず、1番に印象に残ったのは再現性の高い写実性。絶妙に対比された明暗や光。空気感を感じさせられる大きく開放的な景観とそれを支える遠近法。そして輝く鮮やかでいて繊細な色づかい。
奇想画と呼ばれる空想上で構成された都市景観図作品でも優れた作品を残しているそうです。
18世紀の欧州において最も重要な景観画家の1人とも言う事ができるカナレット随一の代表作であるのがこの作品で、画家の故郷であるヴェネツィアの大運河の情景を描いた14点から構成される連作の中の1点で、大運河でおこなわれる大規模なゴンドラの競漕の情景を描いた作品だそうです。
画面中央のゴンドラが競っているのか。画面前方にはそれを観る独特な服を着た人々を乗せたゴンドラ。画面左端には豪華な建物が描かれています。これはマッキナの建物で、掛けられている大旗には当時の統領カルロ・ルッジーニの紋章だそうで、明確に描き込まれてありました。
さらに大運河を挟んで画面左右に描かれる建物のバルコニーには大勢の観客が描かれており、その見事な写実的描写からは、声や香りまでも感じられる。
写実的描写だけてなく、少し印象的な要素もあるのだろうか..?ドラマチック性をも兼ね備えている気がして、だからこそ今現在においても私たちに感動を与え続けるのだなあと思います。
サポートしていただけるなんて!巡り巡って心優しいあなたの元へ帰ってきますように。