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はじめて一人で行ったサーフトリップ。上手く楽しめず部屋で聞いてた、苦い思い出の一曲

僕がはじめて一人でサーフトリップに行ったのは30歳になる前。湘南の鵠沼に電車で通い練習していたころ。そうです、足の着くビーチブレイクで練習していました。

春に1週間ほど休みがとれたので、インターネットでトリップ先を調べて決めたのが『奄美大島』。手広海岸の目の前にあるグリーンヒルさんに泊まりました。『奄美大島』へのサーフトリップとしては王道のコースですね。

足の着くビーチブレイクしか知らなかった僕が、リーフポイントの洗礼を受けて撃沈したときに聞いていた、苦い思い出の曲を紹介します。
(※リーフ:岩礁やサンゴのこと)

Matthew Pitts|Ride

『奄美大島』に持って行った曲が「Matthew Pitts」の「Ride」です。

当時、なぜこの曲を聴いていたかというと、僕は新しいサーフボードを買おうとしていて、ちょうどフィッシュテイルのボードが流行りだした頃でBCM FilmsのDVD「ALTERNATIVE BOARD - WEST JAPAN」をかぶりつくように見ていました。その中に流れていた曲なのです。


リーフブレイクの洗礼

手広海岸はビーチの中央に大きな三角形のリーフがあって、その頂点にウネリがヒットしAフレームの綺麗なブレイクを生み出します。
ビーチブレイクしか知らない僕は、テイクオフの瞬間に目に入る海底のリーフが怖くて立つことができませんでした。

そして翌日、サーフツアーで城(ぐすく)ポイントに連れて行ってもらいました。昨日のことがあったので、道中ずっと不安な気持ちで車に揺られ到着。不安が的中しました。。。

ガーン。城ポイントに砂はありません。すべて玉石です。そして波が割れているポイントは数百メートル沖なんです。鵠沼は波がブレイクするところまで歩いていけます。そんなレベルの僕がパドリングで数百メートル沖に行けるわけがありません。宿に帰り、一人部屋で撃沈している僕を癒してくれたのが、この曲なんです。今でもたまにこのDVDを見るのですが、曲が流れると当時の苦いサーフトリップを回想し、いい思い出として浸っています。

言わずもがなですが、『奄美大島』は最高のサーフトリップ先です。
今だったら最高に楽しめると思います。
でも、この経験があったから、今のサーフィンライフがあると思います。
もっとサーフィンが上手くなりたい!と思った旅でした。

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noteサークル『サーフィン部』でした。






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