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おだわらデジタルミュージアムがベストプラクティス賞を授賞しました!

昨年度制作した神奈川県小田原市のおだわらデジタルミュージアムが、第17回JIIMAベストプラクティス賞優秀賞を授賞しました!

ベストプラクティス賞とは?
日本文書情報マネジメント協会(略称:JIIMA)が、2007年(平成19年)より先進的な文書情報マネジメントシステムを導入し、顕著な成果を出された企業・団体に対して『ベストプラクティス賞』を設け表彰しております。

評価ポイント
国が掲げているデジタル田園都市構想の事例で、この様な分野で採用されるということは評価できる。また、整理が不十分だった文化財資料のデータベースを構築し、5施設の所蔵資料を一元的に管理できるようになったことで、業務の効率化と情報共有へとつながった点や、資料のデジタル化は貴重な文化財の長期的な管理と保存にも寄与している点も評価できる。
【先進性】
様々な種類の資料に対して、その性質や状態に適した撮影方法を駆使しデジタル化している点が特徴的で、自治体において、これほど多種多様かつ大量の文化財を対象とし、多彩なコンテンツを一挙に搭載した包括的デジタルアーカイブは例がなく画期的である。さらに、小田原市の都市OSとも連携しており、国が推進するスマートシティ構想に基づく文化財保存活用事例としても先駆的役割をなすものである。

「おだわらデジタルミュージアム」は小田原市が収蔵している歴史的・文化的資料を閲覧、検索できるポータルサイトで、2023年3月31日に公開されました。1つの施設に収蔵されている資料だけではなく、主に郷土文化館、松永記念館(郷土文化館分館)、小田原城天守閣、尊徳記念館、小田原市立中央図書館の五つの施設の収蔵資料を鑑賞できます。

コンテンツとしては、キーワードやカテゴリーの絞り込みなどで検索、閲覧が可能な「デジタルアーカイブ」のほか、「厳選!小田原市の収蔵資料」と題して学芸員が厳選した収蔵資料をテーマや特別コンテンツごとに見ることができます。
特別コンテンツには、拡大することで資料の細部まで分かる「高精細写真」、様々な角度から立体的に資料を見ることができる「3D」や、さらに被写体を360度回転させながら鑑賞できる「ObjectVR」があり、さまざまな資料を見ることができます。
また、実際に現地にいるかのように建造物の内部を各部の解説とともに鑑賞できる「VRツアー」もあります。

「VRツアー」についてはこちらでも制作時の様子を詳しく紹介しています。

当社としましても、このような授賞をされるような業務に関わることができて光栄です。
これからも文化財を広く伝えていく活動に関わっていければと思います。

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