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地域・行政ピックアップ 記事まとめ

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地域に関連する、さまざまなジャンルのすてきな記事をまとめるnote公式マガジンです。
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#ローカル

5日間、120円のおむすびに懸ける工場長の誇り。博多阪急「匠の明太子」が熱い理由

めんたいこんにちは。福岡めんたいこ地位向上協会の広報、大塚たくまです。 めんたいこを、福岡におけるうどんやラーメンのように、味の違いを楽しく喋れるような食文化の成熟を実現すべく活動しております。 この度、協会公式のnoteのアカウントを開設しました。このアカウントを開設したきっかけはただひとつ。 博多阪急で行われる「匠の明太子」というイベントの魅力をガチで伝えたいから。 この度、博多阪急さんの「匠の明太子」イベントをPRするために、福岡めんたいこ地位向上協会ではYou

ローカルな食の力で、暮らしは底抜けに楽しくできる。「食の本」から「食の体験」の世界へ飛び込んでみた。

「ふるさと食体験の準備室」インタビュー、第11回目は石川日向咲さんです。 前職の出版業界での仕事から、思い切って食の世界へ転職を決めたという石川さん。そんな石川さんの転職ストーリーと、ローカルな食への想いを伺ってみました。 20代最後の転職で、諦められなかったのは「食」だったーー 石川さんは、2021年8月にキッチハイクに入社されたのですよね。 はい。入社して4ヶ月ほどになります。前職は業界も違い、出版社の営業として本屋さんを回る日々でした。新卒から約6年間、本のある場所

月1で大村屋に宿泊し、1年間嬉野の「人」を取材して見えてきた暮らし観光の意味

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 さて、この「嬉野温泉 暮らし観光案内所」の連載は、今月で1年を迎えました。 普段、ガイドブックには載らないかもしれないけれど、嬉野で輝いている「人」。そんな方々に取材をしていると見えてくる、嬉野の魅力と課題。 通ううちに育っていく、愛着。深い取材を続けていくうちに、ぼくはどんどん嬉野のことが大好

奇跡のローカルメディア「うれしの元気通信」編集長が語る"継続"秘話

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 嬉野市には、地元住民に愛されるローカルWebメディア「うれしの元気通信」があります。 かれこれ約10年継続されているWebメディアです。ぼくは最初に嬉野へ取材へ行く準備をしている時、この「うれしの元気通信」を見つけ、更新頻度の多さに驚きました。 「何をモチベーションにこんなに更新しているのだろう

Web de MiSSE - 会津美里に恋するフリーペーパー『MiSSE』オンライン公開 -

今年3月に完成したフリーペーパー『MiSSE』第1号。 「会津美里に恋するマガジン」をテーマに会津美里町の主な観光地、3地域の紹介などを掲載し、町内および近隣の市町村に配布しました。 ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます! 現在、私の手元にある在庫はゼロ……。 すぐに見せたいと思ってもできずに歯がゆい思いをすることもしばしば。 増刷の予定もなく、どうしたものかと悩んでいました。 今頃になって「noteに掲載すればいいじゃないか!」と膝を打ち、よりたくさんの方

「新しい農と食」。まちの流れをつくる農家と料理人をインタビュー(1/3)

新型コロナウイルス感染症が世界に拡大して1年半あまりが経ち、長く苦しい我慢が続いている。そんな中、まちに新しい流れを作ろうと動く2人を、3回にわたってご紹介する。 イタリア料理OTTOオーナー矢野松明さん 国道11号線を西条方面に。重信川に架かる新横河原橋を渡った先に印象的な“猿”の壁画が装飾されたお店が見える。3月14日に開業10周年を迎えたイタリア料理OTTOオーナー矢野松明さんは「人が店をつくり、店がまちをつくる」を理念に、東温市にある資源を率先して取り入れてきた。

医師が商店街の空き店舗に小さな図書館を作った理由。ケアをまわすエコシステム「だいかい文庫」とはなにか。

2020年12月、家庭医療専攻医である僕は、豊岡市の空き店舗に小さな図書館を作った。だいかい文庫と名付けた図書館は、おかげさまでオープン4ヶ月で400冊程度借りられている賑わう図書館となっている。 この図書館は、「シェア型図書館」である。市立や大学の図書館のような公立ではなく、民間のシェア型図書館だ。まちに暮らす人たちが一口2400円/月から共同出資し、一箱本棚オーナーとなり、自分のおすすめする本を図書館に置いて、交互にお店番をする仕組みである。現在、一箱本棚オーナーさんは

「いいらぁ!南伊豆弁」愛すべき方言

こんにちは!南伊豆町商工観光課 杉浦です。 今回は全く仕事と関係ない話です。どうぞお付き合いください! 皆さん、田舎の魅力は「人の温かさ」「自然の豊かさ」「夜の静けさ」など色々あるかと思いますが、私は「方言」も大きな魅力だと思います。 実は私は愛知県の出身で大学は岐阜県、今は南伊豆町と3つの地域に住んでいたことがあるんですが、その度にカルチャーショックを受けてきました(笑) 「何言っとるかわからんがや!私も三河弁ようけ喋るで通じんかったらあかん!」 (標準語:「何を言って

独断と偏見で選んだ、愛しのローカルメディア特集。

地元の人で溢れる、ローカルな居酒屋。近所の老若男女が緩やかに交わる、心地の良いカフェ。決して派手さはないけれど、その街にしか存在しない、お店や街の風景、空気感。 そんな尊い日常を、地元ならではの視点で切り取り紹介しているのが、「ローカルメディア」の魅力だと思っています。 私は普段、メインのホテルの企画の他に、フリーで地方のプロデュースの仕事にも関わっておりまして。 実はいま、宮崎県の都農町という人口一万の小さな街のローカルメディアを立ち上げていて、地域の情報を発信する価

築100年の空き家を松江の拠点に──地元出身の建築家が思い描く「つながり」の街並み

島根県の県庁所在地である松江市。松江城をはじめとする文化遺産にくわえ、雄大な宍道湖とそれを取り巻く山々の自然風景が印象的だ。2019年、この地にゲストハウスとシェアオフィスを兼ね備えた拠点「SUETUGU」がオープンした。設計を手がけた高橋翔太朗さんは、東京の設計事務所で働いた後、地域おこし協力隊としてUターン。自身の経験を活かした建築の仕事のほか、地域に「つながり」を作るための様々な取り組みを続ける。 (聞き手:西嶋一泰、文:宮武優太郎) 高橋翔太朗(たかはし・しょうたろ

フリーランス×公務員が作る”新しい広報”のカタチ

島根県で職人気質(クラフトマンシップ)を発揮する方々に話を伺い、作りながら考える暮らしを探求する場「Craftsman’s Base Shimane」(以下、CBS)。「ど田舎の島根」にいながら「最先端の実験場」を生み出すエキサイティングなクラフツマンを紹介している。本プロジェクトは、県内外でフリーランスとして活動するUIターン者を中心に活動するチームでもありつつ、島根県庁の事業としての側面もある。そんなフリーランスのチームと行政の協働を進めるリーダーが、島根県政策企画局広聴

後世に残したい店から地域の愛し方を考えた

佐賀県の「後世に残したい店」というプロジェクト。 ナショナルチェーンではなく地域に根差した個人商店を愛し残していきたいという思いにとても共感しています。 私が推薦した焼肉「大信」も認定されてました。 これまで様々なゲストと大信の焼肉やカルビ雑炊を楽しんできましたがそれもいつかはなくってしまうようです。 滅多に取材に応じないマスターが珍しく答えてくれてます。 「これまで約40年続けてきた当店。これまで通りスタッフと交代しながら体力が続く限り、あと4〜5年は続けたいと思って

外からの視点で、地元はもっと面白くなる!

【超帰省】 友人や同僚を連れて、地元に帰省すること SHIBUYA QWSのプログラムに採択してもらって半年。超帰省という概念を文化として広げる活動をしています。今回は、自分がアンバサダーになって地元・秦野に超帰省したときの気付きを文章にしてみたいと思います。 日常の延長にある特別な時間昨年末、友人を連れて超帰省をやってみました。もちろん僕が案内するのは地元である神奈川県秦野市。小田急線で新宿から70分ちょっと。東京からも近い、大自然が自慢のまちです! 今回は、小さい頃

暮らしを考え続ける百姓の暮らし

作りながら考える暮らしを探求する、Craftsman’s Base Shimaneの西嶋です。先日私たちは、<現代型百姓>としての暮らしを探究する鈴木良拓さんのnote記事と動画を制作しました。鈴木さんは世界遺産石見銀山の町、大森町に本社を置くアパレルブランド「群言堂」で、テキスタイルの制作やデザインの仕事をしながら、自ら農業をはじめました。大規模な栽培ではなく、小規模多品種で共生し合う<小さな森のような畑>をめざす鈴木さん。人口400人ほどの小さな町で、繰り広げられる様々な