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HAMTライターの記事から筋肉について考える

こんにちは。Hanaこと玻名城です。

直近のHAMTの記事から筋肉(骨格筋)についてもう少し深く考えてみたいと思ったので今回は筋肉(骨格筋)について考えることとします。

過去の記事で抗重力筋と足の陽経について考えてみたことも振り返りながら話を進めていきたいと思います。

人は仕事を終えて帰宅すると、ソファーやベッドに倒れ込んで重力に抗いたくなることも多いと思います。抗重力筋が疲れたからでしょう。

【抗重力筋】
地球の重力に対して姿勢を保持するために働く筋肉。抗重力筋は地球の重力に対して姿勢を保つために働く筋肉のことです。下腿・大腿・腹部・胸部・首の各部前後に張り巡らされ、前後互いに伸び縮みをしながらバランスを取っています。立っているだけ・座っているだけでも常に抗重力筋のどれかが緊張しています。最も疲労しやすく収縮したままになりやすい筋肉といえます。

抗重力筋|e-ヘルスネット(厚生労働省)

その抗重力筋の疲れ、筋肉(骨格筋)機能低下を回復改善する方法として、家でお風呂に入ることから鍼灸院や接骨院で施術を受ける。まで幅広くあります。

鍼灸院等では一般的にうつ伏せ(腹臥位)から施術を始めることが多いでしょう。身体後面にある抗重力筋を施術しやすいからでしょうか。

その抗重力筋を経絡の流注に当てはめて考えると足の陽経が大半をしめます。

だから陽気を補う陽経から施術する施術方法足の陽経に経穴が多い等、抗重力筋を全面に出さなくても東洋医学は暗にそれを伝えていそうだと。


1.筋肉と脳と内臓

抗重力筋を含む筋肉(骨格筋)は骨と共同して古代はマンモスを狩る(食べ物を求める)ために動き、農耕が発展しても田畑を耕すために使い、現代も新たな社会を創るために、動き回るために機能しています。

時には24時間眠ることなく働くこともあります。

それは他の動物とは違い、ヒトは大脳が発達し、その指令のもと画期的な社会生活を創り出しルールや規律を決めせわしなく動いているからとも。

それはいわゆる自然とは真逆の行動にもみえます。

一方でヒトの内臓は自然の法則があるならそれにしたがって、基本的には動いています。

寒ければ皮膚の血管を収縮させ、暑ければ弛緩させます。暑さに順応するために汗をかくこともそうです。外が暗くなれば寝てその間に内臓を働かせます。

日が昇れば身体を起こします。サーカディアンリズムにしたがうように。

動くための筋肉適切な内臓の働き。このバランスが良いことを中庸的なる状態とするなら、ヒトは健康だがそういかないことが多いと思います。

自然の法則に反し24時間働き続けるし、内臓に負担の掛かる栄養を不適切に取ることもあります。

ひと息つく間もなく。


2.筋肉とヒトであること

息をつくこと、息を吐くことは休息状態に近づくので、ヒトが活動する状態(脳や筋肉を使って動き回ること)に適さないこともあります。

下等動物にみられる皮膚呼吸は、生命を維持するために行われているが、ヒトの呼吸は意志的でもあります。

現代社会においては、目標達成のために息をつめて働かないといけないことも多く、一時たりとも不足してはいけない酸素を取り込むための呼吸を、瞬間的に止めて活動することもあります。

いわゆる息を吐かない社会であることを書きましたが、その結果、内臓に及ぼす影響を考えてみたいと思います。

ひと息つく間もなく働く状態は、自律神経に影響します。
自然の法則に忠実であるように感じる自律神経が、脳や筋肉を使って目標達成するためにある種の犠牲になっているともいえます。

その影響は当然、内臓に及ぶでしょう。

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