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人類の旅路を追ったグレートジャーニーに想いを寄せて。

前回のブータン旅行3日目のnote「グレートジャーニー」というワードが出てきたので、ここで少し紹介することにする。
今回私がnoteを始めたきっかけは、書きかけとなっていた世界一周のブログを書きろうと思ったため。その時のブログのタイトルが「ぐるーりとジャーニー 〜食べたくて 見たくて 世界一周~」だった。(ちなみにJFNラジオで旅のレポートをしていたときの冠コーナーもこの名前だった)

もうおわかりのようにブログのタイトルは、この「グレートジャーニー」をもじったものだ。小学生の頃からテレビっ子だった私は、この番組に心をわしづかみにされ、その15年後に世界一周へ旅立つこととなった。


2016/3/16投稿

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ぐるーりとジャーニー。世界中を見渡す旅。これから始まる世界一周の旅路を日本のしがない一般市民・オウミは、こう名付けました。
人類は今から113年前に本格的な有人飛行に成功しています。そして日本では52年前に観光目的の海外渡航が自由化。旅人はヨーロッパやアジア、南北アメリカ大陸へと広がっていきました。
私はこの世界一周の旅路を飛行機、バス、鉄道という文明の利器に頼りまくり、たどっていきます。


改めまして、オウミです。
…上の文章は、日本が誇る冒険家であり医者の関野吉晴さんの著書『グレートジャーニー』の序文を少しオマージュさせてもらったものです。


本家本元にはこう書かれています。

「グレートジャーニー。大いなる旅。人類が地球上を移動していった旅路を、イギリスの考古学者、ブライアン・フェイガンは、こう名づけました。
人類は、約五百万年前に、東アフリカで誕生したといわれています。そして百数十万年前にアフリカ大陸から、ヨーロッパやアジアを経て、南北アメリカ大陸へと広がっていきました。アフリカ大陸からもっとも遠い南アメリカ大陸最南端にたどりついたのは、一万数千年前。その移動距離は五万キロにもおよびます。
ぼくは、この人類の旅路、グレートジャーニーを逆ルートで、徒歩やカヤック、自転車などを使い、動力にたよらずにたどりました。」

関野吉晴『人類発祥の地アフリカ グレートジャーニー 人類5万キロの旅⑮』(小峰書店・2004)

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関野さんは、この無謀とも思える旅をおよそ10年間かけて行いました。その様子はルポ本はもちろん、テレビドキュメンタリー、写真展などメディア展開もされています。

「日本の外にはこんな景色が広がっているのか!」

当時小学生だった私を釘付けにしたドキュメンタリー番組が、この「グレートジャーニー」でした。


私は生粋のテレビっ子。父親の旅行番組好きも相まって、当時旅番組はかなり見ていたと思います。が、画の変化があまりない紀行ドキュメンタリー的な番組は苦手でした。そりゃまだ子供だからね。


それでもあの日のことは今でも覚えています。リビングにあたたかな光が差し込む休日の昼下がり。たまたまチャンネルを回した8ch(たぶん番宣かねての再放送)。画面には見たこともない広大な土地を伝統の犬ぞりで駆け抜けたり、頬がすすけた異国の子供に聴診器をあてがったりする日本人。


何故、苦手なジャンルの番組を食い入るように見続けたのか。きっとそこには、「ふしぎ発見」とも「ウルルン滞在記」とも違う"世界"が映し出されていたからだと思います。動力にたよらず、画を気にすることなく現地の人と親しくなっていく。もしかしたら「世界中をこの目で見てみたい!」と私に思わせた最初の作品かもしれません。

と、つらつら語りましたが世界一周したいなと考え始めてから、「そういえば!」と偶然思い出したんですけどね。

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さて、もうお気づきの通り、ブログのタイトルはこの『グレートジャーニー』をもじったもの。

経験的にも体力的にも関野さんのような冒険旅行はできないし、ルートも全然違うのだけれども、私もこの『グレートジャーニー』のように、たくさんの伝統に触れ、たくさんの人に出会う旅にしたい!と思い、いいタイトルをつけたいと思いました。

が、待てど暮らせど、煮ても焼いてもカッコいいタイトルが出てくる兆しは一切なく時間だけが過ぎていき…苦し紛れに出てきたのが、『ぐるーりとジャーニー』でした。…うーん、ダサい!

そして、これだと世界一周をするブログだとわからないので、「〜食べたくて 見たくて 世界一周~」とつけてみました。


するとどうでしょう…ダサさが増してしまったではありませんか。もっとオシャレでカッコいいタイトルをつけたかったのですが、やっぱりちょっぴりダサいのが私のイロのようです。

……え?そのダサさ、ちょっぴりじゃないって?…異論は………認める!

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