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Magic:The Gathering(ギャザ)記事まとめ

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note公式のMagic:The Gathering(ギャザ)マガジンです。 皆さんが書いてくださった素敵な記事をまとめていきます!
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#MTGレガシー

MH3環境におけるGWデプス調整録

1.はじめに  こんにちは。MH3がリリースされて一月弱が経過し、様々な既存デッキがアップデートされたり、新たなデッキが生まれたりしていますね。私も愛機GWデプスで新たなカードを日々試しているところです。そんな中、7/6に行われたレガシーチャレンジにて優勝という結果を残すことができ、ありがたいことに多くの方からお祝いの言葉や反応をいただきました。この場を借り、改めてお礼申し上げます。  こちらの記事では、チャレンジで使用したリストに至った背景や、現環境におけるGWデプス

不定期デッドガイエイル通信~天の川から零れ落ちた黒い星の話~

はじめに7月7日 数多の星が川となり、織姫と彦星が出会う日とされている。 一年に一度しか会えぬ二人も最近はLINEとかで連絡しあってると思うとロマンの欠片もない。 さて、そんな今日が福岡の将軍戦。 デッドガイエイル(もはやほぼ黒単)はどのような結末を迎えたのか。 デッキはバロウゴイフと血抜き師でライフを回復しつつネクロドミナンスでちゅーちゅーしようぜっていうデッキ 悲嘆リアニは抜いた、8月に死刑宣告されている男を頼っていても仕方ない。しばらくは悲嘆なしでも戦えるデッキを構築

福岡レガシー将軍戦優勝! オムニテルも頑張れば出来る・・・! かも?【レガシー】

久しぶりにノートに記事をしたためるに至りました。何しろ、タイトル通り、福岡レガシー将軍戦にて優勝し、将軍に就任したからです・・・! 記事・・・! 書かずにはいられない・・・・!! 以下は今回のリストだ https://www.hareruyamtg.com/ja/deck/790552/show/ オムニテルの立ち位置 望外の優勝レガシープレイヤーの多くはご存知だろう。2024年7月時点での最強デッキ、それは間違いなくUBリアニメイトだ。 実質禁止を運営から突きつけられてい

¥100

第114回おうちでレガシー カバレージ Round3 えむたろう(グルールイニシアチブ) VS なかみ(リングフォージ)

モダンホライゾン3は、間違いなくレガシーにも影響を与えている。考えてみれば当たり前の話で、元々モダンやレガシーに多大な影響を与えることを前提として作られているセットなのだから、それはそうだろう。今回全勝卓に勝ち進んだ「なかみ」の持ち込んだ「リングフォージ」も、そのモダンホライゾン3による影響を多分に受けたデッキである。 元々は《一つの指輪》《神秘の炉》を軸とするピーキーなデッキなのだが、マナ基盤兼フィニッシャーとしての《まばゆい肉搔き》、相手のピッチカウンターを阻害する《苛

第114回おうちでレガシー カバレージ Round1 Poporon(フェニックスアライブ) VS なかみ(リングフォージ)

「これは文句なしで革命かもしれん…。」 そう呟きながら席に着くのは「なかみ」。彼が今回持ち込んだのは「リングフォージ」である。 《古えの墳墓》や《厳かなモノリス》を駆使し、最速で《一つの指輪》や《神秘の炉》を設置。後はそこから得られるアドバンテージでアーティファクトを並べ、《パラドックス装置》による無限マナ・無限ドロー、および《ウルザの物語》により生成したトークンで押し切るデッキである。 なのだがこのデッキ、弱点がいくつかある。まず、いきなり大技をぶっ放すため、《意志の

モダンホライゾン3後の青単デルバーについて

ついにモダンホライゾン3が販売され、様々な研究が行われていると思う。 青単デルバーでも使える強そうなカードも多く登場した。 環境が新しくなり、今の青単デルバーがどう変わっていくのか、どのようなアーキタイプを対策していく必要があるのか等を綴っていきたい。 MOで5-0したデッキリスト新しく登場した《知りたがりの学徒、タミヨウ》と《朦朧への没入》を採用した。 兎に角、《知りたがりの学徒、タミヨウ》が強すぎた。 これによりMOで5-0を2連続で達成し、実質10-0だった。 タミ

第12回 MTG川越(2024/6/30)

1.結果報告小雨模様の中、9名の参加がありました。 今回もご参加ありがとうございました! 1-1.スイスドロー(レガシー) スイスドロー形式の対戦会を5名で行いました。 主宰のハセガワ(Death&Taxes)がbye込みで3-0となりました。 1-2.フリープレイ スイスドローと並行してEDHを行いました。 スイスドローの終了後もレガシー・モダン・EDHと色々なフリープレイが遊ばれていました。 2.次回の開催予定・日時:7月6日(土)16:00 - 21:30

【MTGレガシー】悲嘆について

この二つの記事を読んだ感想文です。 私の感想としては前者記事とほぼ同じ意見でした。 悲嘆にフォーカスした後者記事はXを見る限り、多くの支持を受けている印象を受けました。 現環境でUBリアニを使い続けた身として、後者記事に沿って悲嘆に対する意見を述べたいと思います。 ※上記記事を非難する内容ではありません。 悲嘆+再活性の組み合わせについて先手1ターン目と仮定した場合、悲嘆を唱えた側は"最も不要な黒のカード"が不確定である点が挙げられます。 悲嘆+再活性は相手不明の場

第113回おうちでレガシー カバレージ Round1 Nonka(土地単) VS ぺぽ(エルドラージ)

ここに「エルドラージ」という部族デッキがある。《エルドラージの寺院》《ウギンの目》といった2マナランドに支えられ、強力な4~5マナのエルドラージを展開。相手を一気に倒すアグロデッキである。 最近は土地を攻めてくるプリズン系デッキの台頭や、苦手なコンボデッキが隆盛していることもあり、なりを潜めていたが、今回発売された「モダンホライゾン3」にて多数の協力なエルドラージを獲得。今回メタゲームへ躍り出ることとなる。 「ハッキリ言って今までのエルドラージとは全くの別物。とんでもない

第113回おうちでレガシー カバレージ Round2 UMA(エルドラージポスト) VS ガイ(スタイフルノート)

モダン・レガシーに大きな影響を与える「モダンホライゾン3」。特に、エルドラージに与えた影響は数知れず、今日も今日とて様々なエルドラージデッキがレガシーでも闊歩している。 今回「UMA」が持ち込んだ「エルドラージポスト」は、そんなエルドラージの恩恵を受けつつ、更に統率者セットから《次元の結節点》を獲得。より大きなマナを捻出し、より大きなエルドラージを叩きつけることに特化したデッキである。 しかし、こういうデッキのみがエルドラージの恩恵に授かることが出来るのかというと…どうや

【MTG レガシー】 “黒いオムニテル”と“青いスパイ”の『モダンホライゾン3』 【初心者、復帰勢、自分と同じ親に向けて】

1.ちと、間が空きました。前回の記事では、最新セット『モダンホライゾン3』にて、“青いデプス”からの視点で、カードレビューをさせてもらったワケですが。 実際の『モダンホライゾン3』発売と、それに伴う環境の激動、さらには6月24日の禁止改訂と、変化に継ぐ変化で……うーむ。記事をまとめるタイミングが難しいぜ。 うちの記事は環境の最前線を追い続けるよりは、その隙間をぬう形で、好きなオリジナルデッキを使って楽しんでいこうぜぇ、というスローライフ、かつ人畜無害な立ち位置を目指してい

なぜレガシーで《悲嘆》は禁止されるべきか

 先日、下記の記事を読ませていただいた。 レガシーにおける青黒というデッキ(2024年6月24日禁止制限告知) しょ〜た(N)-Yamaro (note.com)  大変興味深い記事で、特に「禁止のスタンスがどうあるべきか」など首肯するべき点が多くあった。しかしながら、「は禁止になるほどではない」という点には賛同できなかった。同時に、上記記事では《悲嘆》の性能について過小評価しているとの思いがぬぐえなかった。  本記事は、現レガシー環境における《悲嘆》の性能の評価を行う。

【MTGレガシー】タミヨウをスタイフルノートで使った感想

おはこんばんにちは ajdadd420です。 前回、MH3の新顔、虚構漂いにフォーカスを当てて記事を執筆しました、 今回もMH3の新顔《知りたがりの学徒、タミヨウ》にフォーカスを当てて筆を執ろうかと思います。 ブログに近い記事ですが最後まで読んで頂けると幸いです。 邂逅 タミヨウについて着想はあったのですが、半信半疑な部分があり試していませんでした。 そんな中、Xで仲良くして頂いている相互フォローのナオさんがタミヨウ入りスタイフルノートで好成績を収めておりました、あ

【MTGレガシー】白スタックス目線のモダンホライゾン3カード評価と、《煙突》への未練

レガシー選手権、レガシー神と大きなイベントが終わり、これまで薄々感じていたことを試す時が来ました。 来てしまいました。 リストの中で数少ない疑問を感じていた《煙突》の解雇。 レガシー選手権では一度もキャストすることがなく、ほぼ全ゲームでサイドアウトした一枚。 最高のドローをし続けたあの日、最も幸運だったのはこのカードを引かなかったことではなかったか。 こうして白スタックスはアイデンティティを失ったのでした。 一発目から4-1しているんだが? スタックスは概念。 で