見出し画像

第113回おうちでレガシー カバレージ Round1 Nonka(土地単) VS ぺぽ(エルドラージ)

ここに「エルドラージ」という部族デッキがある。《エルドラージの寺院》《ウギンの目》といった2マナランドに支えられ、強力な4~5マナのエルドラージを展開。相手を一気に倒すアグロデッキである。

最近は土地を攻めてくるプリズン系デッキの台頭や、苦手なコンボデッキが隆盛していることもあり、なりを潜めていたが、今回発売された「モダンホライゾン3」にて多数の協力なエルドラージを獲得。今回メタゲームへ躍り出ることとなる。

「ハッキリ言って今までのエルドラージとは全くの別物。とんでもない性能の底上げがされている。」今回このデッキを持ってきた「ぺぽ」は、こう語り席に着く。

対する「Nonka」は「土地単」でこれを迎え撃つ。《不毛の大地》で相手の土地を割り続け、リソースが切れたところに《ウルザの物語》により盤面を掌握するか、《暗黒の深部》+《演劇の舞台》コンボをお見舞いする、中低速のデッキである。

こと非基本土地を多用するエルドラージにとっては天敵ともいえるデッキを前に、なおぺぽは余裕の表情を見せる。果たしてこの戦いの行く末は。


■Round 1

Nonkaは早速《モックス・ダイヤモンド》を展開しつつ、《抵抗の宝球》をプレイ。ぺぽの展開力を削いでいく。ぺぽは《エルドラージの寺院》を展開しつつ、《水連の花びら》をプレイ。続く展開に備えリソースを貯めていく。

が、ここでNonkaは《不毛の大地》をセット。そのまま《エルドラージの寺院》を吹き飛ばす。《ウギンの目》をセットするぺぽに対し、Nonkaは《ウルザの物語》を展開。更に《モックス・ダイヤモンド》も展開しつつ、自分の盤面を固めていく。

この展開に食いついていきたいぺぽ。しかし《ウギンの目》をセットして後、追加の土地を展開することが出来ない。これを好機と見たか、Nonkaは《ウルザの物語》から《探検の地図》をサーチ。トークン生成は後回しにして《壌土からの生命》をプレイ。《不毛の大地》を回収にかかる。

そのまま《不毛の大地》で割られる《ウギンの目》。ターンを貰ったぺぽは《森》を展開しゴー。動きが鈍ったことを確認したNonkaは《演劇の舞台》、更に続くターンで《暗黒の深部》と展開。一気にゲームを畳みかける。

追いつめられたぺぽ。しかし、ここでぺぽのドローに変化が。ぺぽはターンを貰うと《エルドラージの寺院》をセット。そのままNonkaへターンを渡す。

ターンを渡されたNonkaは《演劇の舞台》を起動。《暗黒の深部》のコピーとなり、そのまま20/20飛行破壊不能の《マリット・レイジ》トークンを生成。後はがら空きのぺぽに走らせるだけ…なのだが、ここでぺぽは待ったをかける。

ぺぽは4マナ生成。そしてそれを全て払うと、新たに得た戦力、《コジレックの命令》をX=1でプレイ。トークンを追放しつつ、かつ《壌土からの命令》を墓地から追放し、《不毛の大地》を再利用されないようにしていく。

いきなり勝ち筋を潰されたNonka。そしてこの一瞬の間隙をぺぽは見逃さない。ぺぽはターンを貰うと、《不毛の大地》を展開しつつ《まばゆい肉掻き》をプレイ。

更に続くターンでぺぽは2体目の《まばゆい肉掻き》を展開。落とし子トークンを生成しつつ、生成した落とし子トークンからマナを捻出し、《虚空の杯》をX=0で唱える。

一見すると不可解な行動に見えるが、Nonkaの顔色は悪い。そう、この《まばゆい肉搔き》、先にも書いた通り無色の呪文を唱えると落とし子トークンを生成するのだが、無色のクリーチャーが着地するたび対戦相手に1点ダメージを与えるとも書かれているクリーチャーなのである。

この《虚空の杯》1枚で生成されるトークンは2体。それぞれ《まばゆい肉搔き》が誘発するので都合4点ダメージがNonkaに飛ぶ。

そして続くターン。ぺぽはX=4で《コジレックの命令》をプレイ。《まばゆい肉搔き》の生成する落とし子トークンと《コジレックの命令》による落とし子トークン生成により、一気にNonkaのライフが吹き飛んだ。

Nonka0ーぺぽ1

■Round 2

2ゲーム目、Nonkaは《モックス・ダイヤモンド》《演劇の舞台》を展開し《抵抗の宝球》を展開。1ゲーム目同様、ぺぽの行動を遅らせにかかる。対するぺぽは《運命を貪るもの》を公開。ドローを操作しつつ、《エルドラージの寺院》を展開してターンを回す。

Nonkaはここからぺぽに食いついていきたいが、ここで痛恨の土地詰まり。対するぺぽは順調に土地を伸ばすと、《まき散らす菌糸生物》をキッカーコスト込みでプレイ。Nonkaの《演劇の舞台》を吹き飛ばし、《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》を展開していく。

リソース差で差をつけられるNonkaだが、ここで《剣を鍬に》で《まき散らす菌糸生物》を処理。返すターンで《演劇の舞台》を再セットするが、ぺぽの勢いは止まらない。ぺぽは《荒景学院の戦闘魔道士》を緑キッカーでプレイ。Nonkaの《モックス・ダイヤモンド》を処理。なんとか2枚目の《剣を鍬に》で対処できるものの、ここで決定的にリソースがついてしまう。

追いつめられるNonkaだが、《ウルザの物語》をプレイ。なんとかここからトークンを生成し、形勢を逆転していこうとあがいていく。しかし、この懸命の行動に対して、ぺぽの《攪乱のフルート》が突き刺さる。

沈黙するNonka。ぺぽは《まき散らす菌糸生物》をプレイしつつ《不毛の大地》をサーチ、Nonkaの《演劇の舞台》を吹き飛ばす。Nonkaは《輪作》で《ウルザの物語》を《The Tabernacle at Pendrell Vale》へ変換するが、ぺぽの生き物の勢いは止まらない。

Nonkaが無数の触手に呑まれ試合終了。新たなエルドラージの可能性を見せつけ、ぺぽがストレートで勝利を掴んでいった。

Nonka0ーぺぽ2

■Round 3

■デッキリスト

■対戦動画


よかったらサポートして頂けると幸いです。MTGアリーナの活動などに充てたいと思います。