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#落語・講談 まとめ

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落語や講談について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#落語」「#講談」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2022年12月の記事一覧

365日千鳥亭の記録 

大阪・此花地区にある日本で唯一の講談中心の演芸場「此花千鳥亭」。 2019年 講談師・五代目旭堂小南陵さんがDIYで建てられました。 この千鳥亭で、2022年お正月から大晦日まで毎日、休みなく講談の公演をおこなう前代未聞の挑戦がおこなわれました。その名も「365日千鳥亭」。 この挑戦が本日、みごと達成されました。 偉業達成です!! 一年間本当にお疲れさまでした。ものすごく凄いことだと思います。 そこで! この偉大な記録を残したい!と思い、 この1年の出演者、演目をまとめ

2022年のこと。 全文掲載

 大晦日。家に一人。一門の忘年会で食べためざしの美味しさに感激して、早速近所のスーパーで買ってみた。15尾で300円。安い、そして美味しい。グリルの使い方も覚えたから来年は立川吉笑干物元年としよう。窓ガラスの掃除をしてみたけど、何回拭いても拭き縞が残ってしまうから諦めた。昨晩、手帳を見ながらざっと今年の出来事を振り返ってみた。 1月 鯉八兄さん主任の末廣亭下席に呼んでもらった。23日は横浜にぎわい座で初めてのソーゾーシー開催。「落語家」という演目をネタ下ろしした。気づけば最

道行「伊勢佐木町心中」

メリーさんおまたせしました。今日は私(あっし)とデートなんて横浜じゃあ私(あっし)よりメリーさんの方が詳しいと思いますけど、ああ、置いていかいで下さいよ、それに「野毛ちかみち」なんて本当は地上の方が近いんで、そこは「地下道」の意味なんですぜ。またあの世に戻るおつもりですか? そっちの出口ですか?そこまで気を使わくても。今日はメリーさんのために休みを取ったので「にぎわい座」なんか行かなくて、野毛小路でくっくと昼飲みなんかやっちゃいましょうよ。えっ、まだ早いって。早いのはメリー

今後の予定などです。

ハロー。年内のイベントは基本終わりました。まだ打ち合わせや収録や個人的な注文の絵の仕事はあるけど、みんなと会ったりできるのはまた来年です。今年もいろいろありがとう。注文の私家版カレンダーは年内に送るね。まっててね。 12/17の武蔵野市の2階建てバスのガイドツアー。参加たくさんありがとう。1回の運行が1時間半とかなんだけど、イルミネーションだけじゃなくて、五日市街道、短冊状の地割、中島飛行機、グリーンパーク野球場、堺浄水場など、見えるものをすべて説明して、みんなとも話をした

川崎市は文化の破壊者の道を選ぶのか

「大工の八っあん」はもういない  東京浅草の長瀧山本法寺境内に「はなし塚」がある。戦時色の濃くなった昭和16年10月、時局にそぐわないという理由で廓話など53の演目を禁演落語に認定し、この「はなし塚」に封印、弔ったのである。あくまで、噺家サイドの自主規制という形だったが、戦時体制による大衆娯楽への抑圧の記録として、「はなし塚」の縁起は今に語り継がれている。  では、戦後、落語は自由になったというのだろうか。否である。むしろ、“禁演”落語の数は増加しているのだ。故・三笑亭夢楽

【有料記事】開演まで今しばらくお待ちください。

前座の頃に八楽とやっていた『あら八勉強会』でお配りしていたエッセイ(全6回)を公開いたします。 入場特典としてお配りしていた物なので有料です。 解説もしております。 注意点は二つ。 noteに書いたものとほぼ同じものが二つくらいあります。 まぁそれはそれで違いを楽しんでくださいませ。 文章が稚拙です。 物好きな方だけどうぞ。 ※エッセイは原稿の画像を載せているので文字数はあてにならないです。 大体10000文字くらいでしょうか。 有料ですので、無断転載、引用、SNSで

有料
300

2022年ご来場ありがとうございました。2023年もご支援、サポートよろしくお願い申し上げます。

いつもご贔屓ありがとうございます。 先日17日の笑福亭べ瓶・桂三度「ベベサンド」を持って、今年2022年の「ごりんや」主催の会が全てお開きとなりました。 いろいろと世情が混沌するなか、どの会もご好評をえ、無事に開催出来たこと、そして会を初めて9年目、2023年新しい年を迎えることが出来るのは、全てご贔屓様、お客様、会場のらくごカフェ様、そして快く出演を承諾して戴いている芸人の皆様のおかげであると、主催者としてこころより感謝申し上げます。 しかしながら、会を続けて行くこと

オチの種類と「緊張の緩和理論」

話の結末のことを「オチ」といい、落語では「サゲ」ともいったりする。(オチは「落ち」、サゲは「落げ」と書く(参照『現代落語論』立川談志著))。 落語の場合オチがあるのがほとんどだが、無い場合もある。 またオチがあっても観客が理解できず、気がついたら終わってる話もあり、それを避けるために工夫する落語家も少なく無い。 例えば、 「おなじみのお笑いでございます」 「〇〇というお話でございました」 「お後がよろしいようで」(これを言ってる落語家を見たことがないが、いたら教えて欲しい

今後のnote

今年も残り少なくなってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか。 私の方は披露目を無事に終え、今はただただ祝ってもらう毎日です。 なのでもう少し太ります。 雑記一之輔師匠は弟子に作文書かせてますね。 テーマを与えて毎週1000文字以上でしたっけ? 落語を面白くする、新作落語を作る、マクラを面白く喋る為に必要な能力が、何かを書くことで身につくから書かせているんでしょう? だったら真似しない手はないだろう。 『40日間披露目エッセイ』は終わりましたが、今後もたまぁに何か書い

二ツ目になった

披露目の40日というのはなんだかんだ毎日寄席に行っていることには変わりなくて、前座修行のアディショナルタイムという感じで二ツ目になった実感はなかった。 どういう時に「二ツ目になった」と思うのだろうか? あるボクシング漫画では、勝ってチャンピオンになった時はなんの実感も湧かなかったが、翌朝枕元に置いてあるベルトを見て主人公がグッと感極まっていた。 枕元に帯源の帯を置く感じか? 熊本披露目が終わった翌日の12月11日。 熊本での白酒独演会に同行することになった。 本来なら前

【40日目】新宿末廣亭十日間ありがとうございました

新宿末廣亭、苦手な噺ばかりやったこともあってなんとなく不完全燃焼。 ただ毎日の稽古でくったくた。 今回も振り返ります。 自分用の記録だとかそうでないとか。 初日【たらちね】披露目も三十日を終えると残りの十日間はもう避けてきた噺しか残ってなくて【たらちね】もその一つ。 前座も二ツ目も真打も皆やるから飽きているのかもしれない。 どんなに老舗の蕎麦屋だろうが、あえてカツ丼を食いたくなる私には【たらちね】に新鮮味を感じない。 ただ、よく笑うお客さんが居て良かった。 二日目【芋俵】

聖地巡礼【深川江戸資料館1】

自分が好きなアニメやドラマなどの舞台や撮影場所を訪ねて歩くことを「聖地巡礼」というんだそうです。 先月(11月)から私もこの聖地巡礼を始めました。 私の場合の「聖地」は落語の舞台。 落語の舞台となった場所や落語に因む場所を訪ね、写真におさめています。 この聖地巡礼を始めようと思い立って、真っ先に「行くべし!」と思ったのが「深川江戸資料館」でした。 ここはまさに落語の「聖地」です。 多くの落語の舞台となる長屋。 今では見ることのできない江戸時代の長屋が忠実に再現されていま

【39日目】着物

大学のオチケンとはなんの略なんだろう? 落語研究部? 落語研究会? 落語研究サークル? オチケンじゃなかったので分からない。 オチケンじゃないということは、もちろん着物なんて持ってなかった。 初めて買った着物の話。 初めての着物師匠に言われて、ということなのだろう。 着物の購入に兄弟子のこはく(当時はまぐり)が同行してくれることになった。 浅草演芸ホールのほど近くにあった今は無き着物屋に行くことに。 兄さんの昼席終わりに行くし浅草演芸ホール近くということもあって現地集合で

浅草といえば...

浅草に遊びに行く理由、色々とありますよね。 浅草寺にお参りに。雷門を見に。 もんじゃや天丼など美味しいご飯を食べに。 そんななか私は寄席に行くために浅草に来ました。 浅草演芸ホール12月上席後半、初めてのひとりで寄席。 はじめて寄席に行ったのが今年の5月の新宿末廣亭でしたが、それ以来7カ月ぶりの寄席。 しかも今回はひとりで行ってきました。 最近いろんなことがうまくいかず、気分が沈んでいました。 こういう時は笑おう!と思い、寄席を調べ始めました。 この浅草演芸ホール12