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最近の記事

大名古屋らくご祭に行ってきた

たまたまチケットを取ることができて、落語を観に行くことができた。 ホームページやチラシなどには 「おかげ様で15周年!」 と書かれているため、今回が15回目なのだろう。 最終日・夜の部最終日の夜の部を見させてもらった。 実はちょうど見たいと思っていた落語家さんだらけの部だった。 特に、桂南光さんと立川志の輔さんを見ることができてよかった。 南光さんは筆者が敬愛する桂枝雀さんの弟子。 志の輔さんは筆者が敬愛する立川談志さんの弟子。 枝雀さんも談志さんも、生の落語

    • 落語を見るには

      落語の映像・音源の本数落語の映像・音源は豊富にあり、簡単に入手可能である。 だが、落語家の数に対しての映像・音源の数というのは、相対的には少ない。 つまり、今あなたがある一人の落語家を好きになったとしても、その映像・音源が今後残される確率は低い。 また、残ったとしてもその映像・音源は数本しかなく、高座(落語の舞台)で滅多にやらない話などは無いに等しい(前座話など)。 さらに亡くなった落語家さんでも、若い頃の映像・音源は残っていても晩年の噺は残っていない、なんてこともある

      • オチの種類と「緊張の緩和理論」

        話の結末のことを「オチ」といい、落語では「サゲ」ともいったりする。(オチは「落ち」、サゲは「落げ」と書く(参照『現代落語論』立川談志著))。 落語の場合オチがあるのがほとんどだが、無い場合もある。 またオチがあっても観客が理解できず、気がついたら終わってる話もあり、それを避けるために工夫する落語家も少なく無い。 例えば、 「おなじみのお笑いでございます」 「〇〇というお話でございました」 「お後がよろしいようで」(これを言ってる落語家を見たことがないが、いたら教えて欲しい

        • 知っていてほしい落語用語

          ※随時追加更新:最終更新日:2022/12/14 7:07 「知らなくてもいい落語用語」も更新予定です。 はじめに落語を聞く上で知っておいてほしい、用語辞典です。 よく「落語用語」というと、「めくり」や「わり」など、落語家の専門用語を解説されています。 ただ、これらの用語を知っていても落語を聞く上でなんの役にも立ちません。落語家さんの収益を「わり」ということを知ったとしても、特に変わりありません。 それよりも「廓(くるわ)」や「長屋(ながや)」などの意味を知っていた方が

        大名古屋らくご祭に行ってきた

          落語にでてくるお金「両」「分」「朱」「匁」「貫」「文」「円」

          覚えておきたい、落語に出てくるお金。 現代の「円」とは違うので、落語を聞くときに混乱することが多々ある。 通貨と単位と現代での価値現代での通貨は紙幣と硬貨。単位は「円」。 しかし、江戸時代の通貨は金(きん)・銀・銭(ぜに)の三種類。 単位は「両(りょう)」「分(ぶ)」「朱(しゅ)」「匁(もんめ)」「貫(かん)」「文(もん)」。 単位を現代(円)で換算すると、 これだけ知っておけば落語は問題ない。 金貨だけでも「一両小判」「2分金」「1分金」「2朱金」「1朱金」と複数

          落語にでてくるお金「両」「分」「朱」「匁」「貫」「文」「円」

          推しの芸人 最強落語家【桂枝雀】

          桂枝雀さん。とにかくおもしろい。私が初めて落語を観たのが数年前、この人だった。 そもそもダウンタウンの松本人志さんがプロフェッショナルか何かのドキュメンタリー番組で 「寝る前に枝雀さんの落語を聞いています」 と言っていたのがきっかけだった。(ちなみに、私はダウンタウン信者) それに影響されて落語を聞こうと思い、枝雀寄席のDVDを買って「皿屋敷」という話を見た。(皿屋敷はなんとなく話を知っていたから) それまで落語というのは、笑点のイメージも強かったが、古臭くつまらないと

          推しの芸人 最強落語家【桂枝雀】

          「粗忽長屋」 落語のあらすじ #1

          前書き これは落語というのが何だかよくわからない人のための、あらすじ解説である。 本稿はネタバレを含むが、それを知った後に本物の落語を見ても、落語は面白いものである。 粗忽長屋あらすじ 粗忽者の八五郎は、浅草雷門で人だかりにぶつかる。 どうやら行き倒れが出たそうで、大勢の野次馬の股ぐらを潜って見ると、そこには兄弟分の熊五郎の遺体。涙ぐみながら遺体にとりすがる八五郎。 モブ「この方の引き取り手はどなたかいらっしゃいますか?」 八「いねえ。こいつはひとりもんだ。ですからこ

          「粗忽長屋」 落語のあらすじ #1