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『銀河鉄道の父』の映画感想まとめ

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『銀河鉄道の父』についてのすてきな映画感想をまとめるマガジンです。
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#映画感想文

7月11日のタイムは『銀河鉄道の父』を見て、菅田将暉くんにもすね毛があるのか!とめっちゃ驚いた😳

おはようございます☀タイムです😊昨日、やっと2ヶ月前の阿寒湖の旅、投稿できましたー✨ 覚書は残して置いたものの、その時の熱量と今の熱量が全然違って、かなり面白かった😆時差というか、熟成期間というか、少し時間を置いた時の変化も楽しめる何かを書けたらいいなーと本気で思う🤔 タイム、念願の『銀河鉄道の父』見てきましたー😆 5月のブログで地元の映画館に来て欲しいみたいなことを書いたら、叶った🤩もう、ウキウキで鑑賞💓 全部見終わってまず思ったのが 菅田将暉くんにもすね毛がある

映画感想文「銀河鉄道の父」家族との関係に焦点を当て宮澤賢治を語る

誰か応援してくれる人がいて、才能は世に出る。 生前の出版は、2冊。37歳で没後、父や弟の尽力で世に知られるようになった宮澤賢治(菅田将暉が飄々と演じる)。 そんな彼の父(役所広司)に焦点を当てた直木賞受賞の原作の映画化。 明治29年、岩手県花巻市にて。質屋を営み地元の名士である、商才に長けた父の下に生まれる。 だからこそ、その豊かな生い立ちから来る罪悪感から、生涯を通じ農民の暮らしに心を痛め、試行錯誤した。 長男である賢治を溺愛した父、放蕩息子である兄の代わりに家業

映画「銀河鉄道の父」

今日、恵比寿で用事を済ませた後、ふと恵比寿ガーデンプレイスに映画館があったなと思いついた。 丁度良い時間で、良い感じのがあったら見ようかなと調べてみた。 宮沢賢治の映画、全く知らなかったけれど、時間もピッタリだったし惹かれたので見てみた。 本編前の予告編二つから、すでに泣けた。😂 「銀河鉄道の父」 とっても良かった。 宮沢賢治(菅田将暉)のピュアさ、正直さ、兄弟に与えることとか。 妹トシの強さとか。 お父さん(役所広司)は、放蕩息子を温かく見守り応援している聖霊。 マキ

映画「銀河鉄道の父」

まだぼーっとしています。 泣きすぎました。 役所広司さんと菅田将暉さんの、演技ということすら感じさせない存在感にやられました。 涙の壷にまだ八割方涙が溜まっていて、どうかするとまたあふれそうになります。 あの場面のあのタイミングであのセリフは、泣くなと言う方が無理です。 宮沢賢治。 今でこそ、世界中で愛されている作家はしかし、生前は無名のまま、三十七歳の若さで亡くなりました。 その作品が知られるようになったのは、ひとえに、家族がその才能を信じ続け、遺稿を出版社に売り

「銀河鉄道の父」、利他主義と宇宙

役所広司氏、菅田将暉氏が、父とその子、宮澤賢治として向き合う。 賢治が終生慈しんだ妹を、森七菜さんが演じる。 そして「八日目の蝉」の成島出氏がメガホンを取る。 期待しない方が難しい作品だが、予想をはるかに上回っていた。 とにかく、物語の器が大きかった。 聖人としての宮澤賢治、(欲望に基づいた人間の経済活動という見地から言えば)だめんずの宮澤賢治、その間にある、私のような凡人には到底理解できない(また理解できなくても作品に感動する心からは何も引かれない)、宮澤賢治の、いわば

銀河鉄道の父 役所広司と菅田将暉 親子 を軸に太い「魂柱」が入った映画

深い青、黒、紅が混ざる空。きれいだ…銀河鉄道の車窓からの景色か? 《明治29年8月》とテロップ…宮沢賢治が生まれたのか?軽妙な空気感が漂う車中の役所広司(宮沢政次郎)で映画は始まった。帰宅し、赤ん坊と出会う。坂井真紀が出てきた。妻だ。続いて田中泯。役所広司の父役らしい。そこで、初めて赤ちゃんの名前を知る。 政次郎「宮沢、賢治、、、いい名前じゃ!」 初めて生まれた子の誕生で、政次郎から溢れ出る喜び。短いが、この役所広司のひと言で一気に引き込まれた。 明治時代ということもあり、

『銀河鉄道の父』映画感想文

令和5年5月5日公開の映画『銀河鉄道の父』を鑑賞してきました。 2017年に直木賞を受賞した門井慶喜氏の長編小説『銀河鉄道の父』を映画化した作品で、監督は『八日目の蝉』を撮った成島出監督です。 わたしは宮沢賢治のファンだから、宮沢賢治の書籍は過去に多く読み漁っているのだけど、父過ぎる父の宮沢政次郎が、物語の主人公になることで、宮沢賢治の『春と修羅』に巣くう修羅は、仏のごとき父の存在あってのことなのかと、映画鑑賞してから改めて思いを馳せたりした。近くに仏がいなければ、自分が修

映画感想文「銀河鉄道の父」思ったより骨太×家族愛ムービーで驚きましたの巻

IT系アラフィフおじさんが、書いてます。 とある人のお誘いで、 映画「銀河鉄道の父」を見まして、その感想です。 映画を見る前特報を見たら、 「笑いあり、涙あり」な感じだったので、 気楽に見れる映画かな、と思ってました。 映画見た後に知りましたが、 原作があるそうで。 父の視点で宮沢賢治を描いてる小説。 なるほどー、という感じです。 著名な人も、身内から見ると 違う視点があって面白いと感じました。 感想① 役所広司さんがいい役所広司さんの親バカっぷりが素敵です。 す

「銀河鉄道の父」知らなかったことを知り、興味を広げてくれる作品の素晴らしさ

先月、門井慶喜さんの「銀河鉄道の父」(直木賞受賞作品)を読んでいたところ、たまたま今月から映画化されましたので、昨日鑑賞してきました。 本作は、詩人・童話作家である宮澤賢治(1896-1933)のお父さん、宮澤正次郎(1874-1957)の子供達との交流を描いたものです。 明治という新しい時代の中で、賢治を愛し、自由にさせてあげようという気持ちがありつつ、家業や信仰などで賢治と衝突し、葛藤する正次郎。しかし、賢治が愛していた妹の死を挟みながら創り出された賢治の作品に対

映画「銀河鉄道の父」をみて。

5月5日公開日に、行って参りました!! あの時から、賢治せんせいの隠れファンになってしまった私は、実はこの映画を楽しみにしてたのです。 それも正当なファンではない、どっちかというと(申し訳ないですが)、純粋でお茶目でまんまな賢治せんせいが好きになってしまった立場からすると、この家族視点の映画に、期待していたわけです。 いやぁ~~、まさしく期待通りでした!! 特に、生前無名だった賢治の作品が 何故どのようにして、ここまで有名になったのか? その背景には何があったのか?

父親から子供たちへの愛あふれる映画だった~銀河鉄道の父~

 東日本大震災は、阪神大震災のトラウマを大いに引き起こし、原発事故は私の心を沈ませた。  そんなの考えても無駄なのに、何度「~だったら」とその先の世界を目の前に思い描いてしまっただろう。  この辺りの地域は農家が多くて、それを生業としている人たちでなくても自分の畑で何かしら育てている人が多い。ウチは、ここではよそ者だから、疎外感がありつつその風景を日々目にし、どんな天候でもその空の下、黙々と作業する方たちを尊敬する。私たちはこういった方たちのおかげでご飯を口にできるのだ。