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学校の校則・ルール 記事まとめ

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学校の校則やルールづくりにまつわるアイデアやレポート、エッセイなどをまとめるnote公式マガジンです。
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2021年9月の記事一覧

たとえ校則が変わっても、わたしがズボンを履くことはありません。

わたしは北海道十勝に住む、中学3年生のこだまと言います。 5人家族の長女として生まれ、小さい頃から読書をして過ごしていました。 いまは性別に関係なく制服を選択できるようにするために校則を変える活動を1人でしています。 1, 議論好きの家族から学んだことちょっと変わってるかもしれないけど… わたしの家族はとにかくさまざまな社会問題をテーマについて話したり、議論したりすることが大好きです。 そのためわたしも幼い頃から社会問題についての話を聞きながら育ちました。話題は紛争につ

「生徒会でもない、ただの生徒の僕が校則改正に取り組む理由」

「みんなのルールメイキング委員会」中高生メンバーの藤田崇都(しゅうと)です! 僕は今高校3年生で、「男子のむさ苦しい長髪は禁止」という校則を見直す活動と校則改正の制度改正を行っています! 僕自身の髪型は短髪で、この校則によって困っていることなどはありません。そんな僕がこの校則を変えようと思ったきっかけを今回はお話したいと思います! ■ 「男子のむさ苦しい長髪禁止」と戦ったTくんとの出会い 僕は毎日学校の廊下にある自習スペースで受験勉強をしています。 ある日「きみ、い

生徒主体の校則見直しが生み出すもの

こんにちは。安田女子中学高等学校、副校長の安田馨です。 本校では2020年から生徒が主体となって校則を見直す「ルールメイキング」という取り組みを行っており、この4月から3つの校則が改定されました。校則が改定されたことも大きいのですが、そのプロセスが中々面白いものなので、少し感じていることについて書いてみようと思います。 1.ルールメイキングとは?本校が取り組んでいるルールメイキングとは、経済産業省の『未来の教室』事業の一環でNPOカタリバが実施する「ルールメイカー育成プロ

校則が理不尽なのはもうおわり。ブランディングになる未来。

校則って聞くと、ネガティブなイメージをもつ人が多い気がしますが、どうでしょう。 わたし自身、中・高生の頃は納得できずにいくつかの服装違反をしていたこともありました。 思えばわたしのこれまでは、校則をはじめとする「納得できないルール」との闘いだったのかもしれません。 全校生徒で短パンをハーフパンツに変えられた中学時代。 校則の見直しに立ち会ってきた教員時代。 そして、いくつかの会社や企画のルールづくりに関わっている今。 いろんな立場から校則や、ルールに関わってきたわたし

「みらいの校則」①どのような目的で、どのような校則を目指すべきか?

カタリバ「みんなのルールメイキングプロジェクト」NPO法人カタリバが、「みんなのルールメイキングプロジェクト」という活動をしています。 「みんなのルールメイキングプロジェクト」は、経済産業省「未来の教室」実証事業にも採択されています。生徒が主体となって、周囲と対話しながら自分たちの学校の校則を見直すもので、カタリバが2019年から取り組んできました。2021年度は全国11の中学・高校が実証事業校として取り組みに参加、7月からは100校のアソシエイト校の募集を開始しています。

みらいの校則と聞いて思い出した

校則って、いかにバレずに破るかという黒に近いグレーゾーンを攻めるのがある意味で楽しかった記憶がある。 出身校の校則は、指定の制服とバッグでということくらいでうるさ過ぎず、放任すぎずという感じだった。それでも校則違反は生徒指導の体育の怖い先生に怒られたし、まあこんなもんだろうと思っていた。 そんな中で意外と校則に関して印象に残っていることがある。それは校則のグレーゾーンを見つけ出して全力で楽しむということ。 そんな中で自分たちが見つけ出したユートピアが、「顧問の準備室」だ

生まれつきってだめですか?そんな気持ちをずっとがまんしていた。

決まりごとになかなかなじまない。 そういうものですというあれが 嫌で。 そうしなきゃいけない理由が 知りたくて。 抗えるところはささやかに抗ってきた ようなそんな気がする。 学校時代ってことばはわるいけれど 学校という建物の枠はちょっと檻の様で。 檻のなかも日々そのなかにいると 泳げるようになってくるもの だけれど。 その中にいるとそういうものだからと 飼いならされて行ってゆく。 わたしもかなり飼いならされたんだと 思う。 校則ってなんだろう?