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AI×デザイン知見まとめ

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AI×デザインの知見をまとめていくマガジンです。noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talentio.com/r/1/c/note/pag… もっと読む
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#デザイン

美大生にとっての生成AIの話

※当記事では生成AIの是非(適法性/違法性)について言及しない。 かつてはコップに入った猫を「猫である」と判断できなかったAIが、本格的に絵という分野に進出してから数年が経った。 初めこそよくわからない抽象画のような風景やラーメンを手づかみで啜る樋口円香を笑っていた私達に、現在の混沌とした状況は想像できただろうか。 よりにもよって、そんな絵という分野の過渡期に美術大学のデザイン科に進学を決めてしまった大馬鹿者がいる。私だ。 入試対策のデッサンをしながら、自分が目指す分野は

【ウェビナー参加の感想】AIとUIデザイン

海外のクリエーターさんの話を聞いてみたいなと思い、”ジェイコブ・ネルソン”さんの無料ウェビナーに参加しました。 AIとの共存、今後より注力して学ぶべきことを説明してくれていました。 英語でのウェビナーなのかと思いましたが、同時通訳もつけてくれており日本語での説明も聞くことができて、わかりやすかったです。 ■テーマ:AIに置き換えられないUIデザインのスキルとは?未来のAIのできること まず説明いただいたのが、2027年・2030年・2040年の未来AIはUIUXの分野をど

生成AIの進化によって「デザインの単位」が変わり、「顧客体験の構造」も変化する

生成AIの発展によって、インターフェースやインタラクションは大きく変化するだろう。 その結果、ユーザー体験(UX)の在り方そのものも大きく変わっていくはずだ。 現在予約販売中の拙著「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」では、そんなユーザー体験それ自体の変化についても1章を割いて解説しているが、本noteではその中から1つの変化をピックアップして紹介したい。 デザインの単位が "User" から "You" へ変わる「ユーザー体験」「ユーザー中心デザイン」「ユーザ

2024年:AI時代のデザイナーに必要なキャリア形成予想

毎年書いているデザイナーのキャリア動向予想2024年verです。 今年はAI関連の知見を如何に集め、デザインに転換できるか?で明暗がくっきりと分かれるだろうなと思っています。 AIによるデザインの大きな変革に備える2023年、AI技術の発展はデザイナーにとっても大きな影響を与えています。ジョン・マエダ氏の「Design in Tech Report 2023」によれば、AIの進化はデザイナーに新たな可能性を開くとされています。報告書では、AIが「デザイナーに創造性をより発揮

デザイナーにおすすめ!AIツール7選(UXデザイン編)

こんにちは! Sun*デザインチームです。 2023年はChatGPTをはじめ、一気に生成AIを活用したツールが登場した一年になりました。2024年は、さらにAIとの向き合い方を問われる一年になると考えます。そうしたAIの台頭は私たちデザイナーの仕事・働き方を大きく変えることになるでしょう。 そこで今回はデザイン業務に活用できるAIツールを2回に分けてご紹介します。1回目はUXデザイン編を、2回目はUIデザイン・グラフィックデザイン編をお届けします。この記事はUXデザイン

生成AIだけでWebサイトの戦略からUIデザイン、公開まで1日でやってみた

こんにちは、オランダ在住のサービスデザイナーASAKO (あさこ) です。 私は生成AIによって変わる新しいデザインプロセスにとても興味があるので、日々さまざまな生成AIで実験をしています。 今日はWebサイト制作の全てを生成AIで実行し、爆速の1日でWebサイト公開までやってみた方法をご紹介したいと思います! 完成したWebサイト 今回作ったWebサイトはこちらです!ちなみに、ロゴすらなかったところからはじめました(笑)ロゴも、トップの動画も、レスポンシブ対応のレイアウ

2023年のAlgomaticのデザインとCXOの5ヶ月を振り返る。

こんにちは!生成AIスタートアップのAlgomaticで横断CXOをしております。のだです。 私が務めるAlgomaticは2023年4月に創業され、私は同年7月末に正式にジョインしました。2023年は自分でも全く想像出来ない激動の一年でした。年初にはテレビ局でプロダクトマネージャー/デジタルデザインのディレクターをしながら、兼業でエンジニアとデザイナーのギルド組織を経営していました。今となっては全く逆とも言える、スタートアップCXOとして複数事業の立ち上げ、社のブランディ

生成AIで架空のロゴができるまで|Adobe Illustrator Tips

「何でもいいからそれっぽいロゴの作例が欲しい!」と思った時に備えて、架空のカフェのロゴをイラレの「ベクター生成」などで1から作る実験をしてみました。 具体的には、以下の3つを生成AIで作成。 カフェの名前とコンセプトの生成(ChatGPT) ロゴの生成(ベクター生成) ロゴに合うイラストの生成(ベクター生成) まずChatGPTでカフェの名前とコンセプト案を複数提案してもらい、ベクター生成でロゴ案を生成。それをイラレで清書してロゴを仕上げました。また、そのロゴを元に

自由と制約とAIのデザイン

こんにちは。UX DesignチームのPoyomion(ポヨミョン)です。 10月17日リリースした「メルカリAIアシスト」の生成AI・LLMを活用した出品商品への改善提案機能で体験設計やディレクションを担当しました。 今や毎日話題が尽きない生成AIですが、この記事ではLLMを用いた機能をリリースするまでの開発フローや、デザイナーとしての取り組みについて振り返っていこうと思います。 一つの施策の最初から最後まで詰め込んだ結果、8000文字を超えるボリュームとなってしまい

デザイナーとしてAIとどう付き合うか

こんにちは。GMOペパボでデザイナーをしています。845(やしこ)です。この記事はGMOペパボデザイナー Advent Calendar 2023 の記事です。 仕事、AIに奪われていますか?わたしは毎日奪われています。えーん あまりにも色々できるのでどう扱ったらいいのか悩んでいまして、2023年末時点、今のところの自分なりの付き合い方について記します。 AIの進歩メイン職能としてはUIデザイナーということもありAIができる領域の進出の影響が大きく、わたし自身、進化につい

Design Canary #1「生成AIがもたらすサービスデザインの変化」イベントレポート

イベント概要2023年10月5日、Algomatic 3Fイベントスペースで行われた「Design Canary」の第一回のイベントを開催いたしました! コミュニティ立ち上げの経緯などについては以下のnoteを参照してください! 今回のテーマは「生成AIがもたらすサービスデザインの変化」です! ChatGPTやStable Diffusionといった、いわゆる”生成AI”の登場により、様々な業界の至るところで変革が起きています。 このイベントでは、サービスデザインとい

イラレの生成AIが凄いので Live - 2023/10/11 Adobe MAX 2023

Adobe Illustraor 28.0に搭載された生成AI(ベクターグラフィックの生成)が衝撃的だったので、このページにまとめていきます。 イラレの生成AIの探求は以下の新しいページに掲載しています 新しいイラレ生成AI関連ページイラレの生成AIでハロウィンのイラストを描こう! Live - 2023/10/14-15 Adobe Illustrator「イラレの生成AIを探求する」ライブ配信 本日からロスアンゼルスでAdobe MAX 2023がスタートしました

生成AIサービスのUXデザインにおけるベストプラクティス | 豊富な実例付き

国内でも生成AIを使ったプロダクトづくりに取り組む企業は増えていますが、ユーザー体験の正解はまだほとんど体系化されていません。 そのため、サービスの実例を掲載しながら「生成AIサービスにおけるUXデザインのベストプラクティス」についてまとめました。 何でもかんでもチャットUIにしない Webサイトノーコード制作サービス「Wix」のAI機能は、テキストや画像など編集したい箇所をクリックした際にAI機能のボタンが出現する。 このように、制作系のサービスにおいて生成AI機能を

生成AIスタートアップ「Algomatic」の執行役員CXOに就任した背景とデザイン経営への想い

こんにちは、のだかつきです! 7/19を退職日に、TBSテレビを退職し、7/20付で株式会社Algomaticに執行役員CXO(Chief Experience Officer)に就任致しました。 Algomaticでは、CXO(Chief Experience Officer)として、UI/UXデザイン、マネジメント、体験設計/ブランディング、組織文化の構築/コーポレートブランディングなど、多岐にわたる役割を担う組織を作っていくことになります。 本エントリでは、デザイ