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肉じゃがは完全食品だった
崖っぷちの味覚ピンチに肉じゃがの持つパワーで助けられたお話。
66日ライティングマラソン。20日目。
本日のメニュー
牛肉のひつまぶし丼、肉じゃが。
今日もシンプルなのですが、実は牛肉のひつまぶし丼だけでいっか~と思ってたところ、ほんの少しのヤバイかも感覚が出てきて、急遽肉じゃがくんをそばに置いての昼ご飯でした。
牛肉のひつまぶし丼には、玉ねぎ、牛肉、ゴボウが乗っており、ひつまぶしっぽく出汁をかけていただく感じです。
ひつまぶしの魅力っぽいヤツ
ひつまぶしって3度味を変えて楽しめるヤツ、という知識があります。実際食べたこともありますが、今日は単なるお昼。ひつまぶし風ってヤツです。ですから少しだけ出汁なしを味わったらもう次からは出汁をばぁ~っとかけてしまって食べようとしたわけですね。
出汁茶漬けみたいになるのが魅力じゃないですか。実際のひつまぶしならメイラード反応があるわけですが、牛肉の煮込んだやつが相手なので今回それは見込めません。
かわりにゴボウの土の香りと玉ねぎの甘味に期待して食べ始めたわけです。
うん、うまいね~。ひと口め。
なかなかいけるね。ラッキーだ。ふた口め。
実はこれ以降は塩味に私の味覚がノックダウンされまして(笑)、おいしいというよりも塩味に耐えるといういわば苦行に近い状態になってしまったのです。本場のひつまぶしはもっと繊細なのかな…^^;
ここで登場肉じゃがくん
肉じゃがくんには以下の記事で健闘してもらったことがありました。
今回は牛肉のひつまぶしですが、なんか素材も被ってそうだし味覚も被ってそうだし、あんまり期待できないかも・・・と思いながらひと口助けを求めたら、
すごい!。
肉・じゃがいも・たまねぎ・にんじん・出汁のうま味・塩味すべての要素が絡み合って、塩味でまくりの口内を中和し、優しい状態にしてくれではありませんか!!!
肉じゃがくんにも塩味はあるわけです。で、口内にはそれよりはるかに強い塩味が幅を利かせているわけですが、肉じゃがが持つ塩味は主張せず、じゃがいも・たまねぎの甘味と相まって口内の塩味が減少していく。。。
すべては肉じゃがくんの功績でした。とても素晴らしい。
三方よしの肉じゃがは日本料理の誇り
やはり肉じゃがはすごかった。
メニュー自体として「素材+味覚+風味」において完成されているために、どんな口内の味覚の状態でも、それらを優しく包み込んで中和させてくれるのは、日本料理の神髄ですかね(笑)
普段の食卓に乗るごく普通の家庭料理が、実はとんでもなく優れたバランスと味のポテンシャルを持っているなんて、普段の食卓から見つめ直してもいいかと思います。
ともあれ、塩味過多になったら肉じゃが、これは間違いないでしょう。
さぁ、あしたは何を試そうか。
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