最近の記事

メモ:竹田恒泰氏vs山崎雅弘氏の裁判を知って

原告は、作家で大学の講師を務める方、明治天皇の玄孫であるとしてメディアでの露出も多く、判決でも著名性があると言及されている。 これに対し被告は、原告の教育委員会主催の講演会の講演者としての適格性を論じるにあたり、その思想について言及し批判的意見ないし論評を行った。この方は戦史・紛争史研究家であり、過去の執筆記事において、ルワンダでの大量虐殺に至る過程でラジオの娯楽番組を通じて特定民族に対する差別と偏見、憎悪を煽る発言があったことを指摘し、また、著書の中で、日本や日本人を際限

    • メモ:検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? (岩波ブックレット 1080)

      名は体を表す (これを聞くと、国柄の意味で「国体」という言葉が使われることをふと思う。) 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?(岩波ブックレット、小野寺拓也氏&田野大輔氏)という本があるが、個人的には、はじめにと、第1~3章までが特に学びが多かった。 私なりに理解したところを書くと: ❶まず、ナチズム(nationalsozialismus)を「国家社会主義」ではなく、「国民社会主義」と訳すべき理由が語られている。 ドイツ語では、nation+sozialismus、

      • ガザの人々の声として、ガザ地区内で多発した盗難などのモラルの危機について、この悲劇をもたらしているイスラエルだけでなく、ハマスへの怒りについても語られている。

        • 大竹まことのゴールデンラジオ!!24/7/9(火)パートナー小島慶子さんの発言に共感したのでメモしておきます

          都知事選が終わった後の、最初の火曜日 以下、オープニング最後の小島さんの発言。番組パーソナリティーの大竹(親しみを込めて敬称なしでこう書きます)の問いかけに対し・・・ 「会社でも、地域でも、親戚でも、政治の現場でも、『これはおかしいじゃないですか』と言う人たちは、感情的で、人に喧嘩を売っているように見えると、逆に多くを語らず、『わかりました、あなたのお話も聞いておきます』と言っている人の方が、落ち着いていて物を分かっているように見える。どう見えるかというところに、とても引

        メモ:竹田恒泰氏vs山崎雅弘氏の裁判を知って

        • メモ:検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? (岩波ブックレット 1080)

        • ガザの人々の声として、ガザ地区内で多発した盗難などのモラルの危機について、この悲劇をもたらしているイスラエルだけでなく、ハマスへの怒りについても語られている。

        • 大竹まことのゴールデンラジオ!!24/7/9(火)パートナー小島慶子さんの発言に共感したのでメモしておきます

          夜は終わらない(ガザの3つの家族の物語)

          The Night won’t End ALJAZEERA Englishより 先月YouTubeにアップされたドキュメンタリー ガザへの攻撃が始まってこの7/7 で9ヶ月になった 先日までに、10/7-12/30までのガザ日記(1973年Palestinaガザ地区生まれ、2019からPalestina自治政府文化大臣を務めるアーティフ・アブーサイフが著者)を読んだ。直接語られずとも、報復攻撃初日から、イスラエルはハマス、市民の区別なく、攻撃の対象としてきたことを十二分に

          夜は終わらない(ガザの3つの家族の物語)

          明治安田生命保険のじぶん積立について考えてみました

          生命保険料控除を利用することができる点について 保険料の返戻率について 健康状態にかかわらず申し込みができる点 1.生命保険料控除を利用できる点について新旧制度の別や新制度における3種類の区別などは別途いろいろネット上で情報を入手できるのでそちらを参照いただくとして、ポイントは、生命保証料控除には、商品通算で各人ごとに上限があり、かつ、「税額」控除ではなく「所得」控除に過ぎないということ。所得控除にすぎないので、当該控除後の所得に対して適用される所得税・住民税の税率によ

          明治安田生命保険のじぶん積立について考えてみました

          2023年1月26日の日本経済新聞、生保・銀行、外債売りに転換 という記事から

          生命保険会社の資産運用 他人の金銭を預かることを業務にする会社、組合、その他の組織は社会の中に多く存在する。かつてザ・生保といわれた時代があるように、保険の成熟市場といわれる日本において、大量の長期性の資金を蓄積する生命保険会社の資産運用の運用市場に与えるインパクトは、いつの時代であっても大きいといえるのだろう。 この生保の資産運用方法であるが、何に対して運用しているかという観点からざっくりとしたイメージを持っておきたい。直近の資料では、月次ベースで22年11月(下記参照

          2023年1月26日の日本経済新聞、生保・銀行、外債売りに転換 という記事から