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240605日記【脂肪と糖】


同僚

アイスモナカ

 昼下がりの事務所。出張や外出をしている人がいるので、人数は少ない。
 目の前で係長がアイスモナカをもぐもぐとやっている。

 きっかけは、課長がアイスを買って食べ始めたことだった。昼に激辛の皿台湾を食べて帰ってきた課長・係長・若造くんら三人は暑い暑いと言っていた。そしてアイスを食べる課長を見て、係長もアイスモナカを買ってきてデスクで食べている。

 ついに若造くんもコンビニへと席を立った。

 いいな。わたしもアイスモナカ食べたい。

 若造くんは係長と同じアイスを買ってきて、キモがられていた。冗談半分で係長にアイスをおごるおごらないという話をしていたのに、係長が自分で買ったのを見計らってから、自分もコンビニに行く、更に同じアイスを買う、というツーコンボである。

 彼は自らいじられるネタを毎日生み出している。
 墓穴を掘るのが得意だ。

 けれども、入社から一年余り。一周回ってきて、それが彼の愛されている所なのだろう。がんばってほしい。

 私はもう、周りから関心をほとんど向けられなくなったので気軽なもんだ。期待もされず、関心も持たれないので変にいじられることもなく。干渉されないのが有難い。彼がいるとか一言でも言おうもんならどんな噂話をされるか知ったもんじゃない。

若造くん

 若造くんの彼女や好みの女の話で盛り上がった。ゆうちゃみ系のギャルが好きで、今の彼女は1万のシュプリームTシャツを着ていた時に釣ったとのこと。逆ナン。
 そして話題は若造くんの夏祭りデートについて移り変わった。デート服を次々当てる係長。

 シュプリームTシャツ、ハーフパンツ、白のナイキ。
 トムフォードのサングラス。

 当てるのがイージーなほどステレオタイプの若者だ。

 彼女の誕生日プレゼントは高級ブランドTの4万ネックレス。初年度からそれはきついんじゃないか、そんな金かかるなら一年経ったら捨てろ、と課長。どれだけキャッシュアウトを抑えられるかやぞ、今は。と係長。みんな好き放題である。

早く週末にならないかな

食べたいもの、飲みたいもの

 夜、散歩しながら飲み屋を外から眺めるのが日課になってきた。お店から出てくる男女、楽しそうに話しながらお店に向かう青年たち。アミューズメントホテルに入っていく男女。にぎやかな音、明かり、におい。夜の街は汚いゴミや汚れ、落書きが闇に隠れるので雰囲気が良い。

 お酒を飲みに行きたいしお菓子も食べたい。けど、節約のため一人きりの時は決まったものしか食べないと決めている。

 早く週末になって人と会いたい。

 節約もダイエットも、少しずつ気を付ける項目やルールを増やしていっているので、明確にいつから始めたのかは分からないけど、やせようと思い始めたのは四月ごろだったかな。

 三か月目。生活が整ってきて節約もできているので、メリットが大半をしめるけど、一人きりの平日は、ちょっときついです。
 日々、体重の平均値と支出とPFCと歩数と。電卓をたたいてはため息をつく。

小さな楽しみ

 そんな中、空腹限界で立ち寄ったファミマ。アプリの無料クーポンで、チューハイをゲット!!!めっちゃうれしい。

 本当に、かなりうれしいです。

 節約とダイエットは、親和性が高いけどはじめは精神的にきついです。
 これが普通の事として習慣になればきっとストレスを感じなくなる日が来るはずなのでそれまでは続けるぞ。
 カロリーもPFCも家計もバランスがとれる食事を確立したのできっと今回こそはできるはず。

 ちなみに、チューハイはいつもなら即飲んでいる所だけど、今回はまだ冷蔵庫にとってある。ここぞという時、本当になにかをやり切った日に飲もうと思う。それか、一人で飲んじゃわないように彼の家にでもおいてこようかしら。

やばいよね

 私がどれだけ食欲と糖分に憑りつかれているか、よくわかる出来事があった。

 昨日、友達のKちゃんと一緒に趣味の練習をやっているとき、彼女がシュガーデニッシュを食べながら動画を撮ってくれた。その時、甘い匂いがあたりに漂い、めっちゃうらやましかったし食べたすぎて練習よりもシュガーデニッシュで頭がいっぱいになってしまった。

 砂糖を経っていると、甘いものへの嗅覚が鋭敏になるのかもしれない。

 お腹がすいて、その後すぐ自分も弁当を食べた。


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