裏世界ピクニック9巻感想
おはようございます。
裏ピク9巻来ましたよ!当日配送神でしたありがとうございます。
読んでみたら書きたいこといっぱいありすぎたのでnote書きました。
相変わらず小桜軸です。空鳥派は誰かまとめてくれるでしょう(他力本願寺)
色々追記あります、既に読んで頂いた方にはもう一度読み直して頂ければと思います。すみません、お手数おかけします……。
分かりやすく【追記】入れておきました。
読み直して気になる部分が生まれたらまた追記するかもしれないし、しないかもしれない。
本題の前にちょっといいですか。
今月11日発売の少年ガンガンでいよいよ小桜屋敷でお泊りしているんですよ、読みたすぎる。
これだけのために680円払うの高いなって思うの、数年前と比べて貧乏性に感じて悲しくなりました。雑誌を読まなくなったの、場所取るから……だったのが今や、払うのがもったいないにすり替わってるのヤバい。
ガンガンONLINEだと次回更新が6月2日らしいですけど、アプリでの先読みは既に6月30日更新まで出ているっぽいので、小桜屋敷に泊まるシーンが読めるのは本来は7月7日から分割で1か月分なのかなぁ。
先読みだといつからなんだろう。6月2日まで待たなきゃいけないのかしら。更新日気にして読んだことなかった。読むとしても180コイン買わなきゃw
当たり前ですが9巻未読勢の方へ、ネタバレになっています。ネタバレしかありません。ご注意ください。
さぁ読むです!!…………やべぇ、8巻の内容覚えてねぇ!!
なんだ、いきなりマヨイガが死んだって。ざっと読み直さないかんやつや。と思ったんですけど、最後にマヨイガ出たの7巻だったりしません?
8巻読み直したら、オモイシレで出てましたね失礼しました。共犯者の終りのシーンがあまりにも衝撃すぎて忘れていたよ……。
裏世界に行ったの、鳥子とセックスして数日後のお話か……そっか。
というか相変わらずいちゃついてんなおい!
挿絵見たら小桜がちゃんと服を着ている……だと?(感動)
だぼだぼTシャツにスパッツだったのが、ちゃんとお洒落なシャツにスカート履いてる。
霞関連で訪問してくる人いるのと、教育上きちんとしないと示しつかないからっぽいな。やはり霞という存在が小桜を人間にしているのか。
怪異に関する中間報告前後で引き取るって言ったってことは、施設に預けたのいつだ……?戸籍作る経緯で施設に預けなきゃいけなくて、トイレットペーパー・ムーン前後は施設にいた感じかな。
時系列で見ると5月中に色々行動していたんだなぁ。
そういえば小桜って冴月と一緒に行動してから裏世界らしい研究一切してこなかった……のだろうか。プログラムを作る発想が霞と出会うまでなくて、裏世界の存在を知る前はUFOのこと調べていたっぽいけど。
【追記】小桜って最初からやたらにUFOに詳しかったなぁと1巻読み直して思った。
裏世界に対する興味より恐怖が勝って脳みそがまともに動かなかった可能性ありそうだなぁ。霞と一緒に住み始めた忙しさから噛み合ったみたいだし。
寺生まれのTでもあったよね、車が浮いている時にドライバーとしての危機意識から恐怖どころじゃなくなったってやつ。そういえば、鳥子が偽冴月に連れていかれそうになった時も、頑張って空魚に発破かけていたんだった。
ってことはつまり、守るべき対象がその場にいてかつ役目があって考えるより動けって状況になれば裏世界でも動けるようになったりします?
というか小桜は今後、裏世界に巻き込まれる可能性あるのだろうか。あってほしいな。もっと小桜が動いてるの見たいんや僕は……。
小桜に「付き合い始めました」と報告することにモヤモヤする空魚。
空魚は恋愛という文脈に強要されて不快感あるって描写されてますよね。
それって友達も同じじゃないかって。普通の人はその辺自然にやるけど、そうじゃない人は強要されてるように思えて躓きそうだなって。
僕の場合、恋人より友達や親友の方がずっと難しいと思う。
恋人って「付き合って下さい」「いいよ」で分かるじゃない。知り合いから友達って明確に「友達になろう」って言うフェーズってないと思うんだけど、親友なんて特に。
で、友達になった親友になったって当事者どころか人にも言わない。
周りが「この人仲良しだから友達っぽいな」って当たり前に察する。「どういう関係なの?」って聞かれたら「オタク繋がりで~」とか言うと「あぁ、友達なのね」って皆は当たり前に納得する。
その辺が分からない人は「友達だよね」って確認しにくるのかな?昔そんな人がいたけど、あれってどういう心理なんだろう……。
何が言いたいって、恋人より友達の方が思考や行動が自動的に乗っ取りに来てそうなんだよなぁ。その辺を自覚しないあたり、経験の差なんだろうか。
男女の場合、異様にくっつき始める、パーソナルスペースが以前より狭いだけで「付き合ってる」「ラブラブだ」って思い込む人いるじゃない、それも空魚の言う恋愛の文脈の一つなんだと思うけど。
ちなみに僕も付き合い始めたとして、きっかけない限りわざわざ言わないタイプなので「なんでこっちからいちいち報告せなあかんねん」な空魚には同感ではある。僕が空魚だったとして、小桜相手でも言わないなぁ。紅森パターンじゃないと。
それはさておき鳥子、小桜、夏妃、紅森はその恋愛の文脈に自然に則れる側。
特に夏妃は分かりやすいと思う。茜理と仲良くなっただけで分かりやすく嫉妬してるもん。
でも空魚って鳥子のことをこの世で最も親密な関係ってだけで友達や恋人とは言わず、共犯者って関係で納得してるんだよね。
それってやっぱりあの家庭環境からそういう当たり前の思考や行動が出来なかった?記憶の中のお母さんとお父さん、仲が良かったイメージを空魚は構築出来なかったんだろうな……。
だとしたら似た境遇のるなはどうなんだろう。
るなはそれ以前に人間関係の当たり前の距離感を分かっていなさげな気はした。知り合ったばかりで「この人は本当に大丈夫かな」とか伺いなから距離を縮めていく行動を知らなそうな気がするんだよな~。そのくせに辻みたいな遠慮のないタイプは警戒する。ほんと分かんねぇこの子。
というか、るなってもしかして「友達になりたい」と思ったら口にできちゃうってことは、それ以外で友達になった場合「友達だよね」って確認してくるタイプだったりするのかな。
その元ネタはこちら。
第五種は対話、所謂コンタクトという概念が生まれました。第六種は何だろうね、第四種は死亡も含まれなそうな気するから死亡かな。
そうなると、やっぱり冴月って第六種接近遭遇したって認識でよろしいだろうか、外舘も。
となると、裏世界ピクニックの最後は第七種まで行く可能性が……?鵼による出産がそれにあたるのでは。
第五種は空魚、鳥子、辻あたりはいけそうかな?
るなは……るなは大丈夫なのか?今回の件で本格的に無理になったんじゃないか?というか多分もともと無理っぽそうな気はする。月の葬送でも気絶したし。
よく考えたら第五種?に耐えていた小桜って素質あるんでは??
時間、空間、おっさんでは一週間意識飛んでたらしいけど。そういえばこの時、くねくねに侵略されかけ……あれぇ?もしかして、この時にくねくねに魅了?されなかったらどうなっていたんでしょう。
鳥子の台詞に辻が「サン・テグジュペリ?」と突っ込んで恥ずかしがっていたシーンがあったので検索してみました。
サン・テグジュペリって星の王子さまの作者なんだ!小さい頃に読んだことあるけど、作者の名前知らなかった((
そもそも読んだのが幼い頃すぎて内容もちっとも覚えていない件。まぁ台詞は作中ではないらしいけど。
これは空魚に知られたら恥ずかしいわ。
本来は付き合ってから死ぬまでに見つめ合うことは不可能で、一緒の方向を見て歩める絆の強さも必要という意味らしい。
鳥子は最初は冴月を探すためだったけど、生きてないって分かってから空魚のために一緒に裏世界に行ってるってどこかで言ってた気がするんだよね。
鳥子は多分それが出来ているけど、空魚はどうなんだろう。
これも後付けだったら凄いなぁ。
これ、辻が知っていたなら小桜も知ってるのかな。空魚ってなんとなくその辺の知識だけ疎そうな気が。というかキメラハウス知らない辺りから興味なさそうなのは自ら調べなそうだし。
LBRP(レッサー・バニッシング・ライト・オブ・ザ・ペンタグタム)やら追儺やら魔術?に関しては……興味がないのであまり追及する気になれないけど、追儺ってどう読むんだよと「追難」で調べたらヒットした。ありがとうYahoo。ダメだったら手書き検索してた。
追儺(ついな)は別名鬼儺(おにやらい)といって節分のルーツらしいです。
辻がやったのはざっと検索して出てこなかったので、気になる方は頑張って検索してください。まぁ辻がやった哄笑は所謂豆まきと同列なんだろうけど。
愛しいの語源も余裕出来たら調べたいな(※調べたけど、本文以上の意味はもうなさそう)
日本語って面白いね、日本人なのに何故か語源を知らないで生きている……なんかもったいなく感じます。
作家ってやはり語彙、知識のインプット大事だなって思います。FLOWERSとかプレイしたり創作していると痛感する。
【追記】
書こうと思ってすっかり忘れていたんですが、るなが作ったキルハウス(キメラハウス)は一定的な恐怖があるってありましたよね。これって裏世界ピクニックでも同じようなことがあるんですよ。
僕の場合、コミカライズ版のきさらぎ駅米軍救出作戦と果ての浜辺のリゾートナイトはがっつり読み返せません。
一定的な恐怖もあるんですが、集合体恐怖も含まれていて出来れば読み直したくないかなって感じ。時間、空間、おっさんも最後の方は避けてるけど上記よりはマシなので花のシーンだけ飛ばす時もあります。
原作だと確か4巻だか6巻だかで意識持ってかれて記憶なかった時あるんだよね。6巻は小桜が出てるシーンしか読み返してないなぁ。
都市伝説、怪談もきさらぎ駅は個人的に面白くて読み返したけど、リゾートバイトとかはもう二度と読みたくないな……ってなるほど。きさらぎ駅も今は読もうと思えない、イメージ画像がないまとめサイト探すの大変で……。
ホラー系でリピート出来るのって、今じゃ難しい気はする。裏世界ピクニックの今のモチベーションは小桜なので今回は頑張れました。きっと茜理と夏妃レベルの登場率だったら飽きてフェードアウトしてそう。
苦手なものって読むモチベーションがないときついんですよね。
そんな僕が怖いと分かって読んでしまったの、是非みんなも読んでほしい。このレベルでも恐怖より勝つシーンがなきゃサヨナラしてた。
【追記2】ついでに「うしろ正面のカムイさん」も布教します。ホラーだけど怖くないので読みやすい。
それにしても辻という人間が少し分かってきた。
多分小桜の言う「辻が嫌い」の方向性がるなと似てそうだな~。
空魚に「なんかされた?」って聞いたあたり、魔術絡みでなんかされてそう。てか絶対してる。
「小桜くんは可愛い」「るなは手が出せない」という情報からビアンだと確定して小桜にも手を出したのかと思っていたんだけど、酒を飲んでおしゃべりになったり、るなが嫌がってるにも関わらずオジサン構文使うあたりなんか……小桜に怖い話でもして嫌われてそうだなって予想してみる。
でもるなの保護者としてはきちんとしてくれそう。
小桜は基本的な教育はしっかりするけど、辻はまさに放任主義なのではないか。危なそうだと思ったら追いかけるけど基本的には見守るだけなのかな?
小桜ってあれですよね、一人目産んで真面目に母親しなきゃって頑張るタイプ。辻は二人目で気楽に育児してます的な余裕が見える。
の割に仕事に過集中しすぎて構えてないみたいだし、実際鳥子、空魚の面倒も少し見ているから単純に性格が真面目というか、ほっとけないんだろうけど。霞が赤ちゃんだったら凄く過保護になりすぎて鬱になってそう。
で、空魚は小桜のことを母親として求めていた部分はあって。
これって家庭環境が終わってる子供が恋人に求めるタイプに似てる気はする。るなも小桜に頼ってる(?)し、小桜って見た目が子供でも精神的に大人だから頼りがいがあるんだろうな。というかおかんっぽいよね。
ほらよくパパ活とか、キャバクラする女性って何気に年上の方を求めている……のと似てるのかなって。
でも、空魚と鳥子は純粋に恋愛感情として小桜を見ていたわけではなく……まてよ、鳥子は冴月を好きになったのってそういう……あれ、てことは小桜も!?小桜って年上好きって明言してたんだよね。
よく考えたら年下好き、もしかしていない……?あれ、辻って小桜より上なのかな、うーん?
ともかく、ふらふら出歩く癖?みたいなのは解決したっぽいし、るなが今後辻と一緒にいてどうなるか気になりますね。
小桜に会うのかなぁ。会わないけど通話してくれ……いや、忙しいつって取り合ってくなそう。
【追記】
感想漁っていたら「特別養子縁組」は既婚者という条件がある、つまり小桜は既婚者の可能性がある。というのをお見かけして。
小桜が既婚者かぁ、まぁ年齢的に可能性無くはないんだよなぁ(大混乱)
いやいや、思考停止してはいかん、とりあえず検索しましょう。
まず霞は棄児として警察、児童相談所、福祉事務所に届けた。
施設で保護下に置かれたけど、脱走するから上手いとこ誤魔化して手続きを進めて戸籍を作ってもらい、養子縁組制度に乗っかって特別養子縁組になった。
ここまではOK。
棄児について。
棄児を発見したら警察、児童相談所に連絡して棄児発見調書を提出。
親が判明しない子供は色々な手続きを行い、里親制度を活用して特別養子縁組の手続きが進められる可能性もある。
生年月日は推定される年に発見された日を誕生日として設定されることが多いらしい。
自分が産んだ子供以外を引き取るのに、里親制度と養子縁組の二つを活用するらしい。
里親ってぶどうの木~里親と子供たちの愛の物語~で知ったけど、養子縁組はどこで知ったんだっけな……多分、漫画読んで知ったと思うんだけど。
……つまり、現在進行形で既婚者でないと特別養子縁組として霞を引き取れないってことだね。
石神井公園駅周辺は東京都練馬区。
令和4年はスルーしましょう、とりあえず同性婚の制度はある、OK。
情報は揃ったので、可能性を塗りつぶしていきましょう。
①実は冴月と婚姻関係にあたる。
②汀がどうにかこうして小桜を既婚者偽装して特別養子縁組へ繋げた。
③冴月以外の婚姻者がいて行方不明などにより物語内にいない。
④作者の勘違い。
⑤実際ある特別養子縁組にオリジナリティ要素を入れた(普通養子縁組を混ぜた)
個人的に可能性が高いのは④と⑤。
誰かと婚姻関係ならある程度関係が進んだ二人に今更隠す必要ないし、正攻法で行くって言ったならわざわざ偽装する必要がない。なので、個人的には⑤を推す。一応フィクションだし……ね?
霞を小桜の実子にするのに都合が良かったのが特別養子縁組だっただけ。
単なる勘違いで次巻以降で「普通養子縁組」になったらドリフターズよろしく盛大にずっこけてやりますとも。
こうして調べると、霞って本当に小桜の実子になったんだなって気持ちが湧いてなんか切なくなってしまった。そっかぁ、本当に母娘になっちゃったか~。
空魚のあの気持ちってこういうこと……?((
【追記】
9巻におけるそらこざの関係?を咀嚼しながら二次創作書いていて、少し咀嚼を整理出来そうかな?と思い、改めて1~8巻読み直しながら殴り書いてみます。
コミカライズ12巻の巻末SS読むとほんのわずか、小桜は空魚に意識し始めたのかなって期待しちゃったところがあって。
先に言っておくと、そらこざでくっつけとかそういうわけではないです。
空鳥でそのままゴールインしちゃえよ、でも小桜は少しでもいいから空魚を意識してくれ、でも幸せになるなら誰でもいいからくっついてくれって感じ。
で、空魚は小桜のことを母親の代替?として求めているんですよね。それっていつから?
箱の中の小鳥時点では「信用したがっていることに気付いた」レベル。ささやきボイスと自己責任と月の葬送では怖がっている小桜の頭を撫でたりして何とかさせようとした。招きの湯では鳥子と一緒にいるのが怖くなって(というより恥ずかしい?)小桜に頼った。八尺様リバイバルでは「頼れる人」と称した。
この時点で母親っていうか母性を求めていた……だろうか?甘えられる年上のおねえさん、というのも妙に違和感があって。
そのせいか、裏世界ピクニックファンが「小桜ママww」とか言ってる中、僕だけ「小桜ママ」に対して咀嚼が出来ないんですよ。
しまいにはこんなこと呟く始末。
それくらい空魚に対して何を言ってるんだと混乱してたの、僕は!
小桜のことママって求めたことないしなぁ……w
空魚が「小桜と霞が"家庭”になってたのがなんか嫌だった」と感じたのも、僕とは認知が違うなぁと。
小桜屋敷の変化を「人間が暮らしているとは思えない空間が、たった一人の子供の存在で当たり前に戻った」と感じていました。
隣の部屋のパンドラとか裏世界夜行で、空魚が屋敷内を見て色々感じたことを少し描写したシーンがあって、読んでいた時は興味ないなりに見てはいるんだな、と思っていたんだけど、カイダンクラフトで回収するための流れだったのかなぁ。後付けでこじつけた可能性はあるけど。
まぁなんにしても、あの描写を読んだ後だと「あぁ、急に人間らしい家になっちゃったな」とは思わないでもない。
霞のおかげで人間にしてくれたって思わないのかな。僕だけ?
だってさ汀が来ても下着なしのダボダボTシャツだし、廊下の電気消してあんな殺風景なキッチンで出前の食べ物を食うような生活しているの、人間をやめてるよ。僕なら病む。
外に出ればそれなりに振る舞っていることすら感動を覚えるほどに。これが所謂干物女なのか……。
今気付いたけど、夕食の準備って……小桜って料理出来るんだね??仕事とか趣味の効率下げたくなくて出前頼んでたってこと?
あともう一つ、「小桜を霞にとられたのが嫌だった」のイコールが「母親を求めていた」と捉えていたのもここまで違うんだと驚いた。
鳥子は「甘えられる年上の……」と言ったわけですが、これって多分上で言った「家庭環境が終わってる子供が恋人に求めるタイプ」なのでは?
現に鳥子は冴月にそう感じて好きになったんじゃないか、月の葬送を読むとそう思う。だから鳥子は「そこまで言ってないよ!」って返したんじゃないかしら。
空魚が小桜のことを「一人の女として見る」って言ったじゃないですか。言葉の綾だとしても、今の小桜は一人の女性じゃなく霞の母親、なんだよな……。
今後は「空魚にとっての母親(?)」ではなく「霞の母親」として接するつもりなんだろうか。まさか言葉通り「小桜」として見るつもりか。今更?鳥子という恋人共犯者がいながら??
まぁ、空魚もなんだかんだ小桜を見ているんだと安心はしました。
だから屋敷含めて小桜の変化を恐れた。興味ない人ほど大きく変わっても何も感じないでしょ。
空魚にとって、小桜は「変化を恐れるほどの信頼関係を持つ人物」扱いなんですよ。こんなの時間、空間、おっさん時点の空魚じゃ出来ない。成長した、素晴らしいです。
こういうのって客観視すると成長してる!凄い!ってなるけど、小桜はそこまでじゃないんだろうな……。
空魚と小桜って、裏世界の考察?以外では何のために関わっているのか。
鳥子は「この世で最も親密な関係」のゴールに必要な重要人物。
茜理、夏妃、紅森はその一般常識というか外からの常識を教えてくれる存在?茜理はなんというか、空魚のヤバいパターンの写しなのかな?
冴月は鳥子の恋愛感情のための人物で、小桜にとってはどう……なんだろうね。その辺描写ないから分かんないんだよなぁ、主観だもん……。
一応原作7巻で語ってはいるけど、コミカライズ12巻巻末SSのせいで分かんなくなっちゃった。親しかった人間とか言いながらなに、かつて愛した女って。
あれってDV男の「俺のいう事聞け」って暴力振るわれながらも「俺はお前がいなきゃダメだ」って言葉に絆された女の末路なのか?小桜ってそういうの騙されなそうな感じするのに……。
あれだけ冴月のこと酷く言って、最後は「楽しかった時期もあったんだ」って言われたら凄い気になるじゃないか!そんな、人生の伴侶の最期みたいなこと言うなよ。
冴月がアルファ・フィーメルだったことを差し引いても分からないよ、僕は小桜のことが……!複雑な乙女心を理解出来る気がしない。
その辺のモヤモヤを抱えて生きたくない!どこかで語って僕をスッキリさせてくれ。
【追記2】
特別養子縁組を調べた後、読み返したけど空魚の「置いて行かれた気持ち」を味わった原因って、空魚はゆっくり鳥子との関係を咀嚼して「恋人」という関係を上手く説明出来ていない人間なんですよね。
でも小桜は5月10日頃(怪異に関する中間発表)に霞を引き取ると宣言して、6月頃(オモイシレ)には既に特別養子縁組としての手続きを終えていた。
オモイシレ時点は鳥子とのことで悩んでいて余裕なかったのと、あまり部屋を見まわしてなくて、カイダンクラフトで異常なスピード感に実感が湧いて、寂しくなったのかなと。家も1ヵ月でがらっと変わったらそりゃびっくりしますよ。
空魚と小桜では歩いていくスピードが違うんだって無意識に焦っていたのかもね。
これで一通りそらこざの関係を咀嚼しきったかな……?僕もちょっとセンチメンタルになってしまった。
10巻はどうなるんだろうなぁ。
霞の今後、小桜の裏世界に対する興味、るなの処遇も決まったし……あとは鵼の関係、霞のルーツ、るなの今後、茜理と夏妃の関係、冴月が何にコンタクトして死亡したか。この辺の伏線が回収出来るかかしら。
個人的には小桜と冴月の関係や辻の関係を深堀りしてほしいんだけどなぁ。
来年まで待てるかなぁw
【追記】裏世界ピクニックメモの時系列追加しました。
必要に駆られてざっくり追加したので、後で読み返して修正するかも……。
【追記】
こちらの記事で語るべきだった話をしていないことに気付いたので、この場所をお借りして語ります。
僕って、SFを知らないんですよ。というか、意識して読んだことがない。
故に裏世界ピクニックはSFですと言われても「え?どの辺が?」レベルに理解出来ていない。
図書館戦争とサマーウォーズはSFらしいんですよ。
サマーウォーズってSFというよりメタバースって認識だったので一ミリも考えていなかった(Vtuberのメタバースから考察して辿り着いただけで、サマーウォーズがメタバースと定義していない可能性はある)ので驚き。
SFってふんわりスターウォーズとか新世紀エヴァンゲリオンあたりのイメージがある。宇宙モノというか、侵略モノって分かりやすくサイエンス・フィクションだなって理解は出来るんだけど。ガンダムシリーズもSFらしいね(この辺は論争凄いらしいけど)
そもそもサイエンス・フィクションの定義とは?
つまりどういうことだってばよ??回りくどい説明してやるな……(# ^ω^)ビキビキ
色々言ってるけど、今は大森望の指標通りで考えればいいのかな?
分かりやすく言えば、科学技術、未来社会、宇宙空間、時間旅行、異次元世界、異生物など……。
ハルヒシリーズはSFだ!とか見かけて「へぇーそうなんだ」くらいの気持ちだったので深くは考えてなかったけど、これが当てはまるなら時をかける少女やSTEINS;GATEもその定義に当てはまる?STEINS;GATEは空想科学と言うけど。
ということは、現実と交わらない宇宙空間で完結するスター・ウォーズはSFではない?
今流行りの転生モノも現実と繋がっていてかつ異次元世界だし、SFになるのかな。行き来出来ないならSFではない?
そもそも図書館戦争は何をSFとして定義した?
検索してみると、パラレルワールド……メディア良化法という架空の法律でディストピア世界になったことによってSF扱いされていると。
そんなのありなんだ、もうなんでもありじゃん。わかんねぇよヽ(`Д´)ノプンプン
SFをふんわり理解した上で裏世界ピクニックのSFの定義を探そう。
「科学的論理を基盤にしている。また、たとえ異星や異世界や超未来が舞台であっても、どこかで「現実」と繋がっている(ホラー、ファンタジーとの区別)」の通り、裏世界そのものが異次元世界なのと現実と行き来出来る、第四種という異生物がそれに当てはまるのかな。
ジャンルで言えば、SFホラー。
だとしたら、空魚が裏世界に興味を失って現実世界で鳥子とキャッキャウフフし始めたらSFとして成り立たなくなる?現実世界でも実話怪談や都市伝説を絡めた現象が無くなればSFじゃなくなる?
SFとしての終点って「空魚が裏世界に行かなくなる」ことなのかな。
鵼になって子供を産んで(第七種)、現実世界で育児を始めた時点でSFファンにとってエンディングになるんだよね。
……ということは、怪談のネタが尽きた時点で終わり?
調べる気ないし知る気もないけど、まだネタの引き出しはありそうだからしばらくは大丈夫そうだけど、上手く絡められるか気になるところではある。
何で今更SFを意識し始めたかって、9巻感想を眺めていたらSFについて触れている方がいて「あぁそうえいえば裏世界ピクニックってSFホラーだったな」と思い出したので。
少し前にSFについてふんわり調べたことあったけど、それを裏世界ピクニックに当てはめたことないなって……。
原作感想の記事で語らなかったの、書いている時点で意識はあっても語るほど興味なかったというか。今更意識しても読み方を変えるわけでもないんですけど。
僕にとっての裏世界ピクニックは小桜の存在だけで生きています。じゃなきゃ読まないよ、怖すぎて。
日本語の語源やSFの本質を知らなくても、人間って生きれるんだなって思いました(主語デカ)
書籍・メディア情報
裏世界ピクニック
※期間限定で8巻までKindle UnlimitedでDL可能(初月1ヵ月無料、月額980円)
ジュニア版 裏世界ピクニック
Audible版 裏世界ピクニック 1巻
※5月23日現在8巻まで購入可能(Audible会員初月無料、月額1,500円)
コミカライズ版 裏世界ピクニック
アニメ版 裏世界ピクニック