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『光る君へ』にイマイチ惹かれていない君へ
今年の大河ドラマ『光る君へ』
皆様は楽しんでおいでだろうか。
僕は正直、あまり楽しめていない。
正直『どうする家康』の方が楽しかったのだ。
戦国時代の方が戦闘描写や甲冑のかっこよさがあり男心をくすぐられるし、比較的よく知っている人物であるため「この経験が伏線になってあの逸話に繋がるのか」といったような考察が捗った。
「点と点をどう繋げるか、古沢の腕を見せてみよ!」といった趣が『どう康』にはあったのだ。
一方、『光る君へ』はどうだろう。
そもそもこの時代の文献は戦国時代と比べると少ないだろうし、主人公の紫式部など本名も分かっていないらしい。
そうすると、点と点を繋ぐも何も点がどこかがそもそも分からないので、脚本家がある程度自由に絵を描くことになる。
そこがいまいち楽しめない要因だった。
こんなん完全なフィクションじゃんと。(ドラマは本来そんなものなのだが)
おまけに、どうやらこのドラマは平安時代の重要な概念である「穢れ」を大きく無視していたり、平安貴族の顔もリアリティに欠ける。(鉄漿をしていないなど)
リアリティという点でやや懐疑的にならざるを得ない。
これは一年持たないかもしれない。。
そう思った矢先だった。
X(旧Twitter)でこんな投稿を見つけた。
#光る君へ 第4話「五節の舞姫」とオマージュ元の『源氏物語』「絵合」について。
— たられば (@tarareba722) January 29, 2024
毎回『源氏物語』の印象的な場面を差し込む今年の大河。今回も(中心的場面である「五節の舞」のほかにも)しっかり仕込んできました。個人的に「おお!」と思ったのは、倫子邸(土御門第)でのガールズトークでした。
めっちゃおもしれーじゃん!!
脚本家すげーじゃん!!
どうやら楽しめていなかったのはオマージュに気付けなかった僕の教養の無さと、『どう康』の楽しみ方を『光る君へ』にも当てはめていたことが原因のようだった。
『光る君へ』には『光る君へ』の楽しみ方がある。
僕は無知ゆえにそこに気付けなかった。
これを機に僕は源氏物語を通読してみようと思う。
受験生時代に古文対策として読もうとしたが、当時はそんな余裕もなく挫折した。
しかし今僕には通勤時間とKindleがある。
読めない本などあろうか。いや、ない。
『光る君へ』に惹かれていない君へ。
僕と一緒に源氏物語を通読しよう!
そして元ネタのオマージュに気付いたら共有し合おう!
レッツエンジョイ平安ライフ!!
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