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無口な歌詞

1,733
あの日から、やめられない作詞。 歌い出してくれたら嬉しいのに。
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#歌詞

Lame

Lame

背中を刺される
その切先に
迷いこそなく
それだけが唯一の救い
.
鋭く
一思いに
貫いた痛み
.
よかった
誰かじゃなくて
僕でよかった
最初にそんなことが
過るなんて
思いもしなかった
残り僅かな声で
呼んでみたかった名前を
今さらやっと
口にする
.
.
理由を訊かれる
その約束に
衒いなどなく
そのままに台本を騙る
.
正しく
一通りに
演りきった代わり
.
よかった
誰かじゃなくて
僕で

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天使

天使

後ろの正面に
誰が居る
確かめなくても
それが判る
.
涙声で
何度も呼ぶ
愛しい名
.
遠かっただろうに
こんな所まで
あっちほど
明るくもないけれど
懐かしいですか
温かい背中
まるで
あの頃のように
抱きしめられているような
私は子ども
.
.
仕草の節々に
何がある
確かめなくても
いつか判る
.
裏表で
交互に待つ
冷たい手
.
痛かっただろうに
そんな姿まで
どっちみち
優しくはないけ

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Symbol

Symbol

大袈裟に泣いて
集めた注目も
引き潮のようにまた
去ってゆく
.
焦点の合わない
遠い目で
せめて色くらいは
.
ばらばらでも
組み合わせ
隣り同士
思い切った彩色でも
やがては落ち着く
むしろこれでなくちゃと
思ってしまう
一度や二度ではなくて
何度も何度でも
.
.
溜め息を吐いて
重ねた半分も
かさぶたのようにまた
消えてゆく
.
説明のつかない
古い手で
せめて朝くらいは
.
ぼろぼろでも

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名前のない役

名前のない役

落書きをそのまま
残しておいたら
誰かしらが
また書き加えていった
.
取り留めのない
文字の羅列に
意味が生まれてしまうまで
.
雨曝しに
手向ける花
合わせる手の平
古惚けた道化
カットのかからない
長いシーンの中で
いつまで私は
名前のない役を
演じていていいのだろうか
遂に黙り込んだとしても
.
.
思い出をそのまま
隠したおいたら
いつの間にか
また見つからなくなった
.
取るに足りない

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Time Flies

Time Flies

景色を見ていると
時間を忘れる
そしてあっという間
後ろ姿も
.
行き過ぎる
さようならと
言えないままで
.
そうやって
見送ってきた
幾つもと
いつまでも
信じてみたかった
かつての未来と
独り言
目の前にして
呑んだ息
.
.
季節を見つけると
理由を尋ねる
どれもあっという間
著しくも
.
待ち侘びる
わざとらしく
泣かないくせに
.
そうやって
間違ってきた
今までと
これからも
赦して

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精彩を欠く

精彩を欠く

小さい頃に描いた絵を
思い出しても
今さらもう
同じ絵は描けない
.
同じ鉛筆
同じ画用紙に
同じ絵の具を使っても
.
彼がそこに残したものは
僕が知っていたはずの世界
なのにどうして
似せようと思うほどに
精彩を欠く
その理由まで
辿り着いた頃には
また違う絵が完成している
.
.
大きい夢を語った目を
思い出しても
今さらもう
同じ目で語れない
.
同じ公園
同じ真夜中に
同じ遊具に座っても

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一緒になって

一緒になって

幾らでもある
星の中から
たった一つだけを見る
そんなことなんて
.
できっこないと
思ってしまったのが
そもそも
.
見つけたかったものは
多分きっと
もっと違うもので
何でもよかった
夜がたまたま
よく晴れていたからかな
一緒になって
捜してみたかった
同じものを
.
.
何度でも咲く
花の中から
たった一つだけを摘む
そんなことなんて
.
やりたくないと
恐れてしまったのは
もともと
.

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broken

broken

醒めない
揺るがない
深い
.
消えない
とめどない
熱い
.
うなされたまま
それでもまだ
鋭い切先で
貫いた向こう側へ
.
信じるから
信じてもらえる
そんな単純なことが
今さらできなくて
泣いている
それも静かに
誰も居ない所でなんて
どうだい
今日くらいは
人前でわんわんと泣いてみろ
.
.
明けない
くだらない
遠い
.
照らされたまま
それでもまだ
煩い憧れで
輝いた向こう側で
.

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double

double

ややこしいから
逃げ回る
世界からまた
灯りを落とすだけ
.
うるさい星
幾千を優に超え
もう窓辺
.
裏返ったつもり
震える声で
呼び続ける名前が
季節の花
あの日の二人
追いかけるようにまた
帰ってくる
同じ場所
.
.
つまらないから
振り返る
背中からまた
気配を逸らすだけ
.
煙たい部屋
唯一を雑に捨て
また昼寝
.
思い出す続き
怯える顔で
待ち焦がれる相手が
希望の旗
似ている二つ

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What a pain

What a pain

笑っておくれ
こんな時に限って
その涙は
重力に従順
.
落ちるでもなく
来たるべき場所へと
運ばれる
.
平凡に足る
忘れられない
景色ごと
思い切って変える
永遠よりも
あっという間に
尽きる言葉
それでもなお
止まない言葉を
.
.
笑っておくれ
どんな時にしたって
この瞳は
輝きに心酔
.
揺れるでもなく
分かつべき通りに
選ばれる
.
平熱を欠く
信じられない
事象ごと
懐かしんでしまう

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ONE WAY OR ANOTHER

ONE WAY OR ANOTHER

面影にしても
思い出の域を出ず
触れられるのは
どこまで
.
しんしんと
降り積もった灰色が
染めてしまう
.
頼りないけれども
不満だってない
なるように
なってくれないのならば
はなから
思いもしなかったと
黙り込む二人
遠い
隣り同士
.
.
後悔にしても
正しさの枠のまま
変えられるのは
いつまで
.
ぽつぽつと
盛り上がった呟きも
消えてしまう
.
判らないながらに
疑問なんてない
どう

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epsilon

epsilon

嬉しいじゃないか
含めた眼差し
選びたい
果てしない
.
何処までならば
見つけられる
一つ
.
無くてもいいんだ
その中に
きっとだなんて
思っていない
知りたかったことは
捜していたものは
もう既に
誰かに拾われていても
書き換えない
また余白に書き加えるだけ
.
.
おかしいじゃないか
較べた溜め息
忘れたい
くだらない
.
いつまでならば
見つめられる
一つ
.
あってもいいんだ
この中に

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一輪も花束

一輪も花束

もういいかい
その次を
待つまでもなく
振り向いた
.
誰もいない水平線
傾くと
零れてしまう
.
捜しているのは
背か声か
どうしても表情だけが
思い出せない
握りしめたままの花
また枯らしてしまう前に
届けたくて
もう一度
咲いて開いて
.
.
ごめんなさい
今までを
知るはずもなく
俯いた
.
誰が引いた境界線
はみ出ると
混ざってしまう
.
諦めなくても
夢だったら
いつまでも彩りだけが

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Link

Link

簡単な言葉でならば
伝えられると
口ずさむメロディーも
何かに似ている
.
愛でこそ
独り言
そっけなく
.
ぶっきらぼうな方が
笑えるかなって
流れ落ちる前にそっと
抱き留めた
熱々の涙
冷めやらぬうちに
形を保とうと
いつもより
ぎゅっ

.
.
単純な仕草でならば
応えられると
懐かしむパロディーも
確かに似てくる
.
夢でこそ
後ろ前
さりげなく
.
あっけらかんとしても
迷えるかなって

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