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猿☆人間
2024年5月8日 09:02
きっと全ての音楽が等しく知る海を眺めるだけで涙が止まらなくなるような.誰かのことをふと思い出す度にまた流れる.欲しかったのはいつものこと欲しがったのは誰かのもの曖昧であるべきなのに名前をつけたから生きてしまった終わるために始めてしまったんだ..きっと一つの真実が静かに啼く夜を信じるだけで元には戻らなくなるような.何彼につけてすぐ諦めるはずがまた
2024年5月7日 08:57
大事なものであればあるほど壊れないようにともっと大事に扱うけれどそれを優しさとは思えない.三度目にしてようやく叶った夢が何故か懐かしい.この街は転がりながら変わったふりをする厚塗りのメッキがやがてその重さに耐えきれず自然と崩れてゆく様をそれすらショーとして輝かせてしまうからそんな中で凛と立つ案山子になる..特異なものであればあるほど明かさないようにと
2024年5月6日 09:25
それでも私は向き合わずにはいられないいつか悔やむとしても今を蔑ろにしてまで知りたい明日なんてない..何かの割れる音で目を覚ました朝というにはまだどこか冷た過ぎる光の中で.幽かに灯る命が笑うこんな世界を.それでも私は向き合わずにはいられないいつか悔やむとしても今を蔑ろにしてまで知りたい明日なんてない独り言ちるいつまで経っても思い募る最後の最後に祈って
2024年5月5日 09:39
暇つぶしに点けた火では汚らしくただ燃えるばかり.夜空に押しつければ星が焦げてくすぶった.消せないこんな新品の灰皿に捨てるような吸い殻はないと今さら思ったところで減ってゆく時間と長さが妙に生々しく私を最短距離で見つめてくるから黙るだけ..好き嫌いに混ざるなんて面倒臭くまた泣けるくらい.夜風に立ち止まれば星が溶けて転がった.足りないこんなち
2024年5月4日 09:00
ならば愛に代えてでもまだ信じてみたいそんな世界だったら.降り頻るその雨は堕ちる帰るように.願いが叶うのはいつもそれを忘れないで握りしめたまま唐突に来るいざという時でもそんな時こそ披露できるくらいにちゃんと大事にしているから..されど愛に向けてでもまた赦してほしいどんな世界だったら.思い出すあの影は揺れる踊るように.奇跡が起こるのはいつもそれ
2024年5月3日 09:25
名前のついた嘘を何度も呼んだら振り向く素振りだって見せてくれる.誰かのためそんな理由の一つも語らないくせに.そこで立ってただ黙っていつまで待っていればいい繰り返し迫る波の如くタイミングを見計らって飛び込んでしまえ運命だけがたった今選べるご自由..季節の明けた空を何度も読もうと呑み込むつもりだって言ってしまう.誰かのせいそんな世界の一つも守れない
2024年5月2日 08:58
悲しい人だね遠く延びる影にそう言って笑ったつもりではいるんだ.背中に添えた手赤く残る痕をまた知ってなぞった代わりなどないんだ.滲む世界好きなだけかき混ぜて遊ぶ.平穏に潰されるなんて思ってもみなかった美しさのまま踏み止まることが何かの引き金になっているそんな恐ろしさばかりに泣いてもいられない感じれば信じてもいい..優しい街だねいつも曲がる角で
2024年5月1日 08:09
夢であればせめて目覚めの悪さくらいで諦めもついたのか.遠ざかる光まで追いかけようとは思えない.いつになく深く潜るもうこのまま止まった息の中で叫ぶ声響くこともなく泡になって飛んでゆく割れる頃にはもうきっとそこに居なくたって..夢があればたぶん見た目の悪さくらいで淋しさも尽きたのか.暮れなずむ涙まで掴まえようとは思わない.それとなく長く黙る
2024年4月30日 09:21
口約束のまま忘れてしまっても叱られることなんてきっとない.それに似ていて終わらなかったとしても何も変わらないたぶん.それでも祈ることはやめられないのが自分らしくてそこは好き運命よりも鋭い尖った先端で貫けばしっかりちゃんと痛くて涙も落ちる..ひと安心のまま眠ってしまっても嫌われることなんてきっとない.いつも黙って守らなかったとしても誰も笑わない
2024年4月29日 09:23
奇跡を笑う誰かの隣りで黙って見つめていたい.輝きの粒一つだって零れ落とさないように.駆けるのはそこに何かしら間に合わせたいものがきっとあったからいつもよりも少しだけ涙脆くなったようにふとした時には敵わないと知ることだ..悲劇を望む誰かのつもりで混ざって信じてみたい.閃きの雨一度だってわざと濡らさないように.決めるのはここで何かしら待ち合
2024年4月28日 09:25
背に羽はなくまだ空は果てしなく遠い私には.叶えられる夢の一つでもあればよかったのに.声になるのはいつだって湿っぽいだけの寝言と冷たい溜め息ばかり聞き耳を立てる無口な月自分の肩を抱いて明かされるのを待っているずっとここで..路に色はなくまだ春は果てしなく遠い私には.信じられる嘘の一つでもあればよかったのに.思い出すのはいつだって熱っぽいだ
2024年4月27日 10:19
もう二度と今日は来ない遠い先で振り返ったところで目が合うことはきっとない.できるだけ愛を詰め込む隙間という隙間に.旅立ちに捨て台詞なんて似合わない黙ったままで過ぎ去ってゆく背中にこそ哀愁が一つあればいい忘れてくれこんな未来だって誰かが捨てた憧れの端くれだから..いつまでもそこを出ない隣り同士待ち焦がれたつもりで裏切るはずはもっとない.好きなだ
2024年4月26日 08:52
結びたかったあの片方の手に今は違う花嬉しそうに咲いている.追いかけても間に合わなかった季節通り.号泣の空に透明な傘また目が合ったその時ただ頷くだけでも判ってくれるそんな人だったから笑ってみた..信じたかったもう片方の手にずっと好きなまま愉しそうに揺れている.確かめてもまだ知らなかったひとりぽっち.蒼穹の中に運命の糸また引き寄せたその時
2024年4月25日 09:28
薄い水面に花びらが落ちてひび割れても戻ってしまうのに何度もこの手でかき混ぜる.酒にも酔えず好きな唄洩れ聴こえてくれば.そうなのか大人はいつも泣き損ねたままで仕様がない机上のスペクタクル巨編誰にも止められないし変えられたりしない空想一つ希望であれ高らかに散れ..古い手紙が溜め息で濡れて読みたくても滲んでしまうから小さくこの手で折り曲げる.夢すら