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猿☆人間
2021年1月31日 07:48
音楽はタイムマシンでもそれは非科学説明する気もさらさらないから.好きなように聴いている好きなように歌っている好きなように踊っている.時代のせせらぎ耳をすませばいつだって傍にある離そうったって簡単にはいかないもう染みついて一つになったこの身体が音楽..人生のタイムラプスそれだけが思い出自惚れたい気もほとほとないから.好きなように決めている好きなように笑
2021年1月30日 05:57
生きたまま生まれ変わる生きたまま生まれ変わるそれだけ..止まない雨に気を落として安物の傘をまた買うワンピースの載っていないジャンプの発売日鞄が少し重たい.それはあくびのようなもの説明にも及ばないごく当たり前のこと.生きたまま生まれ変わる生きたまま生まれ変わるそれだけできそうでできなかったそれだけ..明けない夜に目を凝らして贋物の花をまた摘むア
2021年1月29日 05:35
遠くでただサイレンが鳴るのが聴こえているというだけ身に降りかかる災難もないと数秒で忘れてしまう.すごく良くできている素晴らしいでないと生きてゆけないでしょう.百九個目の煩悩をやっと見つけたというのにこんな仕打ちは酷いって声に出す前に零れそうな滴が必死で堪えている出口人間らしくてごめんなさい人間らしくてごめんなさい人間らしくてごめんなさい..隣りでただ溜め息を吐
2021年1月28日 07:02
どうせ怖いのだからもうとことん向き合って気が置けないくらいの関係になれたらと思ってはいるもののまだ弱い.元気がほしいそんな時に浮かべる顔があるという幸せ.言い訳じゃなくて目的になる存在締め切ったカーテンの隙間から滲んでくる朝の光のような子どもらの声のような決して敵わないものからこっそりと力を貰う..どうせ変わらないからもうとことん付き合って気が置けない
2021年1月27日 07:17
背中合わせに歩いて行けば遥か遠い待ち合わせでまた向かい合えるような地球の丸さに甘える.この雨がいつか私の涙になる頃まで迂闊に泣くもんか.しあわせを投げやりに今以外を忘れるどうせ生きられないゆめうつつよりも確かに掴まえられたこの冷たい会話宝物のように大切に仕舞う..この夜がいつか私の痛みになる頃まで迂闊に泣くもんか.しあわせをそのままに今以外を見捨てる
2021年1月26日 07:54
愛すべきだったともう誰も居ない道を振り返るけれどそこは知らない街のよう冷たい風が吹くくらい.飲みかけのミルクティーもただ甘いだけで二口目は進まなかった.覆い被さった布が夜に似ていて見間違いじゃないかと一応疑ってみる実は怖いんだそんなことを言うために必要な勇気もある..語るべきだったとまた月の出ない空を確かめるけれどそれは消えない染みのよう大きく見れば判
2021年1月25日 07:18
九時を過ぎ布団かコンビニ永遠の二択に騙されながらもまたこうして歩く.数メートルごとに照らされるスポットライトが眩しい僕なんてあの虫と同じ.優しさが処方箋用法用量は守っているきっと誰だって何かしら名前のない痛みと闘っているんだから僕だって大丈夫そう言い聞かせる痛いのに..日を跨ぎ帰るか公園公然の二択に急かされながらもまた黙って歩く.数メートル先に交
2021年1月24日 09:09
雨にキスどうせ二人は濡れるから傘なんて要らない..晴れた日の夕焼けは物足りなくてクライマックスは少し前に通った航空機.追いかけるように滑空する渡り鳥忘れられた町.窓にキスどうせ私は眠るから羽なんて要らない恋しくても冷たい唇..触れた手を見つめては気恥ずかしくてハードボイルドな二つ前に願った流れ星.振り解くように回転する鯉のぼり容赦のない風
2021年1月23日 07:29
散らばったそれらを慌てて拾い集める無造作に思えたその不自然さの中から私を見つけるお話.両手だけではきっともう抱えきれなくて.途方に暮れる座り込んだ床が意外と冷たいとか関係のないことばかり考え始めたら今日はそこで終わりその先はないからまた明日..集まったそれらを再び撒いて散らかす身勝手に思えたその一通りを踏まえて私を見つけるお話.両目だけではきっ
2021年1月22日 07:31
冷たい風が濡れたままの心をなびかせては乾かしてくれる.だから立っているないのは理由ではなくてきっかけ.予報通りとはならない急な雨にも負けず開いた傘の陰でそこにある筈の星を見る嘘っぽい青空よりもこんな空が好き..うるさい風が割れたままの心を黙らせては転がしてくれる.だから待っているないのは勇気ではなくてがっかり.自分勝手とは言わない特に顔にも出さ
2021年1月21日 06:52
人生という長い小説僕の切り取ったそれが一日線を引いたそれが思い出書き直したそれが過ち.最初の頃の気持ちがまだどこかに残っていてももう見つけられる気がしない.しるしはわかりやすくそしてわざとらしく目を引くのはいつだって決まったこととは限らない偶然を演出して次のページに進む結末は知らないままで..人生という長い小説僕の受け取ったそれがあらすじ角を折ったそれがきっ
2021年1月20日 07:47
昨日は何を食べたっけ思い出しながらさする手になぜか懐かしさを抱く.痛くなくなればもういいのか常備薬を飲んではそう呟く.飛んで行かないでもう少し痛いままで滅多にないことだからあと少し傍に居て甘えさせて頼らせてって時に限って独り..財布はどこに置いたっけ横になりながらさがす目が部屋の隅の方で留まる.判らなくなればもういいのか床の傷が静かに口を開く.聞いてく
2021年1月19日 07:09
アイデンティティなんてないよアイデンティティなんてないよ夢枕に立ったっていいけれどそんなに繰り返さなくても判っているからさ静かにしていて..架空の星が泳ぐプール割り箸でつまんでめんつゆで頂く.三週間前のチラシに踊る激安の文字.アイデンティティなんてないよアイデンティティなんてないよ夢枕に立ったっていいけれどそんなに言い直さなくても判っているからさ静かにしてい
2021年1月18日 06:51
あれはやさしさお風呂上がりの夜風とかノートの一枚目とか長くは続かないけれど妙に忘れられない.左ポケットに入れたまんまずっと見つからないでとかけた魔法.それだけで一生この先生きてゆけそうな気だってしているんです典型的なキャラクター古典的な落伍者それでも信じることはやめない大丈夫だよ明日から逃げ延びて..それだけで一生この先生きてゆけそうな気だってしているん