マガジンのカバー画像

なぜか惹かれる言葉

4
書籍『なぜか惹かれる言葉のつくりかた』を上梓しました。「あとがき」にも書いたのですが、惹句(じゃっく)について折にふれ考えていきたいので、そのためのマガジンです。
運営しているクリエイター

記事一覧

紙に書くということ

紙に書くということ

書籍『なぜか惹かれる言葉のつくりかた』のなかで、付箋ワークを紹介しています。原稿を書いたり、企画を立てたり、何かをコンテンツ化するときに役立つ方法です。

ざっくり言うと、こんな感じ。目の前のコンテンツ(考えなければならない企画のお題)について、思うことを、文でも単語でも、ひとつにつき付箋1枚、書き出します。良いことも悪いこともOKです。五感を使って(見た目は?匂いは?音は?味は?触覚は?)、5W

もっとみる
常套句な人にならないで

常套句な人にならないで

先日、こんなことがありました。いつも行くパン屋さんで食パンを1.5斤買い、Suicaで支払い。帰宅後、レシートを見たら、1,449円。アイスコーヒー2点、菓子パンなどが印字されているのです。現金であれば1,000円札を出す時に「あれ?」と気づいたかもしれません。でも、Suicaだと金額を確認せずにピッとやってしまうことも多いです。履歴を見ると確かに1,449円引かれているので、店に電話をしました。

もっとみる
なぜか惹かれる言葉を集めておこう

なぜか惹かれる言葉を集めておこう

著書『なぜか惹かれる言葉のつくりかた』にも書いたのですが、なぜか惹かれる言葉、好きな言葉を集めておくと、いろいろな時に使えます。記事やメールのタイトルにしたり、比喩につかったり、あるいは、なぜか惹かれる言葉から逆に記事を書くこともあるでしょう。言葉から企画が生まれるということも実際に起こります。

私が最近、なぜか惹かれる言葉に加えたのは、「陽だまり」「お茶の時間」「寿命」。「陽だまり」って日当た

もっとみる
『なぜか惹かれる言葉のつくりかた』の文体の話

『なぜか惹かれる言葉のつくりかた』の文体の話

3月1日に書籍『なぜか惹かれる言葉のつくりかた』を上梓しました。noteで『そのプロジェクトに役立つ(かもしれない)「編集力」』マガジンにまとめている記事をもとに、より言葉に特化した視点で書き下ろしたものです。

noteが若い編集者に向けて書いたものだとしたら、書籍は編集者やライターではない人、でも仕事で文を書くことになってしまったような人に向けています。だからというわけでもないのですが、not

もっとみる