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真夏はどこでウォーキングする?

現在は8月上旬。
猛暑の日々が続いています。

26年前、僕が関東から東北に来た時。
エアコンを使用するのは「真夏の数日間だけ」というイメージでした。

ところがいまでは、毎日のようにエアコンを使用しないと、ちょっと危険な暑さが続いています。
今回のテーマとは異なりますが、地球温暖化も心配ですね。

さて、僕はノルディックウォーキングの専門家でもありますので、
真夏はどこでウォーキングをするか、ということについてお話ししたいと思います。

大前提としては、
・熱中症に十分気をつけて、
・暑さ対策や十分な水分補給の準備をしていただいた上で、

楽しく歩いていただきたいと思います。


1.標高を上げる

標高100メートル上がるごとに、気温は0.6度下がります。

例えば海抜0メートルの下界で35度の猛暑日の場合、標高1,500メートルの場所へ行けば気温が9度下がることになります。

下界も山も晴天であれば、山の上は天然のクーラーに包まれてとても快適なコンディションとなるわけです。

例えば、東北でしたら、福島県福島市の「浄土平」という場所があります。

浄土平は、福島市中心部から「磐梯吾妻スカイライン」という山道を利用し、自動車で1時間ほどかかる場所にあります。
標高は約1,600メートルです。

特に真夏やお盆の期間は、涼を求めて訪れる観光の方も多い場所です。

福島市中心部は盆地ですので、真夏は気温35度を超えるような暑い日が多いのですが、浄土平まで登ると気温は約10度下がることになります。

こうなると、いわば人工的な電気のエアコンでは感じることのできないような、まるで天国のような場所となります。

さらには、浄土平周辺には湿原を巡るウォーキングコースがあります。

浄土平駐車場のすぐ向かい側には「吾妻小富士」と名付けられた小高い山もあり、火口壁に沿って1時間歩くことのできるコースもあります。

真冬には雪に閉ざされる山でも、夏には快適に歩くことのできる場所が全国各地にあります。

ぜひ地図やインターネットでチェックしていただき、晴天を狙って、各地の高原ウォーキングにお出かけいただければと思います。

2.海沿いのウォーキングコース

海沿いは海洋性気候となり、夏は比較的涼しく、冬は比較的温暖となります。
夏は内陸よりも比較的気温が低くて、海風も吹き渡りとても爽快です。

例えば、宮城県であれば東松島市の「宮城オルレ奥松島コース」、そして気仙沼市の「宮城オルレ気仙沼唐桑コース」という場所があります。

それぞれ海沿いのコースながらも、起伏のある自然歩道で樹木が日光を遮ってくれる場所もあります。

波音が聞こえてくるだけでも、とても心地よい気分になります。

特に夏場は設定コースを全部走破しようとせず、時間を区切り場所を選んで、心地よい場所だけ歩いてみるというのが良いかと思います。

ずっと砂浜沿いを歩くのも個人的にはとても好きなのですが、日光を遮ってくれる場所がほとんどない状態となります。
日焼け対策、帽子やサングラスの着用、水分補給など十分にお気をつけください。

気温や体調の様子を見ながら、かつ念のため津波発生時にどの方向へ向けて避難すればよいか確認しつつ、心地よいウォーキングを楽しんでいただければと思います。

***
本日は、どなたでもご存知のような、ある意味「常識的」なお話しになったかもしれません。

次のお出かけや外出の際の、ヒントになれば良いかなと思いましてご紹介させていただきました。

熱中症にはくれぐれもご注意いただきながら、ウォーキングを楽しんでいただければ嬉しいです。

本日も貴重なお時間を使っていただき、この記事をお読みいただき本当にありがとうございました。

今日も素敵な一日をお過ごしください。

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