「何をモチベーションにしてるの?」
新チーム体制になった膳所高ラグビー部
居残り練習を一緒にした1年生の子に質問してみた
「何をモチベーションにラグビーしてるの?」
すると「ラグビー、好きなんです。え、楽しいですよね?」と満面の笑みで返答が返ってきた。
僕の高校時代は、結果を出さないといけない使命感と反骨精神で戦っていた。ラグビーにうるさい親元を離れて、大好きな地元から離れたこともあって、年末やお盆に帰ったときに家族や仲間に合わす顔を作ることがモチベーションになっていた。もちろんチームへの愛着もあった。先輩も同期も後輩も大好きだったから、チームメイトの存在もモチベーションに繋がっていた。だけど、ラグビーを楽しむという感覚はなかった。
だけど、今は楽しむってことが
どれだけ大切なことなのかを知っている。
決して綺麗事なんかじゃなくて
努力を努力だと思っている人は、努力を努力だと思わずに楽しんでいる人には敵わない。
僕は大学ラグビーでそれを痛感した。
歩くことが好きな人は
ゴールを目指している人よりも遠くに歩ける
だから“歩くこと”に代わる名詞を探して
それを極めていくことが大切なんだと思う。
大学の4年間では、何も極めることはできなかったけれど、ラグビー以上に極めたいと思えるものにたくさん出会えた。
その話はまた今度しようと思う。
今日は「ラグビーは楽しい」と話す彼と監督に止められるまで居残り練習をした。
練習に付き合ってあげたのか、練習に付き合ってくれたのか分からないが、彼もとても楽しそうだった。(多分)
そんな今思うことは、
“なんかラグビー楽しくなってきたぞ”ってこと。
高校生と一緒に汗を流して
ラグビーを少しでも上手になって
来年以降、もう一度ラグビーに携わりたい。
プライドも何もかも捨てて。
今ならそれができると思う。
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