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映画「Fukushima 50」

観てきました。
あーあ。

あーあーあー

何事も決めつけるのは良くないわけでして、
「どうせこうなんだろうな」
と思ったとしても一度試してみる、というのは重要なわけです。
で、その「どうせ」の通りになることも多く、そういうときは

あーあ、やっぱりなあ
こうなること、わかってたのになあ

という寂しい気持ちになるわけですね。

あー、時間もお金ももったいなかったなあ、という。
でもまあ、こうやって人は成長していくのや。

******

予告編で匂い立っていたものが、結局そのままというか、上にも下にも振れず、そのまま。

だからスクリーンに靴を投げたくなるような怒りは感じず、ひたすら
退屈だなあ。
という気分で鑑賞しました。

やっぱり具体的には

怒鳴りすぎ

というのがもう、アウトでして。
危機に直面したときに、プロが大きな声で怒鳴って指示出したりしてるの、ほんとかっこ悪い。

で、なんで怒鳴るか、っていうと、淡々としゃべるより、叫んだほうがかっこいいと思ってるのでしょう。
そこがまず根本的にリームー。

めちゃくちゃ泣いた、みたいな感想もあるようなので、こんな感じで泣ける人は心のきれいな人ですね。

海猿でも泣くんでしょう、素直な人々、ということでしょうか。

私のように心が汚れていると、こういう演出ではビタイチ感動しないわけですね。

***

予想していたとおり、菅直人役の佐野史郎はほぼ狂人でした。
総理大臣、としか描かれてないので、菅直人じゃない、とか言い逃れしちゃいそうですけど。
登場時間帯の95%ぐらいヒステリックにブチ切れてる。かわいそうに。
そんな総理おるわけないやろ。

でもやっぱ、全体通して思うのは、わかりやすいものを人は好むんだろうなあという。

「危機なのにわがままなことを言って現場を困らせる無能な総理」という図式はとてもわかり易い。

震災のような、誰に文句をいっていいかわからない災害がおこると、人々はイライラの持っていきどころ、を作ろうとするんだろうな。

今もかわらない。
要するにスケープゴート「そいつのせいにしておけばスッキリする」という。

そういう、わかりやすい映画でしたね。

***

あえて良かったとこを挙げるならば
TRICKのミラクル三井こと篠井英介でしょうか。
誰もがぎゃーぎゃー騒ぐ映画の中で、唯一ふつうにしゃべる権利を持っていました。

わしにとっては篠井さんはミラクル三井なので、
「原発を消してみせましょう!」
とか言い出すのを待ってたんだけどな

[2020.03.06 facebookから]

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※追記

ひとつツッコミわすれてた。


途中で唐突に吉岡里帆がバツイチの40男と結婚、という話が出てくるのですけど

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吉岡里帆と結婚できる40男
吉岡里帆と結婚できる40男
吉岡里帆と結婚できる40男

破壊力ありすぎて、そこから20分ぐらいお話が全く入って来なかったよ

マジでいらん情報差し込むのやめてください。

[2020.03.08 facebookから]

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