焼肉レトロスペクティブ楽しすぎたw
出会い
出会いは、1週間前に行われてAgile Japan 2024。その後に行った懇親会で話題に上がって初めて知りました。ちなみに、この記事の時のことです。
「焼肉レトロスペクティブ」とは?
焼肉屋で行う振り返りではなく、「焼肉」という概念をフィールドとした振り返りのことです。
なぜやってみようと思ったのか?
現状、僕が所属するチームではSprintを1週間単位で回しています。ちなみに、チームは僕を入れて7人。そのうちの3人が20代で、2人がアジャイル経験半年未満の年齢も経験も若いチームです。
毎週行うレトロスペクティブ(振り返り)では、
いつもほぼ以下の流れで進めていました。
①ちょっとしたゲームや雑談をしてアイスブレイクする。
②KPTやFDL、帆船などの振り返り手法を用いて振り返りをする。
③次Sprintに行うTryを決める。
この①〜③を大体60分で行います・・・。
ええ。本気かつ、徹底的に振り返りをやろうとするなら、
全然時間が足りないんです!!涙
いつもは限られた時間の中で可能な範囲で課題の深掘りなどを行っていたのですが、前週は少し違いました。
大型のリリースを控えているということ。チームとしてもう一段階成長するために必要な壁にぶつかっていた。ということもあり、前週の振り返りは「時間だから」とうやむやにすることをしませんでした。
残業という名のSuper Extra Time に突入してでも話し合いを続けてもらいました。オフラインで一つのホワイトボードに向かいみんなで話ながら、書きながら課題と改善について考え続けました。自分ごとと捉えてくれたのか、目つきはみんな真剣で、時間が伸びても帰りたいとか、半端な状態で終わりを切り出す人はいませんでした。(スクラムマスターの僕、心の中ではニヤニヤが止まらない)
前週はめっちゃ頭使って大変な振り返りをしたので、今週はとにかく楽しく振り返りをしたい!と思ってやってみました。
実際のやり方
参考にしたもの
参考にしたのはこのあたり。特にも歌はめっちゃ聞きました。
①歌の再生(一番)
僕「焼肉レトロスペクティブやるよ〜!」
みんな「???」
僕「とりあえず曲かけるね。」
曲「いらっしゃいま〜せ〜♪焼肉食べたーい!ティーティーティーティリリティー♪(以下略)」
半ば強引に一番を流してみました。
②Sprintであったこと、思ったことを付箋に書き出す
事前に準備しておいたMiro上に貼った焼肉のイラストの上にSprintであったことを張り出します。この時、普通に書くのではなく、「焼肉にちなんだ表現」で書くことをルールとしました。
例えば、
カルビ多い
ホールの数足りない
キッチンの数足りない
シャーベット挟めばよかった
などなど。どんなことも
③付箋をみんなで話し合う
付箋に対して「それってつまり?」と確認しながら会話していく。
同じ意味合いで他の言い回しをしている人がいたら、それも一緒にカテゴライズしていく。
先ほどの例で行くと、こんな感じ。
カルビ多い: 重いタスクのチケットが多い。
ホールの数足りない: POが忙しくて捕まらない。
キッチンの数足りない: 開発メンバーのお休みがあった。
シャーベット挟めばよかった: 作業の合間に休憩入れた方がいい。
やたら焼肉に例えるのが上手な人もいれば、焼肉に引っ張られすぎて「カルビが一番好き」など、例えずにただの本音を書く人もいて終始笑いながら会話しました。
また、焼肉で例えた課題の分析で出てくる要因も全て焼肉で例えたり、例えが一人歩きしているのにちゃんと会話が成立していたのがより一層面白かったですw
例えば、
A 「カルビ続くの大変だから、パフェ挟みたいね」
B 「えぇ・・・。パフェもきついからシャーベットがいいよ。」
C 「パフェが最近でかくて豪華なのってキャンペーンだからだよね?」
D 「私はずっとパフェでも平気」
全員「まじか!?」
※訳
A 「重いタスクの開発でハマるとしんどいし大変だから、会議で作業切ってリフレッシュしてもよかったね。」
B 「えぇ・・・。会議も最近は重いのが多いから疲れるよ〜。」
C 「会議の内容が重めなのはでかいリリース迫ってるからだよね?」
D 「私はずっとこの会議でも平気」
全員「マジか!?」
その結果決まったTryが「センマイコブ食べよう」というものになりましたw
これももちろん焼肉の例えですが、ネタバラシはまた後日ww
感想
とにかく楽しかったです!ずっとみんなにこやかに振り返ることができました。
「焼肉で例える」っていうのが地味に難しいのがまた良かったです。変数名考えたり、クラス考えたりする時みたいに絶妙にセンスが出るのがまた面白かったし、これはハマりますねw