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小説

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#創作

みやこの姫

みやこの姫

 ——前半からの続き。

 みやこの姫は京介に頼まれて、原稿用紙を、文豪のところまで運んでいた。京介は今は変哲のない学生であるけれども、いつかは物書きにと意気込んでいて、それで作品を書いてはそれをこの町にたまたま住んでいる文豪に診てもらうのである。そのおつかいは多くみやこの姫にまかされる。途中、みやこの姫は、街路を寄り路した。その先にあるのは狭い花屋である。文豪の処へはなんどか行っているが、そのう

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