のりぞう

昭和生まれの40代。 1児(息子)の父。ロンドンで見たビリー・エリオットは人生最大級の…

のりぞう

昭和生まれの40代。 1児(息子)の父。ロンドンで見たビリー・エリオットは人生最大級の衝撃。 音楽はくるり・ハイムが好き。 どんな自己表現も、どんなナラティブも作品。安全安心・創造性・自発性が最近のテーマ。

最近の記事

5才って

中学校に行ったあとはどこ行くの? 会社はお父さんの会社に行くの?

    • かなり薄らいだこと

      ・父性的なものとの一体感(ハイヤーパワー依存ともいう) ・自己中心的な万能感

      • にもかかわらず

        高校時代に大変なことがあって、 働き始めてから症状が出てきた にもかかわらず 経済的な危機に何度か直面した にもかかわらず ここまで、やってきた事実

        • サバイバーが獲得する『詩人』という地位

          虐待と尊厳(2001年・高文研発刊)P254,255 社会学者・石川義之「サバイバーに学ぶ」より 確かに、トラウマは誰にでもある。その意味では、トラウマは連続体である。しかし、サバイバーと「普通の人」との間のトラウマは質・量ともに異なっているという意味で「断絶」「断層」をもつ。 その「断層」を無視してサバイバーを「連続体」の中に組み込み、「心の傷など誰にもある」と断ずることは、例えて言えば、指にかすり傷をした人が、重体の負傷者に向かって「傷ならオレも負っている」と言うよう

          お父さん、楽しんでもいい?

          高校1年の時に父親がくも膜下出血で突然死してから約30年。 やっと、お父さんにこの一言がするっと言えた。 長かったねぇ ほんとに おつかれさま自分 そしてこれからうんと楽しもう

          お父さん、楽しんでもいい?

          転移(置き換え)の自覚

          団体指導者に対して、父親の転移(置き換え※)があったことを認められるようになっていった。 団体指導者は、信徒に対して、公平な眼差し(誰に対しても隔てなく心を込めて接する)を向ける人だ。 その公平さに、慈愛を感じるよりも、どうして自分にだけ注目してくれないのかというような嫉妬心のようなものが渦巻いたのは、父からの転移(置き換え)があったためと思っている。 意識上では団体指導者と不二(二人だけど一人)になりたい、しかし、なれないギャップへの苦悩が限界に達した時、その団体を辞め

          転移(置き換え)の自覚

          同一化(対父)の自覚

          精神科医(斎藤学さん)による、ある女性(東電OL殺人事件の被害者)への分析を単なる興味本位で読んでいた。全く予期せず、その女性のありよう(他界した父親を取り込む生き方)と自分が重なった。 ・自分の人生を生きていない ・取り込んだコトのために生きる 信仰のためであれば素晴らしいと思っていたことを別の視点から見てみたら恐ろしいことだと感じた。 マインドコントロールから解き放たれたような感覚になった。 斎藤学さんと同じ慶応大学医学部出身の小此木啓吾さんの「対象喪失」(中公新書)

          同一化(対父)の自覚

          解離(一瞬で防衛的)の自覚

          対人トラウマによる過覚醒(今でも危機の中にいると脳が反応し、神経がピリピリと高ぶって警戒する)が、自分に起きることが浮き彫りになったワーク。 F=ファシリテーター(ゲシュタルト療法) N=のりぞう お互い椅子に座って向かい合う。 (前回の会場では座布団だったが、この会場では椅子だった。) F 君は、高校時代に(感情を胸の前でボールのように表現して)右手で押さえつけたら、この辺からぼこっと出てきて、それを左手で押さえつけたら、また違う所からぼこっと出てきて、右足でまたそれを

          解離(一瞬で防衛的)の自覚

          解離(一瞬で穏やかに)の自覚

          エンプティチェアの技法で、母・兄と向き合う。そのプロセスを後で振り返ってみたら、感情が大きく動くような場面で、凪のようにフラットな気持ちになっている。解離が浮き彫りになったワークでのやり取りを残しておく。 F=ファシリテーター(ゲシュタルト療法) N=のりぞう お互い座布団に座って向き合っている。 F 今日は何を変えたいと思っていますか? N 感情を出すことにブレーキをかけすぎていて、そのことが人といる時に緊張しすぎてしまっていると思うので、ブレーキをかけすぎないで緊張も

          解離(一瞬で穏やかに)の自覚

          複雑性悲嘆の完了

          ヨシタケシンスケさんの「もしものせかい」を読んだ時、「ああ、お父さんはもう戻ってこないんだ」と初めて気づいた。そして胸をえぐられるような痛みが走った。 身近な人でただ一人信頼していた父が突然他界(くも膜下出血)した高校時代を思い返すと時が止まったような感覚があったが、その感覚は痛みとともに去ってしまった。その痛みを感じないように30年弱も抱えていたことは痛みが去ったことで気付いた。 養老孟司さんは4才の時にお父さんを亡くし、本当にその死を受け止められたのは30代であったと「

          複雑性悲嘆の完了

          心の傷の『種類』と『症状』

          ①「複雑性トラウマ・愛着・解離がわかる本」 アナベル・ゴンザレス(スペインの精神科医) 日本評論社/2020年発行 ①からの引用 「関係性」の中で起こる傷つき以上に、人間を傷つけるものはないのです。 (中略) 「頼りにしているはずの人から傷つけられる」という矛盾を乗り越えるのが最も難しいのです。 トラウマの中心的な要素は「信じている人に裏切られること」だとする専門家も多くいます。 ②「複雑性PTSDとは何か」 飛鳥井望・神田橋條治・高木俊介・原田誠一 金剛出版/2022年

          心の傷の『種類』と『症状』

          はじめるにあたって

          文章を書くとどうしても ・原因と結果が結びつくようにキレイにまとめよう ・嫌な人間とは思われたくないから、よく見せよう ・注目してもらうために、オーバーに書こう となるだろう そういったことはある前提で、自分のために一つの区切りとして書いておこうと思う。 子供に傷を聞かれた時に、これ読んでと言えるぐらいの内容にはしておきたいな。

          はじめるにあたって