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リライト論[第三章]リライトの定義(2)字数を変える

次の定義(2)「内容を変えずに字数を変える(増減する)」ケースは、
最も一般的なリライトである。
まず、下記の166文字の基本文を116文字(約70%) に減らして
リライトしてみる。

★基本文(元となる一つの文章)
日本の風土と時代に適した住まいをつくり続けてきたXY住宅の技術を、
日本社会がいま直面する超高齢化という課題のために広く役立てて
いきたい。 ゴールド住宅「PLENTI」は、私達のそんな思いから
出発しました。
高齢者の皆様が心身共に健やかに暮らせる住まいへ。「PLENTI」という
ブランドには“豊かさ”あふれる人生という願いを込めています。                                                                                  ↓

【リライト後のコピー】
日本にふさわしい住まいを目指してきたXY住宅の技術を、超高齢化という
課題に活かすためゴールド住宅「PLENTI」は出発しました。高齢者 の皆様にとって快適な住まいへ。「PLENTI」には“豊かさ”あふれる人生という願いを込めています。

この字数における30%減という字数削減はかなり極端だが、ギリギリで
基本情報を残した。
また、リライトの要請のなかには、(写真点数が減ったなど)主として
デザイン上の理由から追加情報なしで文章量を増やしてほしいという要請もある。166文字の基本文を200文字(約120%)に増やしてみる。                                                                                  ↓
日本が育んできた風土と時代に調和する住まいをつくり続けてきたXY住宅の技術を、日本社会がいま直面している超高齢化という課題のため に広く役立てていきたい。ゴールド住宅「PLENTI」は、お客様のことを考えた私達のそんな思いから出発しました。
高齢者の皆様が心もカラダも共に健やかに暮らすことができる住まいへ。「PLENTI」というブランドには“豊かさ”あふれる人生を送っていただきたい願いを込めています。

これが、追加情報なしで20%の文章量増を行った事例である。基本文の
「快適な」の中身を、より具体的に「心もカラダも共に健やかに暮らす
ことができる」などの対応を行った。

次回は、リライトの定義(3)「内容を変えずに 文章を整える。」リライトを実際に行ってみたい。

※よろしければ、[第一章]「リライト」について [第二章]リライトの定義(1)トーンを変える   もお読みください。


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