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ミルフィーユのように重なり合って、とろける「ポークカツサンド」。AT「THE CAFE」。



重なり合うポークカツと野菜にソースが
口のなかでミックスされて、
歯ごたえと歯ざわりが、気持ちよく
リズムを刻む快感のなか、
カツサンドという料理の発明を
舌と頬と喉いっぱいに味わう。

この断面が、たまらない。

まずはキツネ色に装うトーストの
焼き目をぎゅっと噛みしめたら、
心地よい弾力に目を細めたのも束の間、
カリカリッとしたポークカツの衣に
ノックされ、
カツに染みたソースの甘酸っぱさが、
上あごから舌の脇へと流れる。
ポークのサックりとやわらかな肉味を
追いかけるように
喉まで押し寄せるのは、とろりとなめらかな
タルタルソースのふくらみ。これに、
パンの甘みが入り込んだかと思えば、
角度を変えると、コールスロー風の
キャベツやレタスのまろやかな酸味が、
もう一つの波となって盛り上がってくる。
歯先に当たる食材の触感に遊び、
ミルフィーユという仕掛けが、
噛むほどに時間差であふれ出る
甘みに似た味覚を幾重にも広げ、
私は、舌でもう一度それを
すくい取るように味わい尽くす。

やっぱり、その間にはこれ。

小田急小田原線「町田」駅・南口1出口から
徒歩約1分にある
「THE CAFE」。
若さあふれる街を見下ろす
窓際の席もいい。
         
この地に外食のネットワークを築いた
株式会社キープ・ウィルダイニングの原点。
だから、接客もいつも気持ちいい。



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