![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98954163/rectangle_large_type_2_4d5689e1288b410eb1438c372c46a272.jpeg?width=1200)
ミルフィーユのように重なり合って、とろける「ポークカツサンド」。AT「THE CAFE」。
![](https://assets.st-note.com/img/1677397840681-uXaGMYDw6z.jpg?width=1200)
重なり合うポークカツと野菜にソースが
口のなかでミックスされて、
歯ごたえと歯ざわりが、気持ちよく
リズムを刻む快感のなか、
カツサンドという料理の発明を
舌と頬と喉いっぱいに味わう。
![](https://assets.st-note.com/img/1677248045430-rqcc6CpNae.jpg?width=1200)
まずはキツネ色に装うトーストの
焼き目をぎゅっと噛みしめたら、
心地よい弾力に目を細めたのも束の間、
カリカリッとしたポークカツの衣に
ノックされ、
カツに染みたソースの甘酸っぱさが、
上あごから舌の脇へと流れる。
ポークのサックりとやわらかな肉味を
追いかけるように
喉まで押し寄せるのは、とろりとなめらかな
タルタルソースのふくらみ。これに、
パンの甘みが入り込んだかと思えば、
角度を変えると、コールスロー風の
キャベツやレタスのまろやかな酸味が、
もう一つの波となって盛り上がってくる。
歯先に当たる食材の触感に遊び、
ミルフィーユという仕掛けが、
噛むほどに時間差であふれ出る
甘みに似た味覚を幾重にも広げ、
私は、舌でもう一度それを
すくい取るように味わい尽くす。
![](https://assets.st-note.com/img/1677250190822-asGb2caCda.jpg?width=1200)
小田急小田原線「町田」駅・南口1出口から
徒歩約1分にある
「THE CAFE」。
若さあふれる街を見下ろす
窓際の席もいい。
*
この地に外食のネットワークを築いた
株式会社キープ・ウィルダイニングの原点。
だから、接客もいつも気持ちいい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?