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視聴者やリスナーさんの思うモラルの範囲のなかでしか、このさき生きられないとしたら、そんな人たちが作ったり表現する世界って、薄味のエンタテインメントだけになっちゃうと思う。
自身も舞台やテレビドラマの脚本・演出を手がけるマンボウやしろさんが、
パーソナリティを務める「Skyrocket Company」で述べた言葉です。
SNSのごく一部の人々が行うであろう批判を、
まるで忖度するように萎縮することが危惧される
現代社会にあって、
エンタテインメントをつくる一人として、
断固それを否定したのです。
70年代のテレビ番組の奔放さが実現できないのは当然としても、
エンタテインメントの多くが「コンプライアンス」の
枠組みのなかでつくられるいま、
それでも“作り手”としての矜持を明らかにしたこの言葉は、
多様性も認められるべきこれからの社会に向けて、
決して忘れてはならないクリエイティブの核心を示したのです。
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