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100%の障害者もおりませんし、   100%の健常者もおりません。

「第23回ありのまま自立大賞」の
授賞式における
選考委員長の瑤子女王殿下の言葉です
(先日の『皇室ご一家』)。 

この賞は、障害を持つ人々が、
社会の中で自ら切り開いて
自立した生活を送り、
なお高い理想を掲げて
生きようとする活動を支援する目的で
設けられました。        

                     *

一応、「健常者」に入るであろう私も、
年齢と共に身体能力の衰えを実感します。
その意味では、人は皆、いつしか
「障害者」になるのであり、
極端に空間認識に欠ける私は
(運転免許返納しましたが、
そもそも、
まともに運転できません)、
大きく分ければ
障害者であると言って
よいと思うのです。

恐らく瑤子さまは、

人は障害者と健常者に二分される
ものではなく、それぞれに
逆の要素を抱えている存在なのだから、
もっと理解し合うべき、


というメッセージを
発信されたかったのではないか。

                           *
特に駅の構内で、プラットホームで、
あたかも壁をつくられた中にいるような
障害者の姿を見て、
それを思わずにいられないのです
(微力ながら今年も数度、私は
抱えられている障害に
手を差し伸べた。
でも時間に余裕がないと
できない場合も多い)。

※冒頭の言葉は、正しくは父である故寬仁親王殿下が、
    瑤子さまによく言われていた言葉だそうです。


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