いま、つまらない顔をしている奴に、明るい未来はあるのか。

これはアフリカを中心に少数民族の姿を撮影するヨシダナギさんに
その少数民族の一人、Aさんが語りかけた言葉です
(先日の『SWITCHインタビュー 達人達(たち)』)。

ヨシダさんは「何でお前はつまんなそうな顔をしてるんだ」
というAさんの質問に
「いまは楽しいんだけど、帰ったときの生活のことを
考えてた、ちょっとね。ごめんね」と答えた。
するとAさんは
「まだ分からない明日、明後日、それより先のことを考えて
暗い顔をしてたら元も子もないんじゃないか」

と言って、冒頭のタイトルの言葉を言い放ったのです。

ヨシダさんは、
「いまを生きてる彼らが、(物質的には恵まれていないにも関わらず)
私たち以上に幸せに思える」
と感想を語っています。

過去にも未来にも煩わされず、いまを生きる、
という至言がここにも生きていました。

「今日一日、みんなでお腹いっぱい食べられて寝られたら、
これ以上、幸せなことないんじゃないか」。

これもAさんの言葉です。

命が理不尽に、一瞬にして失われるいま、この言葉も深くしみます。

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