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星景写真のお話|#7|星景写真向けのレンズ②私が使っているレンズのお薦め紹介

予告通り、私の保有するレンズの中で、星景写真にお勧めのレンズを紹介します。私の保有するフルサイズ用レンズのデータベースを作成中なんですが、、

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標準レンズよりも広角な、以下のレンズが星景写真にはお勧めです。特に黄色で抜いてあるレンズがお薦めになります。これらのレンズについて紹介します。

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① EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM

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Canon純正の魚眼ズーム。出た時から良く使ってます。特徴は何よりも8mm全周魚眼としても15mm対角魚眼としてもこれ1本で使えるところです。当時は画期的でした。今はNikonも同じようなレンズを出してます。昨年のデジタルカメラマガジン(2019年5月号)でもこのレンズを紹介しました。

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長所
8mm全周魚眼としても15mm対角魚眼としてもこれ1本で使える。もちろん間も。ズームだが比較的コンパクトで軽い。描写は周辺まで素晴らしい。
短所
8mmにするにはフードも外す必要がある。F4は星景用としては暗い。


② SAMYANG XP10mm F3.5 (キヤノン EF用)

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サムヤンの最近の超広角10mmのレンズです。高性能なXPシリーズです。特徴は何といってもフルサイズ10mmの超広角。唯一無二の存在です。まだ買ったばかりです。数回しか使ってません。

長所
フルサイズ10mmの超広角。これに尽きます。描写もXPシリーズだけあって周辺も良像。しっかりした造り。
短所
しっかりしてる分、やや重い。10mmでは仕方ないものの、F3.5は少し暗い。フードの脱着がやややりにくい。


③ SAMYANG 14mm F2.8 ED AS IF UMC

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昔から「貧乏神レンズ」として超有名なレンズです。今更説明の必要はないかも知れません。私は結局、3本購入しています。ただ、色々とクセはあるので、初心者の方にはむしろ高級版のXPシリーズをお薦めします。

長所
安い。周辺はやや流れるものの、値段を超越した写り。F4以上に絞れるなら周辺も問題なし。
短所
いわゆる樽型の歪曲収差がひどい。現像時にすぐ補正出来るので問題はない。フードが固定(短所なのかどうか)。経年変化がある(かも?)。ピント位置がバラバラ(私の3本はどれも違う、1本は∞にならず返品)ピントが全面で合わない場合がある。


④ ZEISS Distagon T* 2.8/21

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昔から「神レンズ」として超有名なレンズですが、使っている人をあまり見た事がありません。私は古くから良く使っています。もう旧レンズで後継は Milvus 2.8/21になります。 多分、中味はほぼ同じ。今なら、SONY限定で良ければ新しい FE20mm F1.8G を買うかなあ。

長所
最高の画質。もちろんいつも開放で使用。古臭いが直線的デザインがかっこいい。
短所
重い。今となっては単焦点F2.8は暗いと言えよう。その割にフィルターサイズが82mmと大きい。


⑤ SONY FE 24mm F1.4 GM

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SONY純正の有名レンズ。収差等の問題はあるが、良く出来たレンズ。

長所
厳しい事を言わなければ、開放でも使える。24mmF1.4としては最高のレンズ(なんだろう)比較的、軽量小型。
短所
以前のnoteにも書いている通り、SONYのサイトの例の画像のような周辺まで星が点、はウソ。周辺のコマ収差の他、パープルフリンジも気になる。


こんなところでしょうか。
Youtubeではもっと多めにご紹介する予定です。


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