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大切な人を大切にするだけでいい

「全員に好かれる必要は無い」とは言うけれど、私は学生の頃からみんなに好かれたかった。

というか誰からも嫌われたくなくて、実際、嫌われないかわりに空気のような存在だった。

ふとした瞬間に「私って必要ないんだ」と思って虚しくなることが多かった。

友達が私抜きで話しているのを見るだけで、その場から消えたくなった。

マッチングアプリでできた彼も、本当は自分じゃなくてもいいんだろうなと思い、私から別れを切り出した。

全部自己肯定感の低さから来るものだけど、どうしても拭いきれなくていつも勝手に悲しんでいた。

そんな生き方をしてきたけれど、社会人になって仕事ばかりしていると、本当に大切なものが見えてきた。

みんなに好かれることは素晴らしいことだけど、そんな人は中々いない。

そもそも自分はみんなから好かれるほど人格が優れてるわけでも、特段器用なわけでもない。

逆に、不器用で大切にできるものが少ないからこそ、小さなことを拾い上げ、それを伝えられる。

そうして地道に生きることで、大切な人ができる。そして、私はその人を大切にする。

そうすることが自分に合っていた。そうしてできた繋がりは、強かった。

周りからどう思われようがその人がいるだけで安心できる、そんな大切な存在。

たった数人そんな人がいるだけで十分。
支えられていることを実感している。




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