オレたちの「SUM41」が解散するってよ。
開いた口が塞がらないとはこのことだ。友人からのLINEでその悲劇を知った。
そうだ、オレたちの「SUM41」が解散するというビッグニュースだ。
『信じられない。信じたくない。』明らかに動揺を隠せない僕の心は、そんなはずはない。嘘であってくれ。心の中でそう叫んでいた。
恐る恐る、インターネット検索で「さむふぉーてぃーわん 解散」と打ち込んだ。
間違いであってくれ…。そんな僕の儚き願いは届かず、信じたくない悲劇は現実のものとなった。誠に残念無念である。
実はあの時から、少しおかしいと感じていた。今年のPUNKSPRINGの公演をキャンセルしたことだ。LIVEの1週間前くらいの話だったので、相当に緊急性の高いことがあったのだろう。
このキャンセルと、今回の解散が、直接的な関係があるかどうかは分からないが、この時、バンドを存続させることが難しくなるような事案が、もしかしたら起きていたのかもしれない。
ここで、SUM41からの解散に向けてのコメントを掲載しておく。
誠に悲しい話ではあるが、唯一の希望は、ツアーが残っていること、最後のアルバムがリリースされるということである。
話変わって、オレ(ここから、オレという個人表記を使わせてください)と「SUM41」の出会いは、2002年に発売された『ダズ・ディス・ルック・インフェクテッド?』というアルバムからだった。
当時、「Still Waiting」という曲を聴いて、鳥肌が立ったことを今でも忘れていない。
オレの音楽ルーツは、学生時代にメタル・ハードロックにハマり、速弾きとかスイープとか、ライトハンドとか、ツーバスの音に疲れて、シンプルなパンクロックに流れて落ち着いた。
この大好きな2つのジャンルの音楽をミックスして、なおかつ、何このキャッチーなメロディ。なんだ、この大好物ばかりを集めた幕内弁当みたいなバンドは。最初の感想はそんな感じだった。(失礼な表現だったら申し訳ない)
中でも、一番聴いた曲は、Half Hour of Powerの「Makes No Difference」だろう。完全なる西海岸系のメロコアサウンドだ。
やはり、オレは生粋のメロディックパンクロッカーらしい。
オレ自身も、いよいよ14年の歴史に幕を下ろすのだが、SUM41は27年。
27年もの長い歴史を終わらすというのは、想像できないくらいに悩み苦しんだであろうし、それぞれにとっても大きな決断だったのではないかと思う。
前向きに考えれば、SUM41というビッグバンドが解散するからこそ、散らばったメンバーたちの中から、また偉大なるバンドが誕生するきっかけになるかもしれない。
それを楽しみに今宵はビールを飲みたいと思う。
SUM41の未来に栄光あれ!
最後に鷺沼にある不動産屋さんが、一生懸命、SUM41の「Still Waiting」を弾いているの、ぜひ見てやってほしい。元気が出るよ。
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