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[読書] 働き方/稲盛和夫

こんにちは、noriです。
今日は、経営者として有名な稲盛さんの本をご紹介いたします。

【著書について】


稲盛さんと言えば、京セラやKDDI (旧 第二電電)を創立された方で、
日本を代表する経営者の1人として知られています。
また、盛和塾と呼ばれる、若手経営者に対して経営哲学を教えていた方でもありました。
(盛和塾は2019年に終了)

本著は、そんな稲盛さんが出版されているシリーズの1部です。
そのほかに、『生き方』『考え方』などの本も出されております。
(私はこれらを読了していないので、今後読み進める予定です。)

【本著を読もうと思ったキッカケ】

経営論や自己啓発を続けている方であれば、
『経営の神様』の松下幸之助さん、『現代経営学』のピーター・ドラッカーさんなどと同じように、稲盛さんの著書は避けて通れない道です。

私は今回、仏教の本を通じてこの本と出会いました。
(稲盛さんは臨済宗の僧籍を持っておられます。)

人の生き方を説く仏教と、営利企業の運営を目的とする経営。
両者の考えは、同じであるとは想像しがたい。
しかし、稲盛さんは仏教の考えを経営に取り入れているらしい……。
このギャップを感じたことが、今回読もうと思ったキッカケです。


【本を読んだ感想】

本著は、稲盛さんの経験に基づいたエピソードを交えながら、
『仕事にどう取り組むべきか』という理念が書かれていました。

正直、エピソードは昭和の労働観も含まれていたので、
人によってはネガティブな感想になるだろうと思います。
しかし仕事の取り組み方については、学ぶべき情報が多いと感じました。

私は仕事を『生活する上で必要なもの ≒ 義務』と捉えていたのですが、
稲盛さんは仕事を『万病に効く薬』と、冒頭で説いています。
ここの前提で食い違うことは驚きでしたし、多くの方も私と同じではないでしょうか。

仕事自体の捉え方が違うので、着眼点や行動も斜め上。
そんな本なので、読み進めるほどに気付かされることがあります。
ベストとパーフェクトの違いなどは、目から鱗でした。

若い人で、なおかつ向上心を持って仕事に取り組まれる方は、
『何を伝えたいか』を意識して読まれることをオススメします。

※ちなみに仏教に関しては、六波羅蜜について書かれていました。
 仏教用語を避けた形で表現されている部分が多かったため、
 おそらく一般の方にも分かりやすく書かれたのだと思います。



それでは、また。


【著書情報】

題名:働き方 -「なぜ働くのか」「いかに働くのか」
著者:稲盛 和夫
出版:三笠書房


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