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独学の限界を理解する

スキルを習得するには、そのスキルの基礎を身に付けなくては、何事も上達はしない。石の上にも3年と言った言葉は、古風な考え方では思う一方でスキルを磨くため下積み期間は、大成をなすには必要不可欠なことである。

写真の技術は、父親のカメラを使って独学で学んだもの。少年時代は、インターネットも基礎スキルを掲載する雑誌なかったですし、周りにも写真をしている人はいませんでしたので、機材の使い方は、父親の見よう見真似をして学び、絞り、シャッタースピード、露出などのセッティングは、撮った写真を見て、次の撮影時に設定を変えるという試行錯誤を行なっての写真技術の習得でした。昔は、デジタルカメラの様に、撮ったその場で写り具合を確認することも、何枚も取り直しをすることも気軽にできないですからね。なけなしのお小遣いでフイルムを買って現像する。金銭的に、24枚とか36枚というフイルムの限られた枚数が1ヶ月の学べる限界でしたので、撮影の前段階の準備とか、1枚1枚は、本当に真剣になりましたね。。

今振り返りると、その様な試行錯誤の独学は、写真を撮るスキルとしては身につきましたが、写真を表現する技術は、全く身についていなかった様に思います。

デジタルカメラや画像編集ソフトが普及した今、カメラの操作・セッティング技術は、写真の基礎のほんのほんの一部であり、極端なことを言うと、全てのセッティングをオートにしてしまっても綺麗な写真は撮れてしまう(綺麗な写真が、良いしゃしんとは思いませんが)ので、良い写真を表現する写真の基礎は、幅広くスキルを身につけておく方がベターです。

では、同様にスキルや知識を習得し、経験を積むと良いのか?自分が撮りたい写真を人から学べる環境は、絶対的に必要だと思います。写真そのものを学ぶということは、写真への考え方、撮影時のマインド、編集表現方法は、独学では本格的なプロを目指すには限界があり、アート系学校に通ったり、師匠となる人にアシスタントとして学ぶことは、避けられないと思います。学校や、アシスタントの経験は、写真やアート関係の人脈作りにもなるので、撮影のチャンスが得られ、ビジネスとしても取り組みやすくなりますしね。

こんな考え方はあるものの、私の撮影の取り組みは会社員とのパラレル状態。写真を本格的に学ぶことはしてきていないので、今後ファッションの撮影を取り組んでいくには、環境を少しづつ変えていく必要がある。

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